BMX競技の中村輪夢選手のニュースを見て、支援学校勤務時代のある生徒さんのことを思い出した。
小さいときからBMXをやっていて、「BMXだけでやっていく」と言い切って就職などせずに卒業していったSくん。
私も含めて支援学校の教師たちは、「一応就職もしておいたらどう?」とお節介なことを言っていた。
けれどもしばらくすると、Sくんは本当にBMXだけでやっていけるようになっていた。
そんなある日、Sくんが大事故にあって生死の境をさまよっているという連絡があった。
職員室のときが止まったようだった。
その後、私は転勤し、彼の様子を聞くことがなかった。
もしかしたらその後の様子がわかるかも、と思ってネット検索してみた。
すると!
出るわ出るわ、Sくん=志賀勇也くんの記事!
ウイキペディアにものっている。
ヤフーニュースでも話題になっている。
ヤフーニュースの記事から引用
なんと、勇也くんは見事な復活を遂げていた!
そして、
なんと、高校で特別非常勤講師として教壇に立っていた!
上の記事より引用
小さいときから病気がちで、学習障害もあり、そして大事故に合って、ぞれでも壮絶なリハビリを乗り越えて大復活を遂げた勇也くんはすごい。
大谷翔平選手や藤井聡太さんもすばらしいけれど、こんなに身近にも、同じぐらいすごい若者がいた。
そして、そんな勇也くんの力を信じて支え、見守り続けられたお母さんは偉大です!