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思考を構成する4つの要素

私が大学2年生当時、論理的思考力というものが大切であり、これからの人材は身に着けておくべきだと言われてきました。しかしながらそれがいったい何なのか、どうすれば身につくのか教えてくれる人はいませんでした。
これまでの色々な経験や勉強を通して考えた論理的思考(仮)をお伝えします。

と始める前に皆さん

Note バナー 味噌汁

始める前に1分くらい考えてみてください。
では始めます。

その1:What

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まず最初に絶対に約束してほしいことがあります。
それは絶対にHow(手段や方法)から考えないでください。それをした瞬間今から私が教えるすべてのことが陳腐化します。(といいつつ私もたまにやってしまいます)

内容についてですが、ハニテというキーワードに沿ってお話をさせていただきます。
まず「ハ」、これは「Happen」を指します。
つまり、何が起きているのかを整理するということです。
巷の分析手法はWhat分析、要素分解などが挙げられると思いますが、私は樹上型でこれを行うと途中で後述するWhy分析と途中でごっちゃになってしまうので行いません。恐らくこの文章を読んでいる人も堪能ではないと思うのであまりお勧めはしません。
ではどうするかというと、現場で起きていることや感情の動き、観察対象のしぐさなどをありのまま箇条書きしていくのです。決して分析をしてはいけません。ただただ事実だけを記述してください。

2つ目は「ニ」、これは「Need」を指します。
特定した問題は本当に必要とされているのかを明らかにするということです。
こちらは、インタビュー調査で行うことが良いかと思われます。
インタビューの流れで、相手のペインを特定した後はその問題を解決する製品サービスがあったら欲しいか、もしくは購入したいと思うかを問うのです。
これを飛ばすと頑張って作ったものがガラクタとなる可能性があります。必ず相手の求めているものやそのレベルを明らかにして進めましょう。
Amazonでは議論が主観的にならないように、数字と顧客視点を欠かさないそうです。その意識をもって、取り組みましょう。

3つ目は「テ」、これは「Theme」を指します。
ここまで、何が問題で、何が必要なのかを明らかにしてきました。そしてそれらが誰かに求められているとわかったなら、2つのことを設定しましょう。
①目的
何のためにやっているかです。こちらはVisionみたいなもので抽象的なものでも構いません。問題を解決した先で何をしたいのかが重要になります。

※Vision関連で私の好きな偉人チンギスハンの名言をご紹介
「ビジョンを持たない奴は自分の人生を統治できない、まして他人の人生となればなおさらである。」

②ゴール
こちらはMisionみたいなものです。具体的に何ができたら成功なのか、測定方法は?など、活動のモチベーションやモラールを維持するためにもしっかりと設定したいですね。

ここまで「What」編すすめて参りました。
私の経験上、頭の良い人はこのWhat段階の特に「Happen」が以上にうまい印象があります。逆に私も含めてそうでない人は「Happen」を他の要素と気づかないうちに混ぜ合わせてしまい、” あれ、結局何考えればいいんだっけ”となっている人が多いです。

この章だけでなく、全体を通してのポイントですが、考え事をする際は自分の今全体のどこに位置していて、その思考の前後で何を考える必要があるのかを整理して進めましょう。

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その2:Why

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これは論理的思考力で調べるとよく出てくる言葉ではないでしょうか、
事実Whyは大変重要な役割を担います。

使うときは「なぜなぜ分析」など予想通りの使い方をします。しかしこれはWhatの設定ができていてこそ、有効なモノなのです。
特にHappenはWhyの幅を決める単位となるので、丁寧に行いましょう。

時折Whyを考えると新しいWhatが見えてくることもあります。
その場合は改めて、そのWhatからWhyを考え、根本原因を特定しましょう。

例)
・なぜ美味しく感じるんだろう
 具が美味しいのかな?出汁がいいのかな?それとも味噌?
などなど →しばしばWhatに戻ることもある。

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その3:How

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これは上記の2つが固まっていれば、あとはあなたのポテンシャル次第。

ここでようやくアイデア出しなどを行います。アイデア出しに関しては、自分だけでなく人を頼ること(壁打ち)も含めて手段なので、自分だけでアウトプットしなければと考えすぎないようにしましょう。

しかしながら、知識を少しも入れずに壁打ちしてくださいは失礼なので最低限「こういう方向で解決を考えているのですが~」くらいは話せるようにしておきましょう。

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その4:目的に立ちかえろう

Howで解決策を出したらすぐに取り掛かりたいですよね、「美味しい味噌汁がわかったんだから早く作ろうぜ!」って、
でもちょっと待ってください、実はここが一番の落とし穴。

何が落とし穴かというと「解決策として導き出した答えが(Why後の)目的と連携していないこと」が挙げられます。

ではどうすればそれを防げるか、それは一連の流れで導き出したHowに最後の問いかけをすることです。

What→HowではなくHow→Whatへの問いかけです。(逆循環)

例)
「なぜこれをやるのか」
「本当にこのアイデアで問題を解決できるのか」

「解決策はこれだけなのか」(多角化)
「ゴールから逆算した時にこのやり方がベスト・ベターか」(逆算)

「本当にこの味噌汁作って○○さんは美味しいって言ってくれるのか?」
「お麩だけで大丈夫?」

★実行に移す前に絶対、検証すべし!

最後に

以上の4つです。
偉そうに記事を書いている私もたまにミスをするので完璧にできなくても大丈夫ですよ!ただ意識して取り組んでみましょう。

あと論理的思考力ができる人は抽象化具体化ができるといいますが、
WhyとHowできるようになったら気づいたらできるようになっていたり、なっていなかったりという...
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PS.この文章は私が大学2年生のとき(2020年)に書いたものを、書いては修正しを繰り返して作成しています。

色々なことに挑戦していると心が折れることもあり、この文章も「できてないやつが、こんな偉そうな文章書くなや」と思い消したくなる時もあるのですが、数年前に僕も所属していたことのある、とあるプロジェクトで「あの記事めっちゃ使える!」と言われているらしいと風の便りで聞き、誰かの役に少しでも立っているならいいかなと思い、残しています。

最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました。
稚拙かつ思考の浅い文章ではございますが、ぜひ役に立ったと思う方は同様に「思考」というものに悩まれている方にお勧めしてあげてください。

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