#1 新卒1年目で退社してワーホリにきた話
「とりあえず3年社会人生活した方がいい。」と言う声をフル無視し、社会人2年目を迎えようとしていた3月に退社し、オーストラリアワーホリを決意したどこにでもいる24歳のお話し。
1.人が足りてないベンチャー企業に就職した編
遡ること私が大学3年生の春。
一刻も早く就活を終わらせて、休学なしで海外生活するぞ!と意気込んでいた私の計画を打ち砕いたのが、「新型コロナウイルス」。
バイトも旅行もできず暇になった私は、意識高めの友達の影響を受けて就活を開始。ありとあらゆるサイトに登録し、性格診断も受けまくり、よくわからんセミナーにも多数参加!
なんとな〜くそれっぽい軸も見つけて、大学3年生の3月に10年目ベンチャー企業の内定をゲットし、就活終了!
理想だった地元案件を学生インターンながら任せてもらえた私は、ただの人員不足で回されただけとも知らず、
「私、めちゃくちゃ期待されてる!」
と、大学4年インターンしまくり、迎えた入社式。
午前中で、入社式はあっけなく終わり、その後締め切りが迫る企画書の作成をひたすらこなしまくる。卒論もろくなものを出せなかった私が、一発で合格ラインの企画書を作れるわけもなく、「ん〜、60点くらいかな!」と戻された締切前日の夜7時。
やべ〜〜!社会人てこんな時間ないの!!
仕事終わった〜!と退社できる日なんて1日もない。
早めに帰宅した日は、ただ明日の自分に託して現実逃避をした日。
朝7:00に始まるお叱り確定の社長との会議。
休日、溜まった仕事もやる気が出ず、気づけば日曜の夕方。
そんな日々を過ごすと、キラキラしていた将来に少しずつモヤがかかり始める。
「私が仕事できないからだ。頑張ろう!」
「証券会社の友達に比べたらまだマシな方だ。頑張ろう!」
「先輩に迷惑かけてばっかり。頑張ろう!」
気持ちでは、頑張ろうと前向きでも、少しずつ体に異変が現れた。
咳が止まらない。息がしづらい。自分の首を絞めるのが癖になる。コロナかも?と思い、診断を受けた5月。
「ストレス溜めすぎていないですか?次のGWは休めそうですか?」
診断書を見て、心配そうにこちらを見つめる薬剤師の方の一言に、ポロポロと涙が溢れ出て止まらなかった。
あー、しんどい。辞めたい。きつい。
そんな時に、唯一の同期がストレスで退社。
一緒に辞めやしないかと心配した人事や上司から設定される面談の数々。
「大丈夫です!むしろ吹っ切れてやる気が出ました!」
めんどくさい新入社員と思われたくなく、承認欲求の強い私は、
相談することもなく、建前で面談をこなしていった。
そして、負けず嫌いの私は、1年未満で絶対に辞めないと覚悟を決めた。
#2に続く
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