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「偉大な天才の姿勢。」


今日もブログ更新!


では、本題。



デイヴィッドボダニス著・「e=mc2 世界一有名な方程式の伝記 」を読んだ。

アインシュタインが発明した世界一有名な方程式「e=mc2」

これは質量とエネルギーの等価性を表していて、

この方程式を用いたことでGPSが創られ人々の生活に便利さを生んだけど、

反対に原爆という悲劇も生んでしまった。

そんな恩恵と悲劇の原因である方程式はどうやって誕生したのか?

そこを調べたこの本。

理数系が全くダメ(ほんとマジで超ダメ)な俺でも楽しめた。

たしかに専門的な話はさっぱりなんだけど、物語として面白かった。




俺はよく、凄い人の発言とかじゃなく「インプット」と「姿勢」を学んで真似するべきと書いているけどアインシュタインも素晴らしい姿勢を持っていた。



それは、とにかく疑うという姿勢。

アインシュタインがチューリッヒで学んでいた大学生時代、

既存の説が絶対のように考える保守的な物理教師の教えに賛同できず、何か肝心なところが掛けているように感じていた。

当時、西ヨーロッパは世界最強の軍隊をもち、ここで生まれた思想は他のいかなる文明より優れていた。

だから、教師が保守的になるのはわからなくもないけど結果的に自己満足に浸っていた。

その態度に我慢できなかったのがアインシュタイン。

彼は、教師がそんな姿勢なら学ぶものがないと授業を欠席していた。

なぜなら、彼が探し求めていたのはより深く、より広範なものだったから。

授業に出ないで何をしていたかというと、

喫茶店でコーヒーを飲みながら新聞を読んだり、友達と時間を潰していた。

でもその後は、物理やエネルギーなどについて静かに思索にふけり、

いま教えられている説のどこが間違っているか?を探り、それについての手がかりをつかもうとし続けていた。

つまり、アインシュタインは既存の説・保守的な教師を疑いまくっていたわけだ。

その姿勢が天才物理学者の原点なんだよね。



既存の説を疑うって言葉にすれば新たな発見ができそうな行為だけど、それを実行できる人は少ないよね。

だってそれは例えば、教科書に書いていることを疑うってことだ。

思い返しても、俺は学生時代に教科書を疑ったことはないと思う。

勉強を真面目に取り組んではいなかったけど、追試・赤点・留年は嫌だからテストで点を取るために勉強していたからね。

テストで点を取るには教科書は疑えないでしょ。


教師が保守的だと思って授業をサボって思索にふける学生なんていないでしょ。笑



でも、アインシュタインは教科書も教師も疑った。

テストの点数や留年なんて眼中になかったんだ。

繰り返すけど、彼が探し求めていたのはより深く、より広範なものだったからね。


彼が常に着目していたのは大いなる関連性だ。

例えば彼の初めての論文は、

「液体がストローのような細いものの中を上昇するときに働く力」

「ニュートンの万有引力の法則」

が、同じものに司られていることを示そうとした。


大いなる関連性に着目するってことは、

昨日投稿したように枝葉じゃなく幹を見るってことだ。

つまり、具体から抽象化できる重要なものを抽出するということ。


アインシュタインも具体より抽象という概念を大切にしていたんだ。



俺みたいな凡人とは小さい頃から違うのが天才。

だけど、姿勢は今からでも真似するべき。

アインシュタインの疑う姿勢、抽象化して大きな関連性を探す姿勢。

これは人生を切り開くヒントになる。


疑え。幹を見ろ。


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