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いまこそ、僕たちが社会に存在している意義を改めて考えよう

いつもとは違う新年度が始まりました。

今日(4/7)の夕方にも、政府から新型コロナウイルスの感染拡大に備える改正特別措置法(新型コロナ特措法)に基づく緊急事態宣言が出される予定です。

トライバルのスタッフは、ほぼ全員がフルリモート勤務に入っているとはいえ、慣れない自宅作業や外出することができないストレスと不安は相当なものでしょう。

特に新卒社員のみんなは、ただでさえ期待と不安で胸がいっぱいだったろうに、入社初日からリモート勤務になり、気持ちの整理がなかなかできていないかもしれません(人事の人たちが一所懸命みんなのことを考え、様々な施策を講じてくれているから安心してね)。

コロナの影響がいつまで続くのか、世界中の専門家も予測できない状態です。もちろん、僕にもわかりません。

だからこそ、いま僕たちができることは、いま僕たちが置かれている状況の中で、それぞれがそれぞれの持ち場で最大限の努力をし、トライバルという社会の公器を媒介にして社会(クライアント)に価値を提供していくことだと思います。

人類の進化と歴史を振り返る

とかく目の前のことに心を奪われてしまういまのような状況のときは、少し長い目で前後を見渡してみましょう。

『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏が、新型コロナウイルスについてTIME誌に寄稿していましたが、人類の歴史は感染症との戦いの歴史とのことです。

ペスト、天然痘、インフルエンザウイルスと戦い、多くの犠牲者を出しながらも人類が生き残ってきたように、今回のコロナウイルスとの戦いにも、きっと僕らは勝利することができます(そのために僕らも含め、世界中の人たちが一致団結して奴に挑まななければなりません)

僕らの身近にある「人類の発明」

いまではネットもスマホもSNSも当たり前の時代になりましたが、人と人がつながり、特定少数・不特定多数の間で情報が行き交ったり、様々な領域の経験や知識が集合知化されるようになったこの変化は、新人ホモ・サピエンスがこの世に誕生した20万年の人類の進化の中でも初めてのことです。

ソーシャルメディアは人類の発明です。でも、車も包丁も、使い方を間違えれば人に害を与えます。ソーシャルメディアも例外ではありません。

Twitterを見れば、今日も決して少なくない人たちが意見を対立させ、衝突しています。

でも、僕はソーシャルメディアがもたらす人類の進化は明るいものであると信じています。

人には陰と陽があります。ソーシャルメディアは、そのどちらも拡張する装置となります。

だからこそ、ソーシャルメディア活用のプロである僕らは、できる限り人や企業の「陽」が多く生み出され、社会を明るく照らす一翼を担おうではありませんか。

トライバルの存在意義

トライバルメディアハウスは、13年前に創業したソーシャルメディアに強みを持つマーケティング会社です。

創業当時のミッションは(いまは会社のタグラインになっている)『人類にオドロキと感動を! 人生にもっと熱狂を!!』です。

三度の飯より大好きなマーケティングで、世の中をもっと楽しくしたい、多くの人の人生をハッピーにしたいという想いは、創業14年目を迎えた今でも変わりません。

企業は世の中をより良くするための「社会の公器」として、ゴーイングコンサーン(継続企業)であるべきです。

僕らの現在のミッション『ソーシャルエコノミーでワクワクした未来を創る。』ためには、事業を継続させなければなりません。そのために、利益を出し続ける必要があります。

ただし、利益は「社会で誰かの役に立ったことの対価」でなければなりません。誰かを騙したり不幸にして得た利益には何の価値もありません。

企業の利益は社会からの通信簿です。

社会の役に立つ。その対価として売上があがり、会社は永続的に維持・成長する。有事の際だからこそ、僕はその信念をさらに強めています。

社会利益と企業利益を一致させる

noteの深津さん(THE GUILD代表)も今日のnote6周年で書かれていますが、いま僕らは、改めて社会利益と企業利益を一致させる必要があります。

どの会社も、コロナの影響で、今年度はかなり厳しい戦いを強いられるでしょう。

でも、だからこそ、短期的な売上や利益にとらわれず、トライバルが社会に存在する意義を胸のど真ん中に置き、仕事に向き合ってください。

トライバルはクライアントの宣伝・広報・マーケティングを支援する会社です。そのため、僕たちの提供するサービスは、クライアントを媒介にして社会に発出され、その向こう側のエンドユーザー(生活者や消費者)に伝わります。

いま僕たちに求められるのは、再度、徹底してクライアントに向き合うことです。

おこがましいけれど、クライアントよりもクライアントのことを考える。クライアントの向こう側にいる消費者やユーザーの気持ちを考える。その上で、いま、あるべきコミュニケーションがどうあるべきなのか考え、提言し、実行を支援する。

それが、いま私たちが負っている使命です。

みんなにお願いしたい3つのこと

少なくとも、数ヶ月は有事が続くことを考え、トライバルのみんなは以下3つのことに取り組んでください。

1. 担当企業のコロナ関連コミュニケーション

こういう状態ですから、多くの企業が公式アカウントからの情報発信に苦慮していると思います。過去10数年に渡り、多くの企業のアカウント運営を支援してきた立場から、企業の広報的視点に立ち、いつ、どのような情報を配信するべきか(すべきではないか)担当企業に突っ込んだ提言をして差し上げてください(リスク対策も忘れずに)。

2. 担当企業のマーケティングコミュニケーション

国民の感情や行動が変わる中で、消費動向も通常時と大きく変化しています。担当企業が置かれている状況を正確に把握し、適切な時期に、適切な方法で、適切なメッセージがお客様(エンドユーザー)に届くよう、設計と実行を支援差し上げてください。

前例はありません。自分の頭で考え、チームで議論し、最適だと考える施策を提言してください。プロとしての腕の見せ所です。

3. 経済回復に向けた準備

永遠に続くかのように思うこの戦いも、いつか必ず終焉のときがやってきます。

そのとき、世界中が歓喜し、多くの人が(いままでの分を取り戻すかのように)人生を謳歌し始めるでしょう。

「そのとき」が来たときに、担当企業が最も良い状態で多くの人にハッピーを届けることができるよう、でき得る限りの準備をしておいてください。

感染状況や政府発表を把握しておくことはもちろんのこと、ソーシャルメディアでの消費者感情や空気の流れを研究し尽くし、来たるべき日に備えておきましょう。

トライバルには、チームがある。

最後に。

トライバルは、創業以来、ずっと大切にしてきたことがあります。それが、「チームで取り組むこと」です。

成功したら、チームのみんなで分かち合う。失敗したら、チームのみんなで反省する。それがトライバルの誇るべきカルチャーです。

ひとりの力には限界があります。大きなことを成そうとすれば、必ずチームの力が必要となります。

リモートワークだからこそ、いつもよりもチームを意識する。自分ひとりで抱え込まず、みんなで取り組む。

そのために、常に前後左右を確認しながら足並みをそろえる。ときに引っ張り、ときに後方から押し、側方から支援する。

会社は14年目の2020年度。みんなの長い人生にとっても、大きな挑戦になる一年です。

一人ひとりがプロになる。プロの個人がチームを組む。

大丈夫。僕たちなら、やれます。

一年後にみんなで元気いっぱいに乾杯がしたい。

良い一年にしよう!

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