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筋トレしたらムキムキになる?

筋トレをすると良い事がたくさんあります。

健康になる、痩せる、汗をかいて気持ち良い、カッコいい体になる、魅力的な体になる、アンチエイジングなどなど…

細かく挙げればキリが無いくらいで老若男女、全人類にオススメなのが筋トレですが、未だに根強い誤解があるのも事実です。

「ムキムキになりたくない!」

…すでに様々なメディア、研究者、トレーニー、SNSなどで否定されているにも関わらず、まだまだ誤解してる方が多いのも事実です。

ただ、筋トレに興味が無かったり、筋トレをした事が無い人にとってはこの誤解も当たり前だとも思います。

今日はボディメイクを語る上で避けて通れない、「筋トレすると『誰でも』『すぐにムキムキ』になる」という誤解を解いていきたいと思います。


筋肉が付くということ

すでに過去の記事で説明したように、筋肉が付く=筋肥大です。

適切なフォーム、重量、可動域でトレーニングしてしっかりと栄養と休養を取り、これを最低でも3ヶ月くらい、人によっては半年は継続していかなければ他人から見て気がつかれるほどの変化は出てきません。

にも関わらず、未だに誤解がある理由の一つはパンプアップを筋肉が付いたと勘違いしている、という事が考えられます。

パンプアップ

筋トレをすると筋肉が収縮と伸展を繰り返すことにより血流が高まり、さらに負荷が乗ることにより疲労物質や乳酸が溜まり、これらを薄めたり排出するために筋繊維に水分が流れ込む事によって一時的に筋肉が膨らみます。
これがパンプアップの簡単な説明です。

パンプアップは一時的なもので数時間もすれば元の体に戻ります。

このパンプアップを筋肉が付いたと勘違いしてしまう方が多いと思われわますが、筋肉はそんな簡単に付くことはありません。

繰り返しますが、計画的に適切に行って3ヶ月から半年はかかると言えます。

アナボリックとカタボリック

トレーニング、栄養、休養を計画的にかつ継続して行って少しずつ筋肉は大きくなったり成長したりしますが、同じトレーニング、同じ栄養素とカロリー、同じ休養時間、休養方法など、条件が同じでも筋肉が成長しやすい人と成長しにくい人がいます。

それは性別や個人差によるホルモンバランスの違いが大きな理由と言えます。

我々の体は筋肉や脂肪を常に作ったり分解したりを繰り返しています。

筋トレしたり走ったり、運動をすれば脳がその負荷に負けまいとして筋肉を作る指令を体に出し筋肉を作る作用が強く働きます(筋合成、アナボリック反応)。
また、高タンパクの食事をするだけでも指令の強度は下がるものの、脳は体に筋肉をつくる指令を出す事が分かっています。

逆に日常生活程度の、運動と言うよりは活動くらいの負荷(通勤、通学、家事など)だと、例えばベンチプレスで100kg、150kg挙げるような筋肉は不要なので脳は体に不要な筋肉は分解するよう指令を出し、筋肉が分解する作用が強くなっていきます(筋分解、カタボリック反応)。

これは筋肉は維持するだけでエネルギーがかさみ、さらに動かすとなると消費エネルギーが高くなるためです。

家から50mのコンビニに行くのに、いつも3000ccもあるスポーツカーで行ってたらコスパもタイパも悪いですよね?
体も同じで不要な、使わない筋肉は分解しようとします。

これを防ぐために継続してトレーニングを行い、脳にこの筋肉達は必要なものだ!と、思わせないといけないワケです。

筋肉が付きやすい人、筋肉が付きにくい人


筋肉が付きやすい人はアナボリック反応が高い人で、上述したように筋トレ、高タンパクの食事などでアナボリックホルモンであるテストステロンが多く分泌される人です。

またトレーニングと食事以外に生活習慣も大切です。
喫煙、飲酒、睡眠不足などはテストステロンの値を大きく下げるだけでなく、体にストレスを与える原因にもなります。

喫煙の習慣があり、お酒も毎日のように飲み、睡眠時間も4〜5時間で仕事に行って…みたいな生活を続けていると筋肉どころか不健康になる可能性大です。

またテストステロンは男性ホルモンとして有名で文字通り、男性と女性では男性の方が分泌量が多く、女性は筋肉が付きにくい理由の一つでもあります。

よく女性の方でダイエットしたいけどムキムキになりたくない!という理由で筋トレを拒否する方がいますが、はっきり言って杞憂です!

性別に関わらずほとんどの人はムキムキになろうと思っても「なれない」です。
トレーニング、食事、休養を死に物狂いで徹底して、数年間は継続してやっとなれるのがムキムキです!

たまにお酒を楽しんで、たまに休日前に夜更かしして翌日は昼過ぎまでぐっすり寝る、くらいなら問題ありませんが日常的に不健康な日々を送らないように気をつけましょう!

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