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命と向き合う 

6月末、愛猫が体調を崩した。


日に日にご飯の量が減り、食べたいと催促するけどほんの少ししかお腹が受けつけてくれない。
今は小さなスプーン1杯分のごはんだけ。

食べ終わるとすごく疲れてすぐまた眠る。


体を思うように動かせず、寝返りがうてない。
体が痛いよ、反対側を向きたいよの合図をくれるから、楽な姿勢で眠れるようにサポートをする。



あんなに元気だったのに
体調を崩してから症状が悪くなるスピードがとても速い…



7月7日に迎えた19才のお誕生日


遠からずこんな日が来ることはわかっていたけれど、いざ直面すると崩れそうになる…




楽しい時も悲しい時も、私が闘病中の辛い時も、ずっと変わらずそばにいてくれた大切な子、

この子のために
私ができることは何だろう



病院に連れて行って点滴したら楽になるかな

検査したら効くお薬がわかって回復するかな

病院に勧められた、ごはんをシリンジに入れて食べさせる強制給餌をしたら
もっと一緒にいられるかな


たくさん考えて
たくさん迷って
たくさん泣いた


いろんな選択肢が頭の中をぐるぐるする。



でもこういう考えは
自分の気持ちを楽にするためのこと。

この子に何かしてあげることで、自分を納得させて後悔しないようにするため。

自分のため。


もちろん、検査や点滴が必要な時もあるけど、今は違う。

頭ではとっくにわかっていたのに
この子を失うのが怖くて、ずっと気持ちが揺れていた。



心を決めて
どっしり腰を据えなければ
私のエゴで大切なこの子を振り回してしまう。


私の願いは
この子が最後まで幸せな時間を過ごすこと。


1日、1分、1秒
無理に命を引き延ばすことではない。


だから決めた。

この子が嫌なことは何ひとつしない。
強制給餌をしたり、病院に連れて行って点滴をしたり、お薬をたくさん飲ませたりしない。



自然の流れに身を委ねよう

最後まで命が輝くように
この子の生きる力に任せよう

安心なこの家で
できるだけ一緒にいよう





そばを離れると不安になるのか
ないて私を呼んでくれる。

撫でると安心した顔で気持ちよさそうに目を閉じる。



先のことを考えるだけで
涙が止まらなくなるけど

今という時間に自分を留める


かわいい寝顔
柔らかい体
ふわふわな毛
触った感触


一緒にいられる今この時が
たまらなく愛おしい



過去や未来じゃなく
私たちは 今ここにいる




今ここ
私たちは一緒に生きている



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