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rakugaki_88「茶釜をマカロン」


bunbukuマカロン

みなさんは「分福茶釜」って知っていますでしょうか?
漢字だと難しそうですがひらがなですと「ぶんぶくちゃがま」で、少し親しみやすくなりますよね。
子供の頃、絵本などで知っていらっしゃる方もいるかも知れませんが、最近はあまり聞かないような気がします。
由来やストーリーは諸説あり、文福茶釜(ぶんぷくちゃがま)と呼ぶこともあるそうです。

代表的なストーリーは概ね以下のようなものだと思います。
「むかし、茂林寺の和尚さんが立派な茶釜を買って寺に持ち帰りますが、湯を沸かそうと茶釜を炉にかけると、茶釜から手、足、尻尾、顔を出して熱がる狸が現れます。
驚いた和尚さんは茶釜を屑屋に売りとばしてしまいます。
その夜、屑屋の男の前で茶釜はみずから姿をあらわし、狸が化けた茶釜だと正体をあかします。
狸は茶釜に化けたまま戻れなくなり、この姿では仲間の元に帰れなくなったことを告白し、屑屋には売らないで屑屋に住まわせて欲しいとお願いします。その代わり狸は芸をして稼ぎますともちかけます。
屑屋と狸は見世物小屋を立ち上げ、興行の中でも綱渡り芸は人気を博し大繁盛いたします。
たちまち屑屋は裕福になり、狸はいつしか「ぶんぶく(分福)」の愛称で呼ばれるようになりました。
こうして屑屋とぶんぶくは仲良く過ごしていたのですが、あるとき高熱を出したぶんぶくは倒れてしまいます。
屑屋は懸命に看病するのですがぶんぶくは亡くなってしまいます。
屑屋はぶんぶくへの感謝を込めて、茶釜をもとの茂林寺に返還しもうけの半分を布施とするとともに手厚く供養をしてもらいました。
以降、茶釜は茂林寺の宝となったのでした。」
ラストシーンですが、上記のようなぶんぶくが亡くなった説と、茂林寺の和尚さんと再会し寺に戻って何不自由なく暮らす説で分かれるみたいですね。

で、「ぶんぶくちゃがま」ってかわいいなぁと思っていたのですが、これアクセサリーにならないかと思案していました。
で、考えついたのが「bunbukuマカロン」というピアス/イヤリングです。

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茶釜って古臭いしピアス(イヤリング)にするのはハードルが高い・・・と思って、茶釜を今風にマカロンに変えて、尻尾に見立てたタッセルを付けたらどうかと考えました。
マカロンから尻尾に見立てたタッセルですよ。
可愛くありません?
そうなんです、昔話ブログと思わせて実はアクセサリーのブログだったというお話でした。
作品は3色のカラー展開で、ベージュコーデなどにも合いそうなアクセサリーとなっています。

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