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飛行機は公共交通機関

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記事一覧

手荷物を取り間違うということ

手荷物を取り間違うということ

空港職員は体力仕事だ。
空港内を走り回り、深夜早朝関係なく仕事をする。
体力仕事である理由だ。

そんな私たちは、腕力がつく。
それは、スーツケースなど、預ける荷物を持ち上げ、運び、
返すからだ。

航空会社によって、預けられる荷物には制限がある。
特に、無料で預けるには、重さ・サイズ・個数が重要だ。

飛行機に持っていくものや大きさ、重さ、量によっては、
機内に持っていくだけで十分であることもあ

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モバイルバッテリーを持っていくということ

日本では、新幹線と違い、飛行機では保安検査がある。

保安検査では、私たちが毎日使っているものが、
思いもよらない理由で飛行機には持っていけず、
捨てなければならなくなる。

空港職員はそんな毎日使っているものの、
危険性を説明しなければならないのだが、
理解してもらうのは難しい。

そんなあれこれをするために、
毎日を走り回っている。

そんな一幕

搭乗口にて、アナウンスをする。
「○○行き✕

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ドローンを預けるということ

ドローンを預けるということ

ディズニーにあるアトラクションに、
ソアリンというアトラクションがあるのはご存じだろうか?

ライドに乗って、世界中の名所や大自然をめぐる雄大な空の旅へ!
と銘打って、多くのお客様を魅了するアトラクションだ。
(もちろん、このアトラクションはGCだろうが…)

そんな、空から撮る映像を個人が撮ることが出来る機械がドローンだ。

そんなドローンが個人に広まり、
飛行機に持ち込むことも、少しずつ増えて

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飛行機に風船を持っていくということ

飛行機に風船を持っていくということ

空港で働く私たちにとって、小さなトラブルなんて、当たり前

それでも、幼く、無邪気な子供たちの泣いている姿は、
やらなければならないことをしているのに、
心苦しい気持ちになる。

夕方、空港のロビーを歩いている親子が見える。
楽しかったアトラクションの話をしているのか、
お母さんであろう女性の方を向きながら、子供は笑顔で話している。

テーマパークで買ってもらったのであろう、
キャラクターの形をし

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スノーボードを持っていくということ

スノーボードを持っていくということ

空港職員にとって、スポーツは切っても切れない関係にある。

それは、空港職員にスポーツをする人間が多いという訳ではない。

スポーツで使用するあれこれを運べるか、預かれるかと問われ、
対応をするからだ。

早朝
初便に乗るであろう、若い男女混合の集団が、
カウンターの前で楽しそうに話している。

なんとか、冬の寒さの中、
布団から抜け出してきた私たちにとって、
その元気さが眩しく見える。

それで

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自転車を持っていくということ

空港職員にとって、自転車はなじみ深いものだ。

自転車に乗って、空港に出勤する。
ということではない。

自転車を航空機で輸送することが、
頻繁にあるからだ。

空港職員にとって、自転車は鬼門だ。

自転車を預かるというのが、
難しいということではない。

自転車を輸送するときにも、
気にかけなければならないことがあるからだ。

「今日はトライアスロン大会が明日に迫っているため、
 特別アサインを

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荷物を飛行機に預けるということ

荷物を飛行機に預けるということ

旅行に行くときに、どんなものを持っていくだろう?
寒い地域に行くのであれば、厚着をするために、服がかさばってしまう。
暑い地域に行くのであれば、水着や替えのシャツが多くなるのだろうか?

はたまた、旅行先でダイビングをするために、ウェットスーツ。
山を登りたいので、登山グッズ。
そんなこんなで荷物が増えてしまうのではないか?

荷物が増えたら、入れ物も大きくなってくる。
そうなれば、機内に持ち込む

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