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IKEAはどうやって勝つか?

最近話題ニュース一覧から姿を消していますが、「大塚家具」さん低迷していますね。

別に大塚家具さんに特段の思い入れがある訳ではないのですが、非常に気になった記事がこちら

ちょっと長いのですが、引用をさせてもらうと、

イケアにとって、この消費者の「ネットで何でも買うことが出来る」というフィルター・思考枠は売上を低下させるネガティブなフィルター・思考枠である。(中略)・・・・コカ・コーラは世の中の消費者がコカ・コーラを「不健康は良くない」「カロリーが高いものは良くない」というネガティブなフィルター・思考枠が強くなってきていることに気づき、そのネガティブなフィルター・思考枠を削除するために「コカ・コーラゼロ」を発売し解決しようとした経緯がある。同じようにイケアにとっても、この消費者に新たに生まれたフィルター・思考枠が解消すべき問題となったわけだが、コカ・コーラのようにはいかない。イケアはどうすべきなのだろうか?

私の見解では、IKEAは日本上陸当初からネット販売戦略に最初は力を入れず、大規模な品揃えとフィンランド発のブランディングを筆頭にやってきた。そしてデザイン性、機能性、価格帯などはニトリ、無印などを圧倒してきたが、最近は引けをとっていないと思う。

消費が上がっていない中、わざわざ遠方まで出向いて購入するよりも、Amazon・楽天・ヨドバシのようにECサイトでコトが足りてしまうので、ネットに力を入れていなかった分、IKEAも大塚家具もうかうかしていられないということだと思います。

解決の糸口として、私が考えるのは、↓の図書です。

2006年に読んだ本ですが、今読んでもさすが!と思う視点があります。それは、今後も使っていきたいフレーズ、「意識の高い消費者」というのがあります。

例えば、一昔前まで全て無農薬の野菜しか取り扱わない価格の高いスーパーなんて流行るなんて思っていませんでしたが、米国のWhole Foodsは今や普通に各州・都市のどこでもあります。

どんな分野にでもこの「意識の高い消費者」がいて、そこに向けてのマーケティングが重要になると・・・そういう話です。

↑のことを踏まえてIKEAの今後を考えると・・・どういった「新しい価値を創造」するといいのでしょう?もしかするといままで「意識の低い消費者」を対象に単にビジネスを行ってきたのかもしれません。

なるべく安い価格でいいモノと思われるもの。
でも飽きられているのでは?競合にやりこめられてるのではないでしょうか?

意識の高い消費者からすると世界各国の主要都市にとんでもない量の製品が船のコンテナで送られて、大量に破棄処分になっていることを考えると、近い将来淘汰されてしまうことが目に見えます。

もうすこし頭を整理してIKEAが勝つ方法を勝手に考えてみたいと思います。

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