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J屈指の長期政権、若手躍動柏レイソル

おはようございます。

何かのご縁で閲覧してくださった方、いつも読んでくださるフォロワーの方々、フォロー、スキしてくださる方々ありがとうございます♪

今回は好きなサッカーについての記事になります。

新年になり2023年シーズンに向けてJリーグ各クラブが新体制発表会を行っています。
24年シーズンからJ1リーグが20チーム体制になるため、今年はJ2に降格するクラブがわずか1チームのみとなるのでよりシビアな戦いが生まれると思います。
新シーズンにむけて今回は外国人獲得と育成がしっかりしている千葉からの黄色い刺客『柏レイソル』について個人的に思ったことを書きます。

1.チームの成り立ちと戦績

日立サッカー部が前身であり、1995年にJリーグに加盟。
クラブ名の由来はスペイン語の「レイ(Rey)」”王様”と「ソル(Sol)」は”太陽”と2つを合わせた造語「太陽王」を意味します。

過去の成績は、2011年にJ1リーグ優勝1回、1999年、2013年にルヴァンカップ優勝、2013年に天皇杯優勝、2010年、2019年にJ2リーグ優勝をしています。

昨シーズンの成績は
J1リーグ:7位
ルヴァンカップ:グループステージ敗退
天皇杯:4回戦敗退
とリーグ戦において前半戦は上位争いをしていたが後半戦で失速。

また過去にJリーグ初となるJ1昇格1年目でのJ1初優勝という偉業を成し遂げています。
過去に復帰後1年でJ1優勝を達成したクラブは柏レイソルとガンバ大阪だけです。

なお明神智和、近藤直也、工藤壮人、田中順也、酒井宏樹、中村航輔、古賀太陽選手が柏レイソル所属時に日本代表デビューを果たしています。

2.あの漫画のモデルの1つとなる育成クラブ

柏レイソルの強い特徴として若手育成に長けたところがあります。
今下部組織のことはユースではなく”アカデミー”と呼びます。

2012年にJ1リーグを優勝した時のレギュラーの半数がアカデミー上がりの選手達でした。
今もクラブでのレギュラーにほぼ必ずアカデミー出身者がおり、とあるシーズンではトップチーム登録選手が29名中最高で17人もアカデミー出身者という実績も作っています。

初優勝をしたときの主軸メンバーだったのが1990、91年生まれ世代。
現日本代表の酒井 宏樹選手、工藤 壮人選手をはじめ、この世代は計8人もトップチームへ昇格しています。

クラブ経営において、自前で選手が育ち優勝争いまでできるというのは成功例の一つです。

何より安上がりであり他クラブが欲しいとなった場合獲得した時より確実に高く売ることも可能だからです。
その分外国人選手獲得にお金を使うことができ強さを循環していくこともできる。

育成クラブの最高峰であるバルセロナのようにスタメンの半分がアカデミー出身者だとトップチームの戦術も落とし込みやすいというベースも作れます。


アカデミーの理念において
「将来、レイソルの軸となる選手の育成」
「世界で活躍できる選手の育成」
「サッカー界で活躍できる選手(人間)の育成」
「社会に貢献できる人間の育成」
という4つの理念を掲げることで、サッカーはもちろん社会人としても通用できる人間性を磨くことも大事にしております。

またこのクラブは今大人気サッカー漫画『アオアシ』のモデルの一つと言われています(※公式で発表はしていない。)


柏所属時の工藤選手から情報提供をしていただいたこと、トップチームの隣で練習、ユニフォームの配色、そして漫画に出てくる福田監督のモデルが当時柏レイソルユースの吉田達磨監督と参考にしているなと思う部分あり。

3.長期政権のメリットデメリット

現在の監督であるネルシーニョ監督は一時期を除き長年柏レイソルを率いており2012年にはJ2から復帰後にJ1優勝という偉業も成し遂げています。
戦績次第で継続かクビかを左右されるのが監督というポジションですが、長年指揮を執ることができているというのは一流である証拠です。

サッカーにおいて長期政権のメリットとしては、
・監督の戦術を選手に浸透させることができる
・補強ポイントが明確のため選手をリストアップしやすい
・安定した結果をだせるので若手の積極的起用ができる

サッカーにおいて長期政権のデメリット
・相性が合わないととことん合わない
・新しいこと、変化に対応しづらい
・マンネリ化、戦術を対策されやすい
・後任選びに苦労する

またネルシーニョのこだわりが強いため、選手との不仲が勃発することが多い。
戦術の軸となっているときは良いが、新しい選手が入ると雑な扱いをされているみたいな噂が絶えない。
だからなのか憶測ではありますが生え抜き選手が柏へ戻ってくる選手がほぼいないですね。
これが監督業のつらいところではあります。

4.補強と展望

全体的にベテランが抜け、若手が多く加入という割合での移籍事情。
山形の山田 康太選手、札幌の高嶺 朋樹選手の加入は非常に期待値が高い。

個人的に疑問に感じたのがDF陣の補強。
清水エスパルスから立田選手、片岡選手、サガン鳥栖からジエゴ選手、GK守田選手の獲得と即戦力を補強したが、逆にレギュラーだった大南 拓磨選手が川崎へ、高橋 祐治選手、北爪 健吾選手がそろって清水へ移籍とごっそりと入れ替わる。

清水エスパルスと実質2対2のトレードみたいな感じの移籍となっており、一時期は優勝争い、そして残留に貢献したDFがJ2へ、J2降格した時のレギュラーがJ1へ個人昇格と個々の能力の高さに疑いはないが総入れ替えをしないといけない理由があったのかと疑問に残る。

また今回は珍しく国外からの外国人選手の補強がありません。
一時期ブラジル人選手が登録枠以上の人数が在籍していた時はターンオーバー狙いだったのかもしれないが、余剰すぎで結局他クラブへ移籍しているので経営として大丈夫なのかと心配になる。

さいごに

昨シーズンをもって柏一筋のバンディエラだった大谷 秀和選手が引退したことにより精神的主柱がいなくなったので、次はだれがチームを引っ張るのかが楽しみです。
次世代のパリ五輪代表候補もいるので、ここから飛躍した活躍を期待しています。

あと柏レイソルの本拠地三協フロンテアスタジアムはJリーグ屈指の観客席とフィールドが近いスタジアムなのでサッカーの迫力を生で近くで味わうなら1度訪れて観るのも楽しいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。


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