マガジンのカバー画像

コーヒー知識

88
運営しているクリエイター

#抽出

酸味の正体とは?

酸味の正体とは?

コーヒーの味の構成要素である酸味。その正体はどんなものなんでしょうか??

コーヒーに含まれる酸味の主要成分は、クロロゲン酸、キナ酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸などです。
そして、酸味の味というのは酸性物質が水に溶けた時に放出する水素イオンの味です。
だから酸味は水溶性が高いです。
今回は酸味の水溶性が高いという特徴がどんな時に現れるかみていきます。

○抽出する時
コーヒーを抽出する時、水溶性の高

もっとみる
最初に落ちるコーヒーと最後に落ちるコーヒーは全然違う⁉︎

最初に落ちるコーヒーと最後に落ちるコーヒーは全然違う⁉︎

今回実験をしてみました。
コーヒー粉にお湯を注ぐのを4回に分けてみました。
具体的には、「50gの湯を注いで落ち切らせる」を4回続けてやりました。

実験の狙いこれをすることにより、例えば前半と後半に落ちる抽出液ではどんな違いがあるのかを知れます。それを知ることによって、前半と後半のドリップの仕方をそれぞれに合わせて抽出することができます。
今回4回に分けて注ぐので、得られる液体がそれぞれどのよう

もっとみる
酸味をやわらげたい時の簡単テクニック

酸味をやわらげたい時の簡単テクニック

こんにちは、note100日連続投稿チャレンジの94日目です!
今日は家でコーヒーを楽しんでおられる方にぜひ、試してほしい簡単なテクニックを紹介します。
抽出に関するテクニックです。
ドリッパーで抽出している人、ドリップバッグで抽出してる人、どちらにも使えます。

「酸味がきつすぎて飲みにくい」
「もう少し酸味が抑えられたらな」
と思うことはありませんか?

抽出の仕方で酸味を抑えられるということ

もっとみる
正直、注ぎ方はそんなに重要じゃないです!

正直、注ぎ方はそんなに重要じゃないです!

コーヒーにおいて、抽出の工程は注目されがちです。
抽出というのは、湯で粉の成分を出す工程です。
よく注目されるのは、ポットでの湯の注ぎ方です。
どのように注ぐかが喫茶店やカフェでのアピールポイントとして登場することが多いと思います。
実は注ぎ方は味作りにおいてそんなに重要ではありません。
もちろん、注ぎ方によって味が全く変わらないかといったらそうではありませんが、重要度はそこまで高くありません。

もっとみる
コーヒーの味を作る要素

コーヒーの味を作る要素

コーヒーの味はどのように作られるのでしょうか?
どの工程がどのように味に関わってくるのかみていきたいと思います。
今回は6つの項目に絞って考えます。

焙煎豆になるまで豆の種類

豆が変われば、味も変わります。ただ、誤解しないでほしいのが、豆の種類によって酸味が強くなったり、苦味が強くなったりということは基本的にありません。
苦み、酸味を決めるのは焙煎度合いです。
どちらかというと、豆の種類が変わ

もっとみる
最初と最後に抽出される液体の違い

最初と最後に抽出される液体の違い

皆さんはコーヒーの抽出をやったことがあるでしょうか?

ろうとのような見た目のドリッパーにコーヒー豆を砕いた粉を入れ、そこに湯を注ぎ、粉の成分をキャッチした液体、つまりコーヒーがポタポタと落ちます。

お湯を注ぎ始めてすぐにドリッパーの下部からコーヒーがポタポタと落ち始めます。湯を注ぎ終わってからしばらくすると注いだ湯は落ち切ります。
この最初の落ち始めあたりのコーヒーと最後の落ち切りあたりのコー

もっとみる
ホットミルクでドリップしてみた!

ホットミルクでドリップしてみた!

コーヒーを抽出するときにいつもお湯を注いで抽出していますが、ホットミルクを注いで抽出したらどうなるんだろう、と気になったので試してみました!

結果はあまりうまくいきませんでした!
ドリッパーにミルクが溜まって全然落ちません!
40分待っても落ち切らなかったので、諦めて落ちた分だけ飲んでみました。
40分ドリッパーに滞在していただけあって、苦み成分がかなり出てて美味しくない!!
ドリッパーにミルク

もっとみる
湯の温度によって変わるコーヒー

湯の温度によって変わるコーヒー

注ぐ湯の温度でコーヒーの味が変わることをご存知でしょうか?
湯の温度を少し変えるだけでも結構味が変わったりします。
コーヒー屋さんによっておすすめの温度はさまざまです。85〜95℃くらいの間でおすすめと言われることが多い気がします。
僕は豆の種類や焙煎度合いや焙煎してからどのくらい日が経ってるのかによってちょこちょこ調整してます。
だから日々変わっていくのですが、基本的に浅煎りだったら95℃で抽出

もっとみる