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自己肯定感高く、幸せに生きられる人を増やしたい〜将来の夢について考える〜

冒頭のセミタイトルを崩すようだが、私には明確に将来の夢はない。こうなりたいとか、こんなことを成し遂げたいとか特にないし、特定の社会課題に関心があるわけでもない。

ただ、学生時代から一貫して、「自己肯定感高く、幸せに生きられる人を増やしたい」という軸は変わらず、幸せに人生を生きるための一つのアプローチとして「仕事人生」に焦点を当て、人々の仕事に対する捉え方、考え方、仕事の在り方をポジティブにしていく仕事をし続けたいと思っている。そのために今のところ最適なのが「人材業界」だと思っており、もっというと「転職エージェント」の仕事だと考えている。

そう考えるようになった大学時代の原体験が3つある。
一つ目は、学生団体の取り組みを通じて、「人の人生やキャリア、成長や価値観に触れることの楽しさややりがい」を強く感じたこと。関わった方が以前の自分よりもアップデートされていく瞬間、それにより、人生がより豊かになる瞬間に立ち会える喜びと、そこにほんの少しでも介在できた嬉しさを感じていた。

二つ目は、日本の「熱意ある社員」が5%と世界でも最低水準であることへの課題意識だ。この調査結果を大学時代に知り、衝撃を受けた。人生の中でも多くの時間を費やす「仕事」に対して、ネガティブに捉えている人がこんなにもいることに「勿体なさ」を感じた。調査結果の記事では、社員のエンゲージメントを高めるための経営層の取り組みが話されているが、人材業界で、転職エージェントという仕事でも解決できることが多くあると思う。人々の強みや個性、価値観を本人が気づいていないことまで顕在化し理解し、それに応じて働く場所を選ぶことで、仕事に対する捉え方を変えることができると考えている。

そして三つ目は、自分自身の経験。これまでの人生、真面目で責任感の強い性格も相まって、どちらかと言うとダラダラ過ごした時期よりも、何かに打ち込んでいた時期の方が多いけれども、中にはいろんな理由でやり切れず気力を失ってしまった時期も何度もある。それは、挫折からの立ち直り方が分からなかったり、未来に希望を持てていなかったり、目標をなくし燃え尽き症候群になっていたりと色々な要因があるけれど、振り返ってみたときに、「なんて勿体無い時期を過ごしていたんだ」と感じ、よく言うとその経験のおかげで気づけたこともあるけれど、充実していたかと言うと決してそんなこともない時期だ。その時期の存在が、自分への自信を失う一つの要素とも言える気がする。だからこそ、二つ目の理由と相まって、人生の中で過ごす時間が長い「仕事」の中で、熱意を持って打ち込めた経験があると、人生ももっと豊かになるし、自分への自信も大きくなると思う。それ自体が、「自己肯定感」を上げる大切な要素だと信じており、自己肯定感が高いと人生に感じる幸せの度合いも大きくなると思っている。

そして、仕事に対して考えを深めたり、もっと言うと人生や自分自身を見つめる一つのきっかけになるのが「転職」であり、その成功がその人の人生を大きく占める「仕事人生」をより豊かにするための場所(=職場)を選ぶことにつながる。仕事に対する捉え方が変わったり、少しでも今よりもやりがいやワクワクを見出すことができたら、自分への自信や生きる意味をより強く感じられる人が増えたり、それが生きる喜びや幸せ、毎日の充実感につながっていく。そしてそれが、会社での仕事の生産性向上へとつながり、社会への貢献につながる。社会に貢献していることを実感できれば、より幸せを感じることができる。

私自身、何か明確な将来の夢があるわけではないけれど、確固たる軸としては、上記のように思える人を多く生み出すべく、適材適所となるように人と企業をつなぐことで社会に貢献していきたい。

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