クルムロフ【騙し絵と森に隠された、世界一美しい街】
こんにちは。いこです。
チェコのチェスキー・クルムロフに来ています。
ここは「世界一美しい街」と言われる、チェコ南部の小さな街。16世紀の街並みがそのまま残っているそうです。
世界一美しい街を見てみよう
ではさっそく見てみます。
↑門をくぐると……
↑なにやら大きい尖塔が見えてきます。チェスキー・クルムロフ城です。
↑階段を抜け、しばらく行くと……
おおお、見晴らしのいいところに出た!
流れている川はモルダウ川です。
クルムロフとは「川の湾曲部の湿地帯」という意味らしく、その名の通り、街中が、くねくね走るモルダウ川に包まれたようになっています。
↑ボート漕いでる人もいました。気持ち良さそう。
この街は、13世紀に建設が始まったのはいいんですが、どうも財政難から何度も荒廃を繰り返してきたらしく、第二次世界大戦以降は一時無人になるほど。現在は人が住んでいるそうです。
だまし絵の街
鋭い方は、上の、城や階段の写真に違和感を抱いたことでしょう。
何しろ財政難に見舞われた土地なので、まともに塀を築くことも、壁に立体的な装飾を施すこともできません。
「そうだ、壁に絵を描いて、それっぽく見せよう!」
ということで、この街には「だまし絵」があふれています。
↑城壁はよく見ると、ぜんぶ絵。
↑階段の壁も絵。
こんなやり方は、クルムロフだけじゃなくて、意外とよくあるらしいです(笑)
でも遠くから見たら、案外きれいに見えちゃうんですよねー。
↑左が城ですが、違和感ないですよね(笑)
この街で作られているエッゲンベルグというビールと一緒に一枚。美味しいです。
↑家から突き出た雨どい。鳥の形をしている! ギザギザの歯がキュート。
街の中に降りてみよう
街に降りて、歩いてみます。
↑のんびり時間が流れています。避暑にいいですね。ちょっとだけ、島根県の津和野を思い出す風景。
↑かわいい建物が続きます。
↑プラハよりもこぢんまりとしていて、子どもが小さな積み木を置いて作ったような雰囲気になります。
↑日本のゲームで見たことあるような、冒険したくなる路地。
こういう路地を見てて思うのは、日本の有名なゲームの「ゼルダの伝説」とか「ドラゴンクエスト」とか、相当こういうヨーロッパの風景を参考にしているよな、ということです。
それくらい既視感があるし、ゲームの世界がそのまま浮き出てきたようにすら見えてきます。
チェスキー・クルムロフの写真を使って作られたゲームもあるんじゃないでしょうか? (笑)
テレビゲームの好きだった(好きな)少年たちの、心の原風景は、実は中世ヨーロッパの街並みにあったのかもしれません。
↑このパブの雰囲気も、なーんか既視感あるんです(笑)
レストランで休憩
一通り街を見たので、レストランで休憩して帰ります。
エッゲンベルグのダーク。麦芽を焦がした味が強く出たビール。
↑ベーコンとミレット(キビ)を使った料理。美味しいんだけど、これ一品を食べ続けるのはつらかった。
こんな具合にレストランで美味しくビールを飲んでいると、とつぜんの雨。
この旅では何度となくプラハの土砂降りに遭遇してるんですが、この日も突然の雨に降られました。
バス停まで走って帰って、プラハのアパートへ帰宅。プラハ-クルムロフ間は車で3時間です。なかなか楽しい小旅行でした。
p.s.
バスを待ってる間に買ったお菓子が、完全にブラックサンダーの食感。
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