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米川さんの絵本つくります

イラストをデジタルで残す

タイトルのイラストは、黒百合ヒュッテを営む米川正利さんが描いてくださったものです。
もともとこのイラストは、2017年11月12日に長野県茅野市にあるゆいわーく茅野にて野口健さんの講演が行われました時のもの。

もともとは米川正利さんの長男で現在小屋番を継ぐ岳樹さんが野口さんや事務所スタッフさんと親しく、その関係から実現できた講演会でしたが、さらに当日、同センター内に野口さんが代表のNPOピークエイドがご厚意にて、熊本大地震の際の避難所として設置したテント村の再現セットやエレベスト登山に使用したジャケットやブーツ、エベレストで拾ってきたゴミなどを朝はやくからスタッフさんが展示してくださりました。

そのご厚意へのお礼に何かないかしらと考え、ピークエイドの活動写真と野口健さんのサインとイラストをカードに印刷し、その写真に写っていたネパールの子供たちのために当日チャリティポストカード販売しました。

チャリティカード制作のためのイラストはその他、展示準備のために人手が必要で準備のお願いしたところ快く集まり手伝ってくださった女性の方々、チャリティ販売の趣旨に賛同してくださった近隣の町にある短大の絵を描くのが得意な学生さんや卒業生さん達、地元高校の美術部の学生および顧問の先生、そして今回紹介していく北八ヶ岳黒百合ヒュッテの米川正利さん、皆様が協力してくださりたくさんのイラストが集まりました。
この絵はその時、筆で描いてくださった米川正利さんの原画のひとつです。

原画は私の手元にずっとあり、見るたびにほのぼのと山小屋の暮らしを通して山や自然を愛しく見つめている事が伝わるイラストで、これをただ私の手元に置いておくのはもったいない、残す方法はないかしらと考え始めました。絵だけではなく、米川さんそして奥様からは、山について無知な私にいつも丁寧に親切に山の事を多くお話してくださり、お話から多くの自然や生き方を私は学ぶ事ができお世話になり続けています。

そしてお聞きした事はとても貴重なお話ばかりで、私ひとりのなかで終えるのは勿体ない、またご夫婦にも何か形としてお礼をしたい、せっかくならこのイラストがどのような経験やお気持ちを思い出して書かれたのか、文章を添え電子書籍化なり記事にできないかしらと考えたのが事の始まりです。

また2020年はいろいろな事が起こり、自由に行動できない年となりました。明日自分が生きているかもわからない年となりました。

そんななか、私自身がデジタルの世界で仕事をしてきた証としてお客様からのご依頼ではないものであっても後世に残ってもよいものを作っておいてみたいなぁと思うようになりました。

また登山好きの方が山々の自然や山小屋に想いをはせることができたり、米川さんの視線を通して山で出会う様々な物事を見ることができたら楽しいだろうなあと思うのです。
イラストにプラスして文章を追加したり、音声も追加したりとかしたら楽しさは倍増することでしょう。

海外に住む友人に、友人もいつかは訪れたいと願う山小屋のイラスト電子書籍を作りたいのねと話をしていた時、英語版も制作しても素敵ねという夢話までしていました。
楽しそう! 海外の友人ともこの2020年は会うこともできず、皆気持ちが沈んでいたなか、自分のなかだけでも考えるだけでもわくわくする事、考えるだけでも楽しい事は良いもので、作ってみようと思い立った次第です。
ただし

問題は、これ以上の時間を自分が作る事ができるかどうか。

実際のところ、自分自身の現在がどこまで以上がオーバーワークなのかわからぬ状態。自分が自分に依頼した仕事としてと考えなければ、きっと怠け者の私のこと、いっこうに作業は進まないでしょう。
唯一「期限がない、せかされない、収益あがらなくてもよいかしら」の誘惑なる言葉が頭と心をよぎり。ということは、完成がいつになるかわからないということでしょうか。その点はお許しくださいませ。

noteの使い方もまだままならぬ者ですので、のんびりじっくり、お話を聞きながら、書物を読みながら作っていきたいと思います。
自分自身のお仕事をきちんとしっかり完璧にしながらのお話です。広げすぎずに、でも期待していてください

まずはタイトルから考えなくてはいけませんね。
○○さんのイラスト集、○○さんの絵日記。などなど。
のんびりと、でも焦りながら作っていきたいと思います。

米川正利さんの写真掲載しておきまいす。2018年9月22日午後2時頃ご自宅にて。初めてアレクサと米川さんがお話した日です。

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追記 米川さんの絵本を作ります

2020年初秋に米川さん宅にて美味しい珈琲いただきながら雑談していたなかで、私が「米川さんが描かれたイラスト好きです。絵を電子書籍化してみたいのです」というお話をしました。その後も何度か米川さん宅でおしゃべり等はしていたのですが、例のごとく実行力に欠ける私はイラストの事を深くお話はせずになんとなく過ごしていました。
そして2020年暮れにご挨拶におうかがいした際、米川さんはイラストの事を覚えていてくださり、作ってみましょうか、という現実的なお話となりました。
そして年明けにお電話頂き2021年1月17日午後、米川さん宅に新年のご挨拶をしながら、私と夫、米川正利さんと奥様の4名のなかで、具体的に私が作りたいと思う内容のお話をし、同席3名から面白そうだね、作ってみましょうよと、実際につくりだすお話となりました。
日頃からすべての事に対して思ってみてもなかなか実行に移せずにいる私に、「やってみようか」とトントントンっと背中を押してくれたのはやっぱり米川さんでした。

そして
2021年1月15日夜、お電話いただきご自宅にてひとつ描きなおしたイラストと文章を見せていただき、そしてタイトルが決まりました。
米川さんの絵本
これから米川さんご夫婦と相談しながら大切にすすめていきます。いつも美味しい珈琲をだしてくださります。珈琲のみながらお話も音声記録できればと思っています。そして、私のような登山をしない人、山を知らない子供たちにも自然の魅力が伝わること、そして八ヶ岳を愛する登山者や専門的な方にもお読みいただけるものにしたいと思っております。

お楽しみに。

ちなみに山にまったく関心もない私が山に関係しアーカイブとして残しておこうと思ったきっかけはこちらの記事。

私がなぜ物事を残したいかは、マガジンのエッセイ「はじめまして」に書きました。
また残しておかないといけないと現実に後悔した出来事をマガジンのエッセイ「残しておきたいもの」に書きました。

どうぞよろしくお願いいたします。


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