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⭐️6歳か7歳頃父からの性的虐待、その後も
痴漢や性的暴力を受けた経験があり性に関して
かなり歪んだ観念を持っていました。
結婚をし娘も産まれて、
これで、ようやく両親のことに囚われないで
生きれる、
忙しくも心は昔に比べればずっと
落ち着いて、夫と娘との生活を
過ごしてきましたが
時折湧いてくる、虚無感、孤独感、罪悪感
自己否定。
ある時、自分とちゃんと向き合わなければ
ならないと感じ
ヒプノセラピーを受けたことが
きっかけで
精神世界へと入っていきました。
禁煙に成功し 
ヒーリングやエネルギーワークを学ぶ機会に恵まれ
わたしの人生はより豊かになっていきました。
しかし、ふと

(父はなぜわたしにだけ性的ないたずらを
したのか?)
妹もいますが妹は無かったそうです。
もし性癖としてあるのなら
妹にも何かあったはずです。
なぜわたしだけだったのか、
また、そこでわたしの心はモヤモヤと
し始めました。
なぜ?理由が知りたい、そういう思いが
日が経つにつれ強くなっていきました。

🌏🌏🌏
ある日、私は父に電話をしました。

「話たいこと、聞きたいことがある」
父は「何かあったの?」と聞いてきましたが
「会ったときに話す。」と言ったので
それ以上聞いてくることはありませんでした。

そして夫も娘もいない
平日の昼間に家に来てもらいました。

20年ほど前のことなので
記憶が曖昧なところもありますが
父は
グレーのジャケットに
会社に来ていくような感じの
スーツのズボンみたいな素材の
洋服で、
きちんとした身なりでした。

元々Tシャツにデニムとか
スウェットを着る人ではないのですが
お酒に酔っていないときは
穏やかで静かな父、
あの日私の目の前にいた父は
そんな感じでした。
話がある、会ったときに話す、なんて言ったことは
ほとんど、もしかしたら一度も言ったこと無かったので
父としては
深刻な話、真剣に聞かなければならないこと、と
思ったのかもしれません。
離婚の話だと思ったかもしれません。
後で、離婚のことだと思ったと
言われたような気がします。

話そうかどうしようか考えていたときは
父を目の前にして
やっぱり世間話で終わらせてしまい
言いたいこと、聞きたいことが言えないかもなとか
ものすごく感情的になって
泣いてしまうのではないかと
思ったのですが、私は意外に
冷静でした。

ただどんな言い方で
父に話をしたのかあまり覚えてないのですが
父が家に入り向かい合って座って
すぐに淡々と話ができたと思います。

「子供の頃下着に手を入れられて
触られたことが今でも強く残っている、
私はこの出来事をずっと気にして
苦しんできた。
なぜ私にだけそれをしてきたのかわからないので聞きたい、私はそのことをずっと心の傷として抱えてきた。
どういうつもりだったのか聞きたい。」

そんなニュアンスで聞いたと思います。

父は驚いた様子でしたが
まず一言

「確かにそういうことをしたのは
覚えているけど、まさかずっと気にしていたとは
思いもよらなかった。」
と言ってきました。

「お風呂に一緒に入ったときも
私の股間にお父さんの性器を押し付けてきた
記憶もあって、このことは誰にも言っちゃダメだよと
言われた記憶がある。」と話したら

父は「誰にも言っちゃダメだとは言ってない」

私の話を聞きながら
父は下を向きながら記憶を辿っているように
見えました。
それを見て
父の中では大したことではない、言われなければ
思い出さなかった記憶だったんだな、と
思いました。

父が、「夜勤から帰ってきて
昼間寝ているときIKUが布団によく入ってくることが
あって、そういうことをしたのは覚えているけど
そんなに気にしていたとも思わなかった。
かなり寝ぼけていたので
お母さんと間違えてしまったのかとも思った。
虐待をするつもりは無かった。
でも行為としては虐待と思われても仕方が無いと
思っている。」

それを聞いた私は
私が布団に入ったことが
いけなかったのかと
受け止めました。私のせいにしてるんじゃないかと。
わたしはモヤモヤした気持ちになりましたが
父に聞きました。

「お母さんとの間に何かあった?
夫婦が上手くいってなかったとかストレスとか」

父は「そういうわけではない、
そういうつもりじゃなかったと言っても
IKUからしたら虐待だと思われても仕方が無い、
申し訳ない」

私は、
とりあえず、父に聞くという
ミッションを終えることができた、
という安堵感でした。

私は
「今日はわざわざ来てくれて
話を聞いてくれてありがとう。」と
言いました。

すると、父が
「子供が1人というのは
何か影響してるのかな。」と
聞いてきたので
※1人娘なのです。
おそらく夫婦関係に影響を与えてしまったことが
気になったのだと思います。

私は
「それは関係無いよ。夫に持病があるのも
あって1人で充分だよね、と夫とは話し合って
そうしてるから」と
言ったら父は少しほっとした様子に見えました。

その後は多分少し世間話をして
夜ご飯一緒に食べる?と聞いたような
気がするのですが
「帰る」と言われたと記憶しています。

父に話せたこと
父がどう思っていたのかがわかったことで
私の中でのモヤモヤは少し晴れました。

自分でも以外でしたが
結構冷静に話ができたと思います。

父にどんな態度を取られようが
ぜんぶ受け入れよう
と腹を括ったからだと思います。

これで、父に対してのわだかまりは
徐々に解消されるかと思ったのですが
やはり、私は
自分が被害者でいることを
辞めたくなかったようです。




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