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久々のレッスンで想うこと

30年近く声楽の先生にボイストレーニングを受けている
音大で声楽の伴奏をしていた姉のそばで、プロ級の声楽を何度も聴き、アリアを歌いたい!という気持ちが芽生えた
アリアを歌うという素人には自力ではどうしてもできない夢を叶えてくれる先生を探していたころ、偶然めぐり会えた歌の先生✨
独身時代から結婚、出産、子育て、そして自分の子供まで先生にみていただた

自分の半生の紆余曲折、すべて把握しておられ、歌だけでなく心をどれだけ支えていただいたか計り知れない…

そんな先生にコロナ以来の久々のレッスンを受けた

教えていただいたのは身体と発声の調整、、そして曲はシューベルトのAve Maria
若かりし頃からみていただいているだけに、身体の衰えと緩みを指摘される

少しうまく言った時

「今の声、昔はそういう声だったのよ!」と言われた

若い時はあまり身体にたいする注意がたりなくても、ある程度は骨盤や骨盤底筋の支えがしっかりしているから、すぐに芯のある声がだせるが…歳を重ね日常生活に緊張感が欠けると、てきめんに支えが緩む

分かってはいたが…

「前はこんな声だったんだ」という指摘が、ことのほか心に刺さった

月日の流れを他人の子供の成長をみて驚く日々のなかで、自分の衰えには鈍感になっている

衰えと時間の感覚にたいする鈍化…👀

歳をとるにしたがって時間の感覚が短くなるというが、本当に去年の年賀状はさきほど書いたような感覚!?

ついこの前まで猛烈に暑かったのに、朝晩冷えて晩秋に向かっていることが、環境悪化でもしっかりと四季が来る日本の不思議さとありがたさを感じつつ…
それとともに時間の感覚が早まっている!?という自覚が「恐ろしい」という感覚を同時に感じる

こんな早さですすんでいくなら…
あっという間の老後、そして死期がやってくるであろうこと
やりたいことは今すぐやらないと時間はないであろうこと
親しい人や感謝している人、お世話になっている人には日頃から感謝をつたえておかないと言いそびれて後悔するのではないだろうか…とか
いろんな思いがわいてくる

久しぶりに先生のレッスンをうけてみて
月日の流れや老化に鈍化している自分に気づいただけでなく…
自分より一回りの上の先生の声は衰えるどころか進化されていることへの驚き👀と尊敬✨を感じる
日頃の努力と積み重ねとあくなき探究の成果✨✨
自分の甘さを反省するとともに
身体だけでなく心の緩みを自覚した

先生への感謝は底知れず
表しようもない域なのだが
本当に感謝を表すとしたら…

習ったことを怠らず、自分の本当の声を追求して、本当の美しい音楽を追求することをあきらめないこと!
それと与えてもらった数々の愛情ある言葉や行いを
また別の人に与え
世の中に循環させていくことかなぁ✨✨



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