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Digital Thinkers Conference DAY2 まとめ

DAY2に行われたスピーチのまとめです。気の向くままに随時更新!
※スピーチはYoutubeにもアップされていくので、そちらも公開され次第、リンクを貼っていきたいと思います。

DAY1はこちら

カンファレンスの全体感についてはこちら


Accessible Design is Good for all

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Webアクセシビリティの重要性について。
アクセシビリティとは何かしら障害を抱えた人だけのためではなく、誰もが恩恵を受けるものである。そしてアクセシビリティの欠如によって多くの企業が機会損失をしているというお話。そしてデザイナーにもこの状況を考慮する責任があるというお話でした。
アクセシビリティについて詳しくはW3Cのガイドラインを参照、また色について考える時に便利なサイトや、Chromeのエクステンションもあるとのことだったので、実践に取り入れていき思いました。

Sabrina Hall (Scholastic)
https://www.sabrinahalldesigns.com/


Getting Personal Projects Made

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クライアントワークの他に、個人プロジェクトをやる理由について語ってくれました。彼らは60%をクライアントワーク、40%を個人プロジェクトに使うことにしているそうです。(バランスは人それぞれでOK)
個人プロジェクトはコンフォートゾーンを抜け出し、素人に返って多くを学ぶことができるまたとない機会です。またシンプルにやりたいことやる充足感は、単純にお金には変えがたいものがあるというお話でした。
事例として、30分のフォトショップから生まれた時計はMOMAで販売され、実体験から製作したドキュメンタリーはIEKAとの一大調査プロジェクトに発展したりと、結果的にクライアントワークにつながったり、実績を残しているだけに説得力がありました。なにより2人がとても生き生き語る姿は、羨ましくもありました。
個人プロジェクトは実務の肩書きに縛られず、様々なデザインにチャレンジできるチャンスともいえるので、積極的にトライしたいなと思いました。

Anton & Irene
http://antonandirene.com/


When everyone’s a designer, it’s time to rethink your strategy

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デザインの民主化が進む中、デザインで生業をたてているプロをプロたらしめるのは何か?という問いから始まったスピーチ。
クライアントの期待通りでなく、課題をリフレーミングし根本解決を図るのはデザイナーにとって大きなチャレンジ。具体的には大きなビジョンを描き戦略を練り、ロードマップを引く。それをアクション可能なサイズにブレイクダウンしていくと、クライアントも”できそう”と思えるようになる。ミッションやプロジェクトでなく、よい関係値を築けるよう意識している。よい関係値を持つことで、より大きなロードマップを引くことにもつながるとのこと。
そして、良いデザイナーは最初のアイデアに執着しない。知らないことが、よりクリエイティブなアイデアを生むこともある。ストイックにただ実行することでなく、学び続けることにマインドセットを変えようというお話もありました。
いかにたくさんのイテレーションを回し学習を繰り返しているかの事例もたくさん紹介してくれました。そのうちのひとつ、会社ロゴのリデザインプロセスのムービーは、見ているとデザイナーとしてゾクゾクするものがありました。

Jackie Black & George Kvasnikov (Fantasy)
https://fantasy.co/


Bringing Personality Back To The Web

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Webの体験におけるプライバシーについてのお話。
パスワード入力、ポップアップ、オプトインの導線などたくさんの事例を交えて、いかにユーザーのプライバシーが簡単に晒されてしまうか(その機会をデザイナーが作りだしてしまうか)を話してくれました。作り手として、ユーザーにとって良い体験設計とは?を今一度考え直すきっかけになりました。

Vitaly Friedman (Smashing Magazine)


