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自分自身の調子に「気づく」


みなさん、こんばんは。
imacocoの寳迫暁子(ほうさこあきこ)です。


突然ですが、みなさんは、今、どんな調子でしょうか。


もしよければ、次の文章に進む前に、30秒くらいスペースを確保して、
「今どんな調子かな」ということを実際に探索してみてください。

「今、どんな調子でしょうか」と言われた時、ご自身にどんなことが起きたでしょうか。

近くに起きた出来事を振り返っていたかもしれませんし、
今の瞬間の身体やこころの状態に注意を向けたかもしれませんし、
あるいは、
ご自身の調子を探索する前に先の文章を読み進んでいる、ということもあるかもしれません。

自分の調子を探ってみる時、
自分自身がどのようにそれを行っているのか
そのことに気づく、というのも、
一つの興味深い体験になるかもしれません。

私は、自分自身の調子を探索するときには、いくつかの方法を使い分けています。

今ここで、リアルタイムに起きている自分の調子を探索するときは、マインドフルネスのボディスキャンという方法を使います。
MBSRという8週間のマインドフルネスのクラスの中では、40分程度、身体のあちらこちらに注意を向けていくのですが、日常の中では、全身をさーっとスキャンするような感覚で10秒〜30秒くらいの短い時間で使っています。
ああ、片首が収縮してずいぶん力が入っているなぁ(緊張しているみたい)とか。
全身が重たい感じがあるなぁ(ずいぶん疲れていたようだ)とか。
身体は色々な情報を私に送ってくれるので、そんなことに気づいていきます。

一連の出来事やストーリーの中で起きた自分の調子を探索するときは、外在化の方法を使います。
その出来事の事実、その時の身体の感覚、心の状態、思いや考え、実際にとった行動を書き出して、情報を整理しつつ、客観的に眺めてみる、ということをしてみます。
すっかり心に巻き込まれて、冷静な視点が持てていなかったようだ、とか。
意外と上手に自分の心と付き合えていたんじゃないか、とか。
複雑になった情報を全て頭の中で処理しようとすると、混乱してしまうのですが、自分の外にだして、目で見える形になると、色々なことに気づきます。

この二つの合わせ技は、数秒から1分くらいの中で自分に起きていることの探索と、10〜30分くらいの間に起きていることの探索とがバランス良くできて、結構良いコンビです。

みなさんは、どのようにご自身の調子に気づいていらっしゃいますか。
ぜひ、おうかがいしてみたいものです。


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