Toshiaki Iki

観察家 / こちらでも報告しています → https://soundcloud.co…

Toshiaki Iki

観察家 / こちらでも報告しています → https://soundcloud.com/user-752957432

マガジン

  • チビリストのチビ・リスツ

    • 17本

    ワビ・サビとも違う、ちょこっと美しくて、けれど、なんか恥ずかしようなモノやコト、勝手に名付けた「チビ」なコレクションです

  • 竹紙新聞

    • 13本

    「人や環境にやさしいことを考え、取り組み、行動を起こしたい。だけど、ソーシャルなことって、何から手をつければいいの?」な人を応援するコンテンツです。

  • One minute everyday sound

    フィールドレコーディングで半径3mの音を集めています。

  • 浅い考察

    見えているのに、意外と見ていなかったことのあれこれ。

最近の記事

いい音がする本、7冊。

あらためて、本っていいですよね…とくにパラパラとめくる時の音が。半径3mの範囲で鳴る音の中では、一二を争う音だと個人的には思っています。 ところで、「本の音」というと、思い出すのはフィールドレコーディングに関心を持つようになったきっかけのひとつ、Steve Rodenの「forms of paper」。ロサンゼルスの図書館の依頼でつくった作品らしいのですが、もとになった音ネタは本をめくる音などを録音したものだとか。ただ当時、実際の音源はなかなか手に入らなくってなかなか聴けな

    • 省略しないで理解できているか

      タンポポの綿毛ってどのようにできるか、ご存知ですか?恥ずかしながら、僕はきちんと理解していませんでした。 今のこの季節、街のそこかしこでタンポポが咲き、そして綿毛をいっぱい目にします。そうすると綿毛ってやっぱり興味惹かれる存在なんで、うちの5歳児的には黙っていられません。やっぱり「ふーっ」となるわけですが、ある日質問されました。 「花が、どうやって綿毛になるの?」 あれ?どうやってなるんでしょうね…。あのですね、、、わかりません。本当にどうやって花から綿毛になるんでしょ

      • 身近なかっこいい音

        フィールドレコーディングを始めた頃は、とにかくかっこいい音を録音したいと思ってました。かっこいい、ってなんだかわかりませんが、言い換えると、映える音を録音したいと思ったのです。 さて、どんな音がかっこいいのか? その当時、僕の中で気になっていたのが、水琴窟(すいきんくつ)。簡単に説明すると、地面に埋まっている大きなかめの中に、上から落ちた水滴の音が反響し、その音を楽しむという、なんとも風情のある仕組みです。この音を録音したら、さぞかし、かっこいいに違いないって考え、おも

        • 無意識でまとめてしまうあやうさ

          集合をつくる。つまりそれって、何かしらの意味づけをして分類するってことなんだと思っています。 本棚を整理する時にジャンルや背の高さで並べてみたり、カトラリーを形状で整理したり、食器を用途でまとめてみたり、自分なりの、なんかしらの理由をつけてグルーピング。それが見た目に整理されて美しいとか、どこにあるかが明快で使いやすい…とか考える以前に、身体が反射的に動いてしまうんです。なので、うちの子が集めてきたモノも、ついつい一緒になって分類したりして。 赤い実と緑の実、みたいに色で

        いい音がする本、7冊。

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        • チビリストのチビ・リスツ
          17本
        • 竹紙新聞
          13本
        • One minute everyday sound
          3本
        • 浅い考察
          3本

        記事

          塀はだれのものか

          もちろん塀にも持ち主がいて、その方のものなんだろうとは思いますけど。 今住んでいるところには小さいけど庭があって、その庭の先には、向かいの家と敷地を区切る境界線にブロック塀があります。はたしてこのブロック塀はどちらかの敷地に設置されているものなのか?それとも敷地の境界線上に共有物として立っているのか?よく見てみると、うちと向かいの境界線のところだけブロック塀で、うちも向かいもその他境界線部分は金網のフェンスが設置されています。 賃貸なので想像の域を出ませんが、きっと向かい

          塀はだれのものか

          自分の身につかない音

          団地の一階に僕の実家はあります。南に面したところに共用の庭があって、一階に住んでいる人は、自分の家の前であれば、花を植えたりと園芸を楽しんでいいことになっています。小さい頃は、そんな庭仕事に関心があるわけもなく、父が庭で作業をしていることに関心をはらっていませんでした。 週末家にいると、「パチン、パチン」と庭に響く音。ああ、また父が庭にいるんだな…と。なにをしているのか知りませんが、なんか花とか切ってるんだろう、ぐらいの理解で、聴くともなく過ごしていました。 あんなに無関

          自分の身につかない音