見出し画像

当たり前を再定義する。

こんにちは、だいきです。

普段住んでいる場所に固定化するのではなく、
旅をして、新しい世界を知っていくと、
今までの当たり前が変わり、
自分が属する団体やコミュニティ、国の文化を再発見することがあります。

今日、ネパールの小学校で教育関係の仕事をしていた方をお会いしましたが、その方は、日本の掃除の文化をネパールでプレゼンしたと言っていました。

ネパールでは、道端にゴミが散乱していて、
牛が道端のごみを食べている様子を見たと言います。

その光景を見て、ネパールの環境を改善していくには、
日本の掃除の様式が当てはまるのではないかと考えました。

日本では、小学校の頃から当たり前のように掃除をしていますが、
元をたどれば、これもまた文化的な背景があり、
身も心も綺麗にする日本の伝統的な文化が現象化したものです。

なので、日本独自の文化でもあり、
他の国に行けば、その国では全く知られていないことでもあります。

掃除をすると、どんな良いことがあるかは、
日本に住んでいれば、何となくわかることですが、
共通の文化的な背景を持たない人たちに一から説明するのは、
かなり難度の高い作業でもあります。

例えば、いちじくの味ってどのようなものですか?
と聞かれたときに、
パッと、相手が納得するような答えを提示できる人は少ないと思います。

いちじくの味は、食べたことがある人なら当たり前のように知っていて、
わざわざ説明することではないからです。

この当たり前を自分の中で再定義していく作業が、
異なる文化を持っている人たちとのコミュニケーションで要求されるスキルなのだと思います。

なので、相手が自分の言葉や言葉の持つ概念を全く知らないという前提で話をするので、異なる文化圏でのコミュニケーションは活発に行われています。

自分と相手の当たり前をすり合わせるように、
同じ文化圏に居れば、説明しなくてもわかることを、
きちんと順を追って説明する必要があります。

まず、日本の掃除の文化って何だろう?
そもそも掃除が生まれた背景って?
掃除があるのと無いのとでは何が違う?
掃除が環境や人の精神に及ぼす影響って?
などなど、

今までより深く、物事を知ることができるので、
旅をすると、面白い発見が沢山あるのだろうと思います。

言葉をきちんと説明するには、
当たり前を再定義する必要があり、
相手が自分とは異なる背景を持っているという前提に立って、
話を進めていく態度が求められます。

イラにも、たまに異なる文化圏の方々がいらっしゃいますが、
共通項を探って、理解や共感を示したり、
自分たちが知らない情報を教えてもらったり、
逆に、相手が知らない情報を教えたり、
お互いの文化や価値観を尊重すると、
相手を通して、物事を深く知ることができます。

これからも、様々な文化的な背景を持つ方々を繋いで、
地球をひとつなぎにしていきたいなと思います。

それでは、良い一日を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?