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コロナ禍で国外へ出て受けた衝撃

◆ おそらく私は変わった

いきなり自分の話になりますが。

私は非常に保守的なほうです。

びびりだし、極端なことを言えば、家から出ないのが幸せってぐらいの人間。

外に出ずに原稿を書き続けることが多い職業を選んだのはそれなんじゃないかって気すらしてくるほどなので、疫病流行での自粛はそんなに苦でもありませんでした。

まわりでは「旅行したい」とか「もう限界」という声も多くきかれ

「いやー、ぜんぜんだなあ」

と、言っていた私が、つい最近海外に飛んだのでまわりや読者の皆さまから少々驚かれました。

この時節、海外に行くとなれば賛否あるのは覚悟していたのですが、どうしても行かなければと思う気持ちが強かったのです。

行った先はハワイ。

私は、エッセイで3冊ハワイ本を出させて頂いており、ハワイ関連の連載も持たせて頂いていたり、youtubeチャンネルで動画もUPしています。

ハワイコンテンツで表現をはじめてから、20年弱ぐらいでしょうか。

ハワイを自分が、日本人が、世界中がなぜ好きなのか、魅了されるのか、言葉にできない部分を言葉にしたくて、見えないしっぽを追いかけるように書き続けてきました。

疫病流行により渡航ができなくなり、世の中の状況を考えてyoutubeにアップする予定だったたくさんの動画UPも一旦お休みして、静かにしていた時期もありました。

その間にも、観光依存度が高いハワイでは3人に1人が失業している計算となるほどに経済状況がひっ迫しはじめ、自分の直接的な知人たちも大変な状況になってきました。

楽しい時ばかり取り扱って、大変な状況になるとだんまりで自分はいいのだろうか。

そういう気持ちが起こる中で、少しずつストックのyoutube動画をアップ再開しはじめたり、今のハワイに向けての気持ちを伝えたりという表現をしはじめた矢先、少々条件付きではありますが、日本からハワイ渡航が解禁となりました。

世界の状況は日々変化しているので、いつキャンセルになってもいい覚悟でチケットとホテルをおさえ、短い日数ではありますがハワイへ行くことを決意。

私が行った2020年11月〜12月初旬の段階で、クリアしなければならない条件はいくつかありました。

*ハワイ州が指定する病院(日本)で、渡航72時間以内にPCR検査を受け、陰性証明書を発行してもらうこと

*帰国後すぐ成田空港で抗体検査を受けること

*抗体検査が陰性の場合は自宅へ帰れるが、公共交通機関は使用できない(私の場合は、専用のタクシーをお願いしました)

*帰国日から2週間、不要不急以外は自主隔離生活をおくる

*帰国後毎日ラインで届く(もしくは保健所からの電話)に返事をし、アンケートに答える

こうしてまとめてみると、すごく面倒そうではありますが、やればいいだけのことで、きちんとやればハワイに行けるわけです。正直思ったより大変ではありませんでした。

もちろん私は、職種的に日程や時間に融通がきく職業であるのでそう言えるのですが、同時にこれだけの日程を確保するということはその日程分外での仕事を断らなければならず、自分の仕事に影響があるのも正直なところ。

この状況で仕事を断れば、場合によってはもう依頼されない可能性だってあるし、これはフリーランスのいいところでも悪いところでもあります。

それでも実行してみれば

「圧倒的に行って良かった」

としか言えないのが正直すぎる感想です。

(わーい、旅が楽しかったー)

ということだけではないんです。

この状況下で国外に出たことで、今、世界が、自分が抱えている「何か」そして人生に最も必要な「何か」が見えたことは、大きなことでした。

これを獲得できたことは、私の人生に大きな力をくれると確信しています。

その「何か」を少しでもシェアできればと、正直に記事にしますね。

◆ ネガティブの切り売りいい加減にしてください

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