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第5の権力~Googleには見えている未来~エリック・シュミットが2025以降の社会を予言~恐怖と混乱かそれとも明るい未来が見えるのか~皆さん何をどうこれから準備しますか?

THE NEW DAGITAL AGE
Reshaping The Future of People, Nations and Business
が書籍タイトルとなっています。私たち、そして国家・ビジネスの未来が再構築(リ・シェイプ)される

ということです


最終章には、以下のようなことが記載されています。

人類が文明の夜明けから2003年までに作り上げてきた、デジタルコンテンツと同じだけの情報量を私たちは2日ごとに生み出している。これは約5エクサバイト分もの情報だが、それでもやがてインターネットに接続される70億人のうちの、たった20億人が生み出す量でしかない。

全世界の30%弱(7分の2です)ほどの人間が、情報化社会を握ると予言している。当然、一番大きな変化を受けるのは、30%の次のグループ(約50%)が、激動する情報の波にのまれるのだとも伝えている。

これからのネット社会をGoogleのエリック・シュミットと32歳の若き天才ジャレッド・コーエンが共著で予言している。

ジャレッド・コーエンは、GoogleのシンクタンクGoogleIdeasの創設者兼ディレクターだ。2013年には、雑誌TIMEによって、「世界で最も影響力がある100人」に選ばれた人だ。

最後に語られるのは、
コネクテッドな社会では携帯電話が世界中に普及することで私たちは過去のどんな時代よりも大きな力を手に入れるのだが、そこには代償が伴う

特にプライバシーとセキュリティに関してだ

とある。


様々な観点から、人々と国家とビジネスを論じた本なのですが、ポイントになる3点を私流に読み解いてみた
新しい技術ARやVR(もう新しくないのか?)や次の事が丸丸見えている著者が予言するのだから注意して見ていきたい


・❶技術はそれ自体では諸悪を解決する番人の役にはならない
・❷仮想世界は既存の世界地図帳を覆したり組み替えたりする事は無い
・❸国家は2種類の外交政策と2種類の内政政策をつまり仮想世界と現実世界とでそれぞれ異なる政策を実行することになる

と3点がある。

仮想空間の事などは、現実になってきつつあるので、以前この本を読んだ時よりは、かなり分かり易く実感を伴ってよめたのである


・❶技術はそれ自体では諸悪を解決する番人の役にはならない

即ち、暗号技術が発展しても、個人情報を守れることはない…へ?やはりそうなのね・・・

中々際どい例としては、テロ組織が、暗号技術を使って兵器などの機密情報を分散して持つ。政府からの攻撃を受ければ、それらの暗号技術を数か所を一緒に開放することで、集めて解読することを実施する

鍵をつくれば、当然合い鍵ができるという発想になる(基本解けない鍵はない…んですよね)

ブロックチェーンの技術は、分散台帳と言われているが、分散している情報をテロ組織の中で複数重ね合わせるらしい…怖いです

まあ、何でも考えますよね


❷仮想世界は既存の世界地図帳を覆したり組み替えたりする事は無い

今も、バーチャルな世界の中でゲームを外国の方々と楽しんでいる友人は存在する。私は元々ゲームが好きでないし、得意でないからやらないのだが、、仮想空間・仮想通貨も含めて、これらが現実の世界をすべて覆すことはないということだ

少し意外な感じがするが、エリックはそのように述べている。

これは少し嬉しいことだ、AIが人間を覆す事があるのかな?と思っていたのだが、少し安心してみた!


❸には、回答があるが、現実×仮想で、異なる世界が同時進行していくというのが答えだ

今後政府は、外交問題(を含む、全ての問題で)現実社会と、仮想空間の両方への対応が必要になるのだという。

具体的には、現実世界では、固い握手を交わしながら、仮想空間では戦争を吹っかけていく、その中で調整するようなことをしていくのだという。

そんなことができるのだろうか??と考える。

起こりそうというか、すでに起きている。

皆さんは、この図を見たことがありますか?



・❸国家は2種類の外交政策と2種類の内政政策をつまり仮想世界と現実世界とでそれぞれ異なる政策を実行することになる

先ほど❷でも記載したが、現実世界と、Virtualな世界の両方に対して政策をもって対応することが必要になる。

先ほどのvirtual空間でのサイバーテロが現実問題なのだからまさしく現在も進行中の事柄なのです。


最後に


この本はWikileaks代表のジュリアン・アサンジによって

未来のために戦う者たちの必読書である汝の敵を知ると言う意味において

このように評された

今後の混乱に十分に備えて、1つになる世界をよりよくしていかなくてはならない


この書籍は、これからのネット社会で、私たち人が試されることを具体的に記載しています。SNSで個人が力をもって、国家さえも動かす事が可能になるというネットPOWERを良い出来事にも、悪い出来事にも使えるということです。

これまでの歴史もそうであったように、両方から使うのです。

複雑になる情報社会が更に複雑になるのですが、エリックシュミットは明るい未来を想定している。そうです。

私には、相当な困難が待ち受けている様に思います。余程頭のよい人が、世界の事を考えて、上手にコントロールするのか?
そんなことは無理(どう考えても全員はコントロールできない)なのだから、機能するような仕組みを作り上げることが必要に感じました。

善と悪の対立軸をもって、善が勝つように工夫を凝らす仕組みです。

経済活動であるビジネスが、善方向にいく様に仕向けて行くことや、未来の人々がよい判断ができる様に、方向づけることが必要だと感じています。


いつもラテンな私ですが

少し真面目に記載しました。底知れぬ大きな変化を感じています。

いけいけ55でした。読んでもらって有難うございます。

サポーターになってくれた方には、私から、ご褒美に美味し過ぎる焼肉屋さんを密かにお教え致します。記事にはしない予定ですが、私は焼肉偏差値70以上です。