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サッカー日本代表GK問題について

おはようございます。

何かのご縁で閲覧してくださった方、いつも読んでくださるフォロワーの方々、フォロー、スキしてくださる方々ありがとうございます♪

今回はサッカーについての記事になります。

はじめに

つい先日、カタールW杯で正GKを務めた権田修一選手が所属クラブの清水エスパルスと契約を更新したと発表がありました。

権田選手からの報告として海外クラブのオファー待ちだったが最終日の1月31日までにオファーが来なかった為更新をする形となりました。

いくらW杯で大きな活躍をしても欧州移籍が難しいのがGKというポジション。
欧州からしたら日本人選手は外国人ですので外国人枠の制限にかかる。
その1枠をGKで使うというのはとても難しい問題もありますのでオファーがなかったのは非常に残念です。

そしてこの更新により新たな問題が挙がってきました。
それは『J2の選手がA代表に召集される』問題

さてなぜこれが問題に挙がるのか個人的な考察を書きます。

1.実力があれば2部だろうが関係ない

正直な感想として実力があればどこのカテゴリーだろうが関係ないと個人的には思います。
GKのポジションは特殊で試合に1人しか基本出場機会がない上に、失点に関しては影響はダイレクトにあるがすべてGKのせいとはならない。
特に海外クラブに所属している選手は外国人枠などチーム都合で出られないということもあります。

そのためにも実績、カテゴリーなどある程度の基準は示してあげるのも選ぶ側の役割だと考えます。

2.年齢もあるが一番の問題は降格したこと

権田選手がカタールW杯でのグループリーグ突破の立役者の一人なのは間違いありません。
ただ新体制となる日本代表に呼ぶかどうか物議を醸し出す理由があります。

一つは年齢。
GKは他のポジション以上に経験値でカバーできるので30代でも第一線で充分活躍はできます。
ですが権田選手は今年で34歳、Jリーグの若手にも良い選手はすでに多くでてきています。

W杯が終わったことで世代交代のタイミングとしては最適な時期です。
代表戦はその時1番実力がある選手、旬な選手を呼ぶことで良い循環が起きやすくなるため、権田選手の実力は充分わかっておりますので一旦枠を空けて若手に経験値を積ませるほうがよい。

もう一つの問題は所属クラブが降格したこと。
権田選手は所属クラブでスタメンでほぼフル稼働に近い形で出場していますので勝敗に直結します。
ですが2022年シーズンは残念ながらクラブがJ2へ降格となりました。

守っていても前線が点を獲らない、DFのミスなどチームの状態もあるので失点すべてがGKだけのせいではないが、降格させてしまったGKが日本代表の正GKとなると日本代表そのものの価値に少なからず影響が出てしまいます。

3.日本代表の価値の低下につながりやすい

ただでさえGKというポジションは
・調子落とさない限りほぼレギュラー固定。
・試合中の交代がほぼ皆無。
・控え含めて3~4人との取り合いになる。
監督の意向が中心に召集される選手が決まるので、実力があっても監督の戦術に合わないため選ばれないこともよくあります。

進捗としては3月の親善試合に向けて2月9日の東スポの記事にて日本代表森保監督が権田選手について召集を見送ると報道されております。

記事に対してのコメントで別にJ2のレベルが低いから選ばない、とは一言も書いてはいないがそのように解釈している人たちも一定数いました。

森保監督はJリーグの最高峰がJ1でありまずそこを目指すのが先と提言しており、おっしゃる通りだなと思います。

J2でも代表クラスはいます!
というコメントをしていた方もいましたが、ならなぜその選手はJ1クラブに移籍していないのかと普通は思います。

日本代表に選ばれるくらいの実力があれば個人昇格はいくらでもありますので、コメントしている人たちは書いていておかしいと思わなかったのだろうか不思議でしかない。
(※権田選手は海外優先だった為J1クラブからのオファーを断っていました。)

傍から見てJ1で結果出していて優勝争いにも貢献している、海外クラブで出場もしている、だけど代表の正GKは自分のカテゴリーより下となると選考基準に疑いしか生まれない上に選手のモチベーション低下につながる。

リーグの価値も下がるうえにJ1での実績が認められ海外クラブに移籍しステップアップしているのにとなる。

J2でそこまでの実績でない状態で選出されたら監督の贔屓だと選手に批判が飛んでしまう。
森保監督の発言はある意味権田選手を守るための発言とも取れます。

過去の実績は大事ですが過去は過去。
今現在進行形で選手達が置かれているリーグの環境やレベル、出場機会も考慮することで選手達に示しがつくので選考基準に優先順位をつけるのは当たり前。

