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人間たらしめているもの それから『みどりのゆび』
どうやら、うちの玄関ドアの横にトカゲが棲み着いているようで、チョロチョロしているのをみかけます。そういえば去年もみたな、と。暖かくなってでてきたのでしょうね。
ちょっとギョッとするのですが、家の守り人という感じもするし、あるがままにしてあげるつもりでいます。(^^)
さて。
昔買った、2019年11月号の『母の友』のなかの福岡伸一さん(生物学者)のことばが未だに印象に残っています。
チョット長い引用になってしまうのですが、すみません。
生物の中で人間だけの特徴が『長い子ども時代がある』ということです。…これは生物として非常に不思議なこと。…私は、この長い子ども時代こそが、人間を人間たらしめている、と言えるのではないかと考えています。生物は、大人になってしまうと、子孫を残すために闘わないといけません。オス同士で争わなくてはいけないし、メスもよいオスを選ばないといけない。だから常にそういった諍いごとで汲々としている。しかし、子ども時代はそこから無縁でいられるのです。だからこそ、センス・オブ・ワンダー(「自然の神秘さや不思議さに目をみはる感性」)を存分に培うことができる。素直な好奇心にもとづいて、探求することができる。そしてそれが、その人の基盤になっていくのではないか。子どもは早く大人になりたいと願うものですが、大人になったとき、その人を支えていくのは、子ども時代に体感したセンス・オブ・ワンダーなのです
なぜ、自然は、ヒトにそういう期間を与えたのでしょうかね。
やっぱりヒトという生物には、心(抵抗がなければ精神性とか魂というもの)を磨くために、生を授けているから、ということなのでしょうかね。
大人になって子どもの姿を見ると、ピュアな心の大切さを思わざるを得ないですから。
小さな子どもたちの姿を見ると、月並みですが、もう「ほんと、天使だな~」って思っちゃいますよねぇ(*^^*)
生き抜くことに忙しくしながらも、あなたたち人間は、この心を忘れてはいけないのだよ、中心に置いて成り立たせるように努めなさいよ、と、そうささやきかけているのでしょうか。
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追記
『みどりのゆび』は、いつかジブリ美術館内の本棚で出会った絵本。少年チトの問いが、だいじなものを心に深く語りかけます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました(^^)。
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