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マッチングアプリ「タップル」から見る、グローバル資本主義における中高年のローカライズ戦略という生き方

とあるデータサイエンティストとマッチングアプリの「タップル」って性的要素の全てを含んでいる素晴らしいネーミングだよねという話から、でもマッチングアプリで結婚した人の離婚率って多いらしいよという話になり、

人間は相対的に一番を決める習性があって、バイト先で一番、クラスで一番、合コンで一番かわいい / かっこいいと思う人を好きになるわけで、全員が絶対的に可愛い広瀬すずのような異性を好きにならないのは生殖確率を最大化するのには最適だよねという話に流れ、

そういう意味では、コミュニティーが閉じずに常に拡張して、かつ年収などのデータで無限に比較検討しやすいマッチングアプリで離婚率が高いのは当然と言えば当然の話で、良い悪いの話ではなくグローバルとローカルマーケットの差で常に世界中のTop of Topと競争する必要があるグローバル資本主義は優劣の二極化を良くも悪くも促進するのに対して、

ローカルで村の歌姫がマライヤキャリーと比較されずに大事にされるように、中高年がキャーキャー言わるためには比較や競争の極力少ないツボ揃いのローカルコミュニティーというセグメンテーションに自分のブランドをポジショニングするクローズド戦略が重要だという話をしたほろ酔い雨の後楽園。

年を取って人生の終わりが見えてきたら、上に上に横に横にとグローバルに拡張して競争や比較をするばかりではなく、自分らしく物理的にも精神的にもローカライズしていって、いかに自分と周りの人を幸せにしていくかという視点を持つことが幸福を目指すという目的においては大事なことかもしれませんね。

要するに中高年は変な人になっていきましょうというのが、中高年がタップルするには必要なことなのでしょう。きっと。

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