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新サービス導入には「きっかけ」が必要です。 ~キャッシュレス導入~

こんにちは、いっこくです。

あなたは買い物や支払いに
キャッシュレス決済を導入していますか?


今日はキャッシュレス導入に関するアンケートで興味深い結果が出ていたので紹介します。

三井住友カード株式会社は、
20代から60代までの男女500人に対して、


『キャッシュレス派 vs 現金派』


といった2つの決済方法に関する調査を実施してます

ポイントは、キャッシュレス・現金それぞれの決済方法が家計管理にどのような影響を及ぼすのかということです。


具体的なアンケートの内容は、

・キャッシュレス?現金?
 その決済方法を選ぶ理由とは

・現金派とキャッシュレス派、
 性格に違いがある?

・家計管理に関しては
 キャッシュレス派と現金派で違いは?

・キャッシュレス派と現金派、
 レシートの取り扱いに違いはある?

・お小遣い制はキャッシュレス派と現金派、 どっちが多い?

・キャッシュレス決済が増えたことで
 家計管理は変化した?

・キャッシュレス決済が増えた
 きっかけってどんなことだと思う?

・現金派の立場から語る
 キャッシュレス決済への想い

・現金派に「どんな状況ならキャッシュレス
 決済が増えると思う?」と質問

といったところです。

まとめ1


まとめ02

※各質問に対する詳細の結果説明は最後にリンクを紹介します。


ビジネスをしている立場としては
最後の2つの質問と結果に興味を持ちました。

・現金派の立場から語るキャッシュレス決済
 への想い

・現金派に「どんな状況ならキャッシュレス
 決済が増えると思う?」と質問

です。

そして、2つの質問に対する結果は次のようになりました。

画像1

画像2

このように、現金派としては

・「このままで」はキャッシュレス決済を
 増やしたいとは思わない

・しかし、「何かきっかけ」があれば
 キャッシュレス決済を導入したい

ということです。


では、「何かきっかけ」という"きっかけ"の答えについてはアンケート結果で次のような結果が出ています。

画像5


現在、販売企業はよく

「現金還元やポイント還元セール」

といった"導入することのメリット"を押し出すことで、お客様のキャッシュレス決済の推進を図ってます。

しかし、現金派のお客様が
「どのような状況」になった時に
キャッシュレス決済を増やすかのTOP3、

・ATMの手数料が
 500円ほど高額かかる

・キャッシュレス決済分の
 所得税が一部免除される

・支払うとき、消費税とは
 別に現金税が徴収される

を見る限り、現時点では販売企業側の「現金還元やポイント還元セール」では現金派のキャッシュレス決済化は進まないと思います。

つまり、

・販売者側は「快楽(飴を与える)」を与えることで
    キャッシュレス決済化を進める

・現金派側は「痛み(生活に苦痛を感じる)」
    感じないとキャッシュレス決済化しない

の違いです。


今後もどのように日本でキャッシュレス決済が進んでいるかに注目したいと思います。

それでは。

※今回のアンケートの調査結果報告は下記のリンクを参照ください。


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