マガジンのカバー画像

映画レビュー

81
映画レビューをまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

#2010年代

映画レビュー『キングスマン』(2014)ぶっ飛んだアクションシーンが満載!

見た目は上品な紳士、だが強い10年前に公開され 大ヒットした作品で、 今では人気シリーズに…

いっき82
1か月前
55

映画レビュー『シン・ゴジラ』(2016)防災とも深いかかわりがある作品

防災とも深いかかわりがある作品5年前にブログで書いた 書籍レビューを再掲載しました。 こ…

いっき82
5か月前
40

映画レビュー『裏切りのサーカス』(2011)スパイもつらいよ

地味にカッコいい映画本作はイギリス、フランス、ドイツ 合作のスパイ映画です。 「スパイ映…

いっき82
7か月前
43

映画レビュー『ビバリウム』(2019)夢のマイホームのはずが……

夢のマイホームのはずが……若いカップルが 新居の購入を検討しており、 不動産屋を訪れます…

いっき82
8か月前
45

映画レビュー『グリーンブック』(2018)お互いの違いを認め合った先に

実話をモチーフにした 白人と黒人の物語本作は1962年のアメリカであった 実話をモチーフにした…

いっき82
11か月前
62

映画レビュー『そして父になる』(2013)人によって「正解」が異なる問題

海外でも評価された是枝作品6月2日から 映画『怪物』が公開されています。 『怪物』は、音楽…

いっき82
1年前
44

映画レビュー『アトミック・ブロンド』(2017)俳優のアクションとピッタリ息が合ったカメラワーク

私とシャーリーズ・セロン主演のシャーリーズ・セロンは、 20代の頃によく劇場で観た 女優でした。 彼女が出ているから観た というわけではなく、 たまたま観たのが 彼女の出演作だったのです。 はじめて観る役者よりも 何度も観ている役者の方が 愛着も湧きますし、 観やすい感じがしますね。 しかし、その後、 20年もの間、彼女の出演作を 観ていませんでした。 最後に観たのは、 『モンスター』('03)ですね。 これも公開当時、劇場で観ました。 実在した娼婦の連続殺人犯を

映画レビュー『エスケープ・ルーム』(2019)賞金1万ドルの脱出ゲーム

賞金1万ドルの脱出ゲーム6人の男女に箱型のパズルが 届きました。 彼ら、彼女たちが 難解なパ…

いっき82
1年前
32

映画レビュー『ドクター・スリープ』(2019)どちらが勝つか、世紀の超能力バトル

前作『シャイニング』は こんな感じ有名な『シャイニング』の続編です。 『シャイニング』に…

いっき82
1年前
48

映画レビュー『レ・ミゼラブル』(2012)パリ、激動の18年

※2500字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 『レ・…

いっき82
1年前
66

映画レビュー『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)記者たちの勇敢な行動

神父による児童への性的虐待事件2002年1月、アメリカの 『ボストン・グローブ』紙が 取り上げ…

いっき82
1年前
47

映画レビュー『ツレがうつになりまして。』(2011)割れなかったことに価値がある

※2500字以上の記事です。  お時間のある時に、  お付き合いいただけると嬉しいです。 「う…

いっき82
1年前
54

映画レビュー『ジャコメッティ 最後の肖像』(2017)二日で完成するはずだった肖像画

ジャコメッティの彫像が細長い理由本作に登場する アルベルト・ジャコメッティは、 スイスの彫…

いっき82
1年前
47

映画レビュー『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)栄光など手にしなければ

栄光など手にしなければ人間は一度栄光を手にし、 それが失われると、 なんとも惨めな気持ちになるものです。 大スターでなくとも、 世間から見ればどんなに ささやかな栄光であっても、 その栄光が過ぎ去った時、 誰もが同じような心境になるでしょう。 そんな人間の惨めさを 見事に描いたのが本作です。 本作は2014年に公開され、アカデミー賞、 ヴェネツィア国際映画祭などで、 多くの賞を受賞しています。 主人公は、リーガン・トムソン、 (マイケル・キートン) 彼はかつて『バ