もし呼ばれたいのであれば当時の香川真司選手、山口蛍選手の時みたいにJ2でも圧倒的な実力を示せばいいのです。

4.将来性抜群のGKたち

先は川口能活さん、楢崎正剛さん、川島永嗣選手と長年代表GKを務めていたというのはあるが、それ故に上記の方々以外のGK不足に悩まされていた日本代表。

ですが今では海外クラブ進出も含め、良いGKが続々と出てきていますので要チェックな選手達のご紹介します。

【Jリーグ勢】
・谷 晃生(ガンバ大阪)
惜しくもカタールW杯メンバーに選ばれなかったが東京五輪で正GKを務め、代表もコンスタントに呼ばれるなどJリーグ勢で一番正GK候補に近い存在です。
湘南ベルマーレでの活躍を認められる形で代表入りでしたが、今期からはレンタルバックで古巣のガンバ大阪に復帰となる。
元日本代表GKの東口選手含め一森選手、石川選手とGKの層が厚い上に新監督のポヤトス監督が起用するのかが肝となる。

・大迫 敬介(サンフレッチェ広島)
谷選手と同じく東京五輪のGKでE-1選手権でA代表デビュー。
昨シーズンリーグ3位、ルヴァンカップ優勝、天皇杯準優勝のサンフレッチェ広島で正GKを務めたという実績があるので召集候補の一人。

・小島 享介(アルビレックス新潟)
東京五輪世代のGKでJ1昇格の貢献者の1人。
五輪では怪我もありメンバー漏れとなったが実力は問題ない。
アルビレックス新潟の躍動次第では召集の可能性あり。

・高丘 陽平(横浜F・マリノス)
2021年リーグ2位、2022年リーグ優勝の横浜Fマリノスの正GK。(アメリカ移籍の噂あり)
セービング、足元の上手さ、実績はJリーグ勢で一番である。
ほかの候補のGKと比べ身長が低めなのが原因かわかりませんがいまだに代表に召集されず。
背が高い方が有利なのは確かだが、過去に偉大なるレジェンド川口能活さんも背が低い中日本代表GKで活躍したのだから一度見てみたい。

・鈴木 彩艶(浦和レッズ)
東京五輪のメンバーに飛び級で選ばれた実績ありのパリ五輪世代。
身体能力抜群の選手、同クラブに元日本代表の西川選手がいるのもあり中々出場機会がないのがネック。
浦和はGKが今年4人体制になったのでG大阪の谷選手みたいにレンタルに出されるのではと推測。

・佐々木 雅士(柏レイソル)
個人的に一押しの選手でパリ五輪世代。
柏は長年キムスンギュ選手が正GKを務めていたがそこからポジションを奪取し正GKになった選手。
めちゃくちゃガッツのある選手でチームを鼓舞するようなセーブを連発するので代表に1人はほしいタイプ。

【海外勢】
・シュミット・ダニエル(シントトロイデン=BEG)

カタールW杯メンバーでもあったシュミット選手も33歳というのもあり、世代交代の波に入りそうではありますが海外クラブでレギュラーでいるというのが大きい。
身長と身体能力は間違いないのでベルギーリーグで実績を出している限りは召集はあると思います。

・中村 航輔(ポルティモネンセ=POR)
今海外勢のGKで一番ノリにノっている選手であり、2018年ロシアW杯メンバーの1人。
ポルトガルリーグのポルティモネンセに所属し現在正GKとしてチームに貢献しています。
日本にいた時と見た目が大きく変わっていて最初一瞬わからなかったが、GKは舐められるわけにはいかないのでこの風貌はありだと思います。

・小久保玲央ブライアン(ベンフィカ=POR)
こちらは伸びしろという部分で大きな期待をしている選手。
柏レイソル出身でありパリ五輪世代でもあるこの選手も現在ポルトガルリーグのベンフィカに所属。
昨シーズンにトップチームにてベンチ入りのところまできた選手です。

他にもこのGKいいぞという選手がいるなら教えて欲しいです。

さいごに

一定の基準をトップの監督が示したことでよりリーグの価値は上がるかと思われます。

次のW杯までにあと3年もあるわけで、当分は世代交代含め新戦力の発掘を見込んで召集し切磋琢磨してほしい。
その3年間で権田選手クラスがでなければ呼び戻せばいい、それまでに権田選手自身もJ2で無双するorJ1復帰して実力を示せばいいわけですから。

個人的には次の日本代表の目標として、欧州5大リーグでスタメンGKが輩出されることを望みます。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。


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