Emiso100

カリフォルニア東西南北20年。から関東にまた帰る。リアルスナフキンなわたしのフィルター…

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カリフォルニア東西南北20年。から関東にまた帰る。リアルスナフキンなわたしのフィルターに映るあれこれを綴る。2024年からアメブロで「憩い」について発信してます。

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  • カラテキッドとコブラ会

最近の記事

COSMOS 永遠のはて より

COSMOS カール・セーガン (下) pg.163 「10 永遠のはて」より抜粋 クエーサーのことを考えると わたしたちは、深い謎に直面する。 だが、クエーサーが、 どのような爆発だったとしても ひとつだけ明らかだと思われることがある。 それは、このような激烈な出来事は 聞いたこともないような大破壊を伴うということである。 クエーサーの爆発があるたびに 何百万という世界が完全に破壊されるだろう そのような世界のなかには 生物が住んでいる世界もあるだろうし 何

    • 情緒と創造

      なんども反芻しないと ほんとうにはわからなそうなので ここに記録用として残しておく。 情緒と創造 岡 潔著 (講談社) ふつう私たちの住んでいる世界の見方 (理性の世界) 1)アイリスが咲き終わり今は5月。牡丹の蕾が膨らんでいる。(知的な見方) 2)アイリスの葉もみどり。牡丹の葉もみどり。(感覚的な見方) それ以外の見方 4)まだあります。 これはいままで だれもいっていないと思うのですが、 わたしは、これを情緒と見るのです。 それでは情緒と見ると言うのは ど

      • 自閉症の僕が飛びはねる理由

        『自閉症の僕が飛びはねる理由』 東田直樹著 角川つばさ文庫  わたしは常々、 地球は宇宙1.0 そんな星で暮らす我々は 宇宙人1.0 だと思っている。 つまりそれくらいの進化レベルなのだと。 地球人は、なんでも型にはめようとしすぎる 当然だけど、そぐわないものは生きずらい。 不思議なことに、今では多くの人が、 『生きずらい』といっているにも関わらず 一向に変わらない。 『型』は見えないけど、存在感はリアルだ。 見えないのに、”在る” から、みんな従う。 『心』

        • 「30までにとうるさくて」から20年。

          「30までにとうるさくて」 観た。 ドラマの主人公たちと同じ29歳のとき わたしも渋谷に住んで渋谷で仕事をしていた。 ドラマと同じように、 友達と集まって 表参道から少し細い通りに入った アジアンレストランで集まったり 出来たばかりのクラヴを廻ったりしてた。 ドラマと同じような悩みがみんなにあったり ドラマと同じように渋谷はわたし達の街だった ドラマの中で 仕事を辞めて婚約も解消して デンマークに留学した子が出てくるが わたしもぜんぶ辞めてアメリカへ行った。 あ

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        • カラテキッドとコブラ会
          3本

        記事

          障害をしゃべろう!

          インタビュー・構成 里見喜久夫 『コトノネ』編集長 里見さんの存在を知ったのは偶然で。 偶然、HNK第二をつけっぱなしにしていたとき インタビューが耳に入ってきた それがとても新鮮だった 素直な方だなぁ〜 これがファーストインプレッション。 好奇心溢れる方なんだろうなぁ〜 商売のセンスあるんだろうなぁ〜 文化芸術的豊かさを知ってる方なんだろうなぁ〜 会ってみたい そう強く思った。 とはいえ、いきなり翌日に オフィスまで道場破りするわけにもいかんから たのもぉ〜

          障害をしゃべろう!

          多様性のその先と

          雑記です。 〜〜 小3女子からこんなことを言われた。 ”昔は、女子は赤。 男子は黒のランドセルじゃないとダメだったんだよ。別に女子が全身黒でもいいじゃん。 それって差別だよね” うーん。。そーかなぁ? わたしは答える。 ”じゃあさ、全身ピンクで赤いランドセルで レインボーのステッカー貼った男子が居たらどうなの?” 小3女子たち失笑そして それはさすがにヤバい人でしょ? と返してくる。 ”それって差別だよね。” とわたしは容赦無く

          多様性のその先と

          『私の財産告白』 合本版 本多静六

          私の財産告白・私の生活流儀・人生計画の立て方 本多静六著 実業之日本社 1866年、慶応2年、埼玉生まれ。 東京山林学校に苦学の末入学。一度は落第するも首席で卒業。 その後、ドイツに私学留学してミュンヘン大学で博士号をとる。帰国後は大学教授職に就くが、その傍ら、貯蓄と投資を基礎とする独自の蓄財投資法で莫大な財産を築く。 日比谷公園の設計や 明治神宮の造林など先見性に満ちた大きな業績を残したり、60歳になると、匿名で全財産を寄付したりした。 モットーは、『人生即努力、努

