【1分小説】美人でずるい彼女の秘密
私は、美人でいつも得している高校の同級生まやがずっと羨ましかった。私と同様に大学から上京しまやは、彼氏かわからない男からアップルのヘッドフォンをプレゼントされたり、いとも簡単に広告代理店に入社したり、まやのずるい生き方に私はただ憧れていた。
まやは誰もが認める美人で、彼女の鮮麗された顔立ちはそのまま「美人」という言葉の体現だった。彼女はまさに高嶺の花で、高校時代周りから憧れの目で見られていた。当時、年上の彼氏から高校生は手が届かないブランドの贈り物もされていた。そんな憧れの