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NPOのプロジェクトを進める時に黙ってスルーしてはいけない3タイプの人

複数人でプロジェクトをしていると、いろんな人の意見があります。立場が上の人やクライアント、同僚、後輩などなど。その意見をまとめていかなくてはものごとは前に進みません。

プロジェクトで意見をまとめる4つの手順

意見をまとめる手順は以下4つがよくあるパターンです。

  1. 目的やゴールを共有する

  2. それぞれの視点から意見を出してもらい話を拡げる

  3. たたき台をつくって意見をもらう

  4. 最終的な成果物にする

私がNPOで働いている時は、この1→4をすすめていく事務局の役割が多かったです。

成果物の質は1と2でいい議論やフィードバックをもらえるかにかかっていて、プロジェクトのスピード感は3のたたき台を早く・ある程度の質でつくれるかに影響します。

黙ってスルーしてはいけない3タイプの人

この1,2,3がスムーズに進まない時も多いのですが、その時の原因となる人のタイプは3つあります。

1.目的を理解せず意見する人
2.視座のばらつきが大きすぎる人
3.批判的なものの見方はいいのだが、伝え方も批判的になってしまう大人げない人

事務局役だった私はスムーズにプロジェクトを進めたいと思っていたので、できるだけ反論など相対することは避けて、黙って進めていたのですが、黙っていることがプラスにならないことが多いなと実感しました。それからは、上記5つについては明確に介入するようにしています。

1.目的を理解せず意見する人

特に高齢の方や、とがった意見を持っている人に多い特徴です。打ち合わせの冒頭には目的を共有し、ずれたお話をされた時は、それは今回の目的から外れた領域のお話ですねと区別していきました。

これを放置すると、プロジェクト後半に「そもそも」とか言い出してちゃぶ台返しをされることにつながったりします。それは目的と目的でないものを混ぜたまま進めてしまうからですが、放置するとのちのち怖いです。

2.視座のばらつきが大きすぎる人

これは参加者のレベル感が異なりすぎている場合です。ある程度の拡がりはまとめられますが、あまりにも違いすぎると無理なので、そういう人をそもそも選ばない、もしくは外れてもらう必要があります。

途中で外すのは時間も浪費しますし、感情的なやりとりに発展してしまうことが多いです。でも目的を達成するにはそうするしかありません。

そうならないようにプロジェクトを始める前に座組みをどうするかをよく考える、視座がちがいすぎる人を途中で外せるようにしておくことなどが重要です。

3.批判的なものの見方はいいのだが、伝え方も批判的になってしまう大人げない人が多い時

秀逸であれば何でも許されると感じる学者肌気質の人に多いです。上下関係、契約関係、経験年数、IQなどなど、いろんな差を使ってマウンティングしながら秀逸の意見を言ってきます。

事務局をしていて一番精神的にけずられる奴です。これは最初が肝心で、ハラスメント発言した最初で「その発言いつもされているんですか?それそーとーやばいですよ。今回は黙っていますけど、それ社会的に炎上案件ですからね(笑)」くらい言っておかないと繰り返されます。

事務局役は偉い人や賢い人の召使いや奴隷ではありません。何されても許されることなんてないのです。そうしたハラスメント行為は許されないことを事前に伝えたり、そうした行為をされた場合は辞するくらいのコメントをしておかないと、気づかない人が残念ですが多いです。

さいごに

事務局の役割をしていると、ついつい自分の感情に蓋をして黙っていれば物事は進むと思いがちです。でも、スルーせずにきちんと対応した方が、成果もでるし、自分も気持ちよく作業に取り組めることの方が多いです。

NPOで事務局役をしている人は是非参考にしてもらいたいです。

公式LINEをしています。NPOの事務局をしているけど、ハラスメントがきつくてしんどい・・・などありましたらチャットで愚痴ってください。いくらでも聞きます。


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