A New Conversation on Brand Design: Connected Brands and the Power of Language

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ブランディングの文脈で、ことばとデザインについて。戦略、ビジュアル、ことば、体験は一緒に考える必要があり、ことばはそれぞれを繋ぎ合わせる役割がある。またブランドは統一性でなく密接性であるとも語っていました。
Evolved by natureの実例を元に。ネーミングそのものが顧客と対話するコミュニケーションのツールになること、他企業とのパートナーシップをも想定した拡張性を考慮したこと、それでいて端的にブランドのストーリーが語れていて耐久性を持っており、全ては戦略と、視覚的表現、システムをことばでつなぎブランディングとして昇華しているというお話でした。
単純に企業名やロゴタイプでブランドを語るには不十分であり、会話(コミュニケーション)に溶け込む設計が必要とされていることを感じました。

Jennifer Vano & Augustus Cook (R/GA)
https://www.rga.com/


Accessibility in the advertising industry

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Arnaud Tanielian (Stink Studios)
https://www.stinkstudios.com/


Tightening the loyalty loop through UX

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Maggie Brennan (Mediamonks)
https://www.wondersauce.com/


How The New York Times Applies Its Storytelling Techniques to Brands

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人の興味を邪魔してはいけない。興味を持たれるようにならなければ…ということで、ストーリーテリングのポイントについてのお話。
ストーリーテリングを通じて、企業は自分のいいところを語りがちだけれど、そんなときは野菜スムージーを思い出す。企業のメッセージは”
野菜”(体にいいけど美味しくない)なので、好きなもの(ストーリー)に混ぜて、消化しやすくする、という例えはとても分かり易かったです。
また、自社を物語の主人公にしたがるが、あくまでもオーディエンス(顧客自身)がヒーローであり、企業はヒーローが成し遂げたいことを遂行する時に助けてくれる、ヨーダみたいなものとも話していました。
スピーチの中で紹介されたムービーは、サイレントアニメーションですが、伝えたいストーリーが明確で感情に訴えるものがあります。ストーリーテリングについて考えるときは、まず方法でなくストーリーそのものの磨き込みが重要であり、情報そのものが安っぽいと、注目を集めるのに余計なコストがかかることも留意しておきたいと思いました。

Graham McDonnell (The New York Times)
http://www.grahammcdonnell.co.uk/


 Throw out the brief: commit to audience, culture, and tech. 

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Jordan Cuddy & Kaitlyn Greer (Jam3)
https://www.jam3.com/


Cognitive bias, pink elephants and sacred hamburgers

Invisionのデザインエバンジェリストである彼からは、デザインがビジネスにもたらすインパクトを加速させるには…というテーマでのお話。
デザインがもたらすビジネスへのインパクトは調査からも明らか。
デザインでブレイクスルーを起こすには、チームの観点では透明性(風通しがよいこと)、個人の観点では自分自身を理解すること、が共通して必要とされているそうです。

組織的にブレイクスルーを起こすには、確証バイアス、観測選択バイアス、プロジェクションバイアスなど様々なバイアスがあることを理解し、文化的な”無関心”をも突破しなければいけない。
また「自分がだれであるか?」に悩むクリエイターは多いが、誰かが期待する自分ではなく、自分自身に目を向け、正しく自分を理解しようとも話していました。とくにこの2つのフレーズが印象的でした
「Your differences are your strength, not your weakness.」
「Focus on who you are, not who you think everyone wants you to be.」
3年前からスタートしたポッドキャストでも、こういった話題に触れているとのことです。

Stephen Gates (Head Design Evangelist InvisionApp)
http://stephengates.com/


Designing an agency to redesign an industry

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Hannah Kreiswirth (AREA17)
https://area17.com/


Belief Systems - How to unlock your true potential

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ラストは、自分の限界を決め込まず、可能性を引き出そうというお話。
ものごとを見通す“レンズ”は自分の経験や意識から作られたもの。
"Pessimist sees the difficulty in every opportunity. Optimist sees the opportunity in every difficulty"
出来上がった思考パターンから抜け出すのは難しい(特に歳を重ねれば重ねるほど)けれど、変えることはできるはずだ!というとてもポジティブで、カンファレンスのラストにふさわしい、すべてのクリエイターを鼓舞するようなスピーチでした。

Chris Do (The Futur)
https://www.thefutur.com/

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