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腰を下ろすことと正しく座ることは違う

❝礼をして座ると肚が座って脳は起きる❞


日本の文化は古来から「座る」ことを基本にしていました。

欧米の生活文化が入ってくるようになって
椅子が多用されるようになり、
「コシカケ」の生活がふえてきました。

現代ではお客さんが来ると、
「どうぞ腰を下ろしてください」
と言って、楽にしてください、
という意味で椅子を勧めます。

自然に椅子に座ると、
よほど緊張しているときでない限り、
肩や背中が少し前に丸くなってきませんか?
ソファーだと首まで前に出てきそうです。
(人間をダメにするクッションなんかもありますね😆)

こんな姿勢だと、脳はぼんやりしてしまいます。
良く言えばリラックスできる姿勢です。
だけど、何だかやる気も起きなくて、
アメーバのように
ダラ~~ッと時間を過ごすことになります。

ところがですよ、
きちんと「座る」ということをすると、
さー!やるぞ!!、という気になるものです。

床でも椅子でも何かをやろうとする時には、
座ったら「礼」をしていました。
食事の時にはいただきますの礼をします。
武道や茶道・華道なども礼に始まり礼に終わります。

一旦腰を折って礼をした後ゆっくり戻すと
肚が座って背骨が伸びて姿勢がよくなる
からです。

チョットやってみると分りますが、
おしりを頂点にして丁寧に礼をすると
気持ちがしゃっきりしてくるんです。

これを子供たちは学校でやっているのが
授業の前の「礼」です。

でも、よく見ると、
おしりが頂点になっていないことがほとんど💦

首だけちょこっと曲げているので、
「腰を下ろした」状態で勉強をしています。

本当の「礼」をして座ったら、肚も座ります。
呼吸が整い気持ちも切り替わってシャキッとしますね。


❝礼をして座ると肚が座って脳は起きる❞


今日は土曜日。礼をして座ってみる一日でありますように💖





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