          『私の財産告白』 合本版 本多静六

          加速主義と暮らし。維新と加速主義から抜粋

          内田樹の研究室 今回は上記記事の抜粋です。 ここ10年、なんだか世の中歯車が噛み合わないなぁとか、生きずらいなぁとか、そんな風に感じる人に読んでほしい記事です。 政策が成功していないのに 支持率だけ高い維新政治の実態は 大阪の人が実態をわかっていないから、、とする維新批判の人たちの意見に対して それはなんか違うような気がするけれど。。  と言うところから始まる。 これであります! わたしはずっとアメリカに暮らしていたので 世の中の変化が比較的マイルドな日本の暮ら

          加速主義と暮らし。維新と加速主義から抜粋

          躁鬱大学の学生になった。

          坂口恭平さんの文章は、note で無料公開されていますが「躁鬱大学』は、書籍としても新潮社から出版されております。 私の知人の兄妹が躁鬱病で、彼女が躁状態の時に丸一日一緒に過ごしたことがあって、その時は異様に、本当に疲れました。今でもそれがどんな風に異様で、どんな風に私をざわざわさせたか肌感(というか胃感で?)で鮮明に記憶しています。 サンフランシスコのミッション地区にいた時にマッサージのバイトを本業(当時は知的障がい者自立支援のお仕事で、アートクラスなどをやってた)の傍

          躁鬱大学の学生になった。

          ウバシカ。

          ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた 斎藤幸平著 KADOKAWA 読んで思ったこと。思いっきり自分に寄せてるけど。 ウーバーといえば、タクシー。というイメージです。 そういえば、昔はウーバーって相乗りが普通だったんだよなぁ〜。。なんてノスタルジックな想いに耽るのであった。本当、初期の頃には利用者同士で譲り合いとかもあったんだよなぁ。車内でみんなで一期一会の会話で盛り上がったりとか。それがあっという間に熾烈な客引き戦争みたいになってって、そしてUberは

          ウバシカ。

          ねじまき鳥クロニクル

          読了。 そしてわたしも光さす地上に戻ってきた。 暗い場所から帰って来れたのは よきものたちの祝福だ。 良いニュースはいつも小さな声で語られる 声が聞こえない 想いが届かない ... のではない。 いつも大切な事は小さな声で語られるのだ。 〜〜 世の中の大きな流れと 予め決められたシナリオ 暗闇 想像してはいけない 想像することがここでは命とりになるのだ 〜〜〜 何かがあなたから暴力的に損なわれたとき その解決には暴力がどうしても介入する。 なぜなら、あなた

          ねじまき鳥クロニクル

          利他と料理

          利他と料理 ミシマ社 土井善晴・中島岳志 感想)とても良かった。なのに、するりするりと頭に残らない。 なんでだろうと思ったが、 この本から新しい発見を得るということが あまりなかったからなのか? そ〜だよね〜!ウンウン。という、 いい意味で 流れていくような感じ。 そして、発見というよりかは、 共感してもらえた! そんな気持ちになりました。 そもそもわたしは、 計量スプーンできっちり測って作るタイプじゃないこと。ちゃんとしようと思うと急に料理が苦手に感じる。

          利他と料理

          災害ユートピア

          テキスト)災害ユートピア なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか レベッカ・ソルニット A paradise Built in Hell The extraordinary Communities that Arise in Disaster by Rebecca Solnit プロローグ 地獄へようこそ 地震、爆撃、大嵐。 その状況下で、人はまず何を思い、どう動くのか? 緊急時の状況での共同体、そして社会はどのようなものなのか? サンフランシスコ大地震、メキシコシティ

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          American Utopia

          テキスト)American Utopia ( David Byrne) directed by Spike Lee 2020年に、映画監督のスパイク・リーによってディレクトされたコンサート・フィルムです。 主演は、ディビット・バーン(元トーキングヘッズ) 日本では劇場公開だったのですよねぇ。 ブロードウェイで公演中、わたしはアメリカに居たのに観れなかったのですわ。 ま、 わたし、西海岸だし。 日本の自宅のスクリーンにて配信で視聴しました。 これは、映画館で観た方が

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          三島由紀夫vs東大全共闘

          テキスト)三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実 ネットフリックス 日々生きていて、涙するほど感動したり、突き動かされたり 深いところからの治癒を体験することがどれほどあるだろう 毎日の生活で、熱と敬意のある言霊に出会う機会があるだろう 熱と愛、力を持つ言葉を話す、聴く、会話する機会。 〜〜〜 これは1968年、学生運動の最中、 東大900号教室と呼ばれるホールで行われた 右翼(三島)と左翼(全共闘)の熱と誠意に満ちた オープンダイアローグのドキュメンタリーです。

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          陰翳礼讃 暗がりの中の美しさ

          テキスト)陰翳礼讃 谷崎潤一郎  ずいぶん昔に読んだことがあった。正月明けに久しぶりに本書を手に取った。 誰がか忘れたけど、老舗コメディアンの人がどこかで言ってた。 ”昔の女の人はお歯黒してたんだよね。若い人は知らないかもしれなけど 僕らが小さい頃は、ドラマや映画でも女優さんがやってた。 だけど今観たらきっと怖いだろうね。っていうか、そもそも、 なんで歯を黒くして、おまけに眉まで剃ったんだろう?” ”結婚したらもう魅力的に魅せる必要はないぞ。お前はもう家に入ったんだぞ

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