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『おげんさんといっしょ』第5回・雑感(中)

先日の記事に引き続き、
『おげんさんといっしょ』の
内容を振り返っていきます。

1曲目は『サザエさん』の
エンディング曲、
2曲目は『デイ・ドリーム・ビリーバー』
でした。

続いて、今回の目玉企画といっても
過言ではないコーナーがありました。

それは『パぺトーーク!』
というコーナーです。

言わずもがなですが、
『アメトーーク!』のパロディーで、
このコーナーでは
かつて NHK で放送されていた
伝説の番組がコラボしました。

その番組というのが、
『ハッチポッチステーション』

『クインテット』

『ハッチポッチステーション』は、
’96~’05年に放送されていた番組です。

グッチ裕三とパペットの掛け合いによって
番組が進行され、
洋楽と童謡を組み合わせた
音楽コーナーが秀逸でした。

『クインテット』は、
’03~’13年に放送されていた番組で、
『ハッチポッチステーション』と同様、
パペットが登場する音楽番組です。

『クインテット』の音楽は、
クラシックや童謡が中心だったようですね。

『ハッチポッチステーション』の方は、
私もギリギリ知っている世代ですが、
『クインテット』の方は、
今回、はじめて知ったんですよね。

このコーナーでは、
それらの番組の出演者を
(ほとんどがパペット)
ゲストに招き、
過去の名作選と一緒に
番組を振り返りました。

正直に言って、
『ハッチポッチステーション』が
はじまった頃、
私はもう中学生だったので、
「子ども向けの番組」
と侮って観ていました。

でも、今回紹介された映像を観る限り、
すごい番組だったのがよくわかります。

なんせ、中学生の頃、
洋楽なんて全然知らなかったので、
元ネタがわかっていなかったんですね。

例えば、今回紹介された
クイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』と
『犬のおまわりさん』を掛け合わせた楽曲は、
PV をオマージュしていて、
再現度がすごいですし、
何よりもくだらなくておもしろいんですよ。

『サタデー・ナイト・フィーバー』の
パロディーで、
グッチ裕三扮する
「ジョン・トラボタル」というのも
秀逸でした。
(蛍で、おしりが光っている 笑)

こちらは『クラリネットをこわしちゃった』
とミックスされていました。

どっちも楽曲や映像の仕上がりがすごくて、
これは子どもの頃に観ても
その真価がわからなかったですね。

なんせ、元ネタを知らないので。

『クインテット』の方も
演奏前のパペットによる寸劇も含め、
音楽と映像の完成度が素晴らしかったです。

こんなに贅沢なものを観て
育った世代がいるのかぁと思うと
羨ましい気持ちになりました。

星野源も言っていましたが、
こういった番組を通じて、
小さな頃に自然と
音楽に触れあえる環境があるのは、
本当に恵まれたことだと思います。

かくいう、私も
クラシックとの出会いは、
NHK で放送されていた
『ゆめ』という番組でした。
(CG の映像と打ち込みの
 クラシックを組みわせた音楽番組)

コーナーの締めは、
『ハッチポッチステーション』
『クインテット』のメンバー、
おげんさん、ネズミのパペットによる
『うちで踊ろう』の演奏です。

この豪華バージョンの
『うちで踊ろう』も感動的でしたね。

なお、このコーナーのみ
VTR でしたが、
生放送の直前に収録されたそうです。

伝説の番組とのコラボに感動した
星野源は涙ぐんで喜んでいました。

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