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4回目の心療内科 新たに生まれる不安への対処法をきいてみた

※見出し画像はあくまでイメージです。本文とは大して関係ありません。

今日は心療内科に行く日だ。
受診は4回目になる。

パニック障害による過呼吸や息苦しさはずいぶん少なくなった。ちょっと気分が悪くなって呼吸が苦しくなっても、「どうしよう!」と慌てることがなくなった。

これは心療内科の先生から
「過呼吸で亡くなった人はいませんので」「息苦しいって思い込んじゃってるだけなので」と
あっけらかんと言ってもらえたのが大きかった。

あとは、初めて過呼吸になって救急車を呼んだ時、ゼエゼエして横たわる私に、救急隊員の方が
「酸素、ちゃんと足りてるから心配いらないよ」
と言ってくれたことも、私の心の安定を保つ言葉として役立っている。

言われていることは至極当たり前なのだが、パニックになると心に変なスイッチが入ってしまう。
気にしなくていいことを気にしてしまうのだ。

ともかく、そういった冷静な言葉が私の支えとなり、過呼吸になるような精神状態は脱却できそうだ。

しかし、最近ちょっと気になることが。

ふと、「小さな具体的な不安」が出てくる時があるのだ。

実家に帰省中、夜寝る前にふと
「ガス、ちゃんと止めてきたっけ?」

ヘアアイロンを使って外出すると
「ちゃんと電源切って片付けたっけ」

なんだか、今まで気にもとめなかったような出来事が気になって、不安を大きくしてしまう。

これは良くないな、と思った。
昔の姉に似てる、と思った。

こっそりここに記してしまうが(お姉ちゃんごめん)
姉は以前強迫性障害にひどく悩んだ時期があった。身の回りのものなんでも怖がり、常に不安と戦ってとにかく生きづらそうだった。

私も今度はそんな症状が出てしまうんじゃないかとゾッとした。

幸い「小さな具体的な不安」に対し、今はそこまで考え込むことはしていない。ただやはり「考えてしまうことが不安」だったため、不安だと思った出来事を日付とあわせてノートに書き込んだ。

本日の診察では、基本的にそのノートを見せながらの説明になった。

「ここにあるようなことがいちいち気になってしまうんです」
「過呼吸や息苦しさは治まってきましたが、今度は別の不安を抱えそうで怖いです」
「『大丈夫!』『まあええわ』って切り替えられるような対処法というか、考え方ないですかね?」

みなさんの中で心療内科に通われている方は、どのようにお医者さんとコミュニケーションを取られているか分からないが、私は基本的に「先生は
サポート、操縦は私」と思って診察を受けている。
先生の言葉ぜんぶを受け入れることは難しいし(そもそもそんな器用なことできない)、先生に私の病気全部を解決してもらう気は無い。あくまで私が主体となって考え、自分をうまく操縦できるようにするために、ベテランパイロットさながらの心療内科の先生からアドバイスをもらう、という感じだ。自分に合うアドバイスならその後うまく操縦できる。私は毎回、操縦テクニックを上げてくれる先生からの「金言」を探し出すのに必死だ。

先生はまず
「自分に目が向きすぎてますね」と言った。

「過呼吸でもそうですけど、自分の呼吸大丈夫かな?とか。気になる出来事でも、自分ちゃんとできてるかな?とか、内に考えが行ってると思います。不安なもの、気にかけるものを持たなきゃいけないような気になってる状態ですね。」

つまり、過呼吸が治ってきた私は、自ら「新たな不安」を探してるってこと…?

「もっと外のものに目を向けることが大事です。今は自分のことばかり考えてしまうので、なるべく気をそらすことを習慣化させて、不安に思うことを減らしていきましょう」

「外のものって、例えばどんなものですか?」

「なんでもいいですよ。なんでも。散歩してみて、外から聞こえる音だったり、景色だったり。考えるよりまず動くことが大事。前もお話ししましたが、そういう点でも運動が1番効果的です」

考えるより動く。

「気をそらす、というのが良いと思います。それを続けていきましょう」

なるほど。
私のパニック障害は、立て続けに起こった辛い出来事を見て見ぬふりして発症したが、心が弱くなった今は気を紛らわすのが効果的なのね。
他のお医者さんもそうかもしれないが、私の担当の先生は基本的に「気にしない」を心がけるようアドバイスをくれる。
まあ、病気になるとそれがなかなか難しいことが多いのだけれど。

でも、「考えるより動く」という先生の言葉は私的に説得力があって分かりやすかったな。
とりあえず、そのスタンスでやってみよう。

その後診察を終え、漢方を処方してもらう。
漢方は1日に飲む回数も減らしてもらい、正直、あっても無くてもどっちでもいい、くらいにはなってきた。
が、とりあえず、不安になることもまだあるし、もうしばらく飲み続けようと思う。

「考えるより動く」
しばらくはこの言葉が私の操縦ガイドラインのメインになりそうだ。
自分で納得できる言葉をもらえて、ひとまず、ちょっと安心。あとは自分次第だ。

でも、ちょっとドキッとした。私は過呼吸がやっと治まってきたのに、新たな不安を自分で探していたのだ。それはつまり、「病気の自分」にちょっと慣れちゃってた自分がいたってこと、かもしれない。
い、嫌だーーーッ!!そんな悪循環!!!!

せっかく良くなっているのに…
このGW暇してて、自分のこと考え込む状況になりやすかったのかも…
生活スタイルもテキトーだったし…

もう一度、生活習慣を整えよう。
良くなってきたと思って、睡眠時間とかちょっとなあなあになってたな。
ちなみに、本日もまだ実家で過ごしている。
数日空けた一人暮らしのマンションに戻ることを、若干不安がっている自分がいる。

不安障害を持っている方も同じような気持ちになるのだろうか。
先生から「パニック障害も不安障害のひとつなので、そのふたつをまたいで病気になる方も珍しくはない」と言われた。たしかに、呼吸を気にするのも、身の回りを気にするのも、「自分に目が向きすぎている」という出発点は同じだ。

心ってとても繊細ですね。

大丈夫。落ち着いて私。
あなたが思ってるような不安は、基本、ほとんど起こらないから。
そんな不安より、間近に迫ったイリチル※のライブのこと考えなさい。
※ただnuが今どハマりしている韓国のボーイズグループ

同じような悩みを抱えた方、一緒に頑張っていきましょう!ウチら、健康優良児!今はちょ〜っと元気ないだけですよ。本当の私たちはもっと元気で、生き生きとしてます。病気なんかに心を支配されないで。ほんとの私たちを取り戻しましょう!

今日も、ありがとうございました。-✰

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