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ウイグルの若者がテロに走ったのはヨーロッパのイスラム教徒と同じという誤解

朝っぱらから、受験生が受験生に刺されたという事件の速報を聞いて、怒りが抑えられないのですが、私は常日頃、こうした事件が発生するとすぐに加害者の方を擁護するメディアや有識者にも怒りを感じています。

どうやって加害者を擁護するかというと、加害者がこのような犯行にいたったのは、彼をそこまで追い詰めた社会が悪い、不当な格差や差別、貧困のせいだと主張して、案に「加害者は悪くない」と示唆するわけです。

朝日新聞や毎日新聞はもちろん、その方針で一貫していますが、先日は産経の社説までもがこの「社会が悪い」論を唱えていて、正直引きました。

この「社会が悪い」論は、テロリストについても唱える人が結構います。

というか、テロといえば社会が悪い論、ともう相場が決まっていると言ってもいい。

先日、佐々木俊尚氏がラジオに出演して、次のように言っていました。

(中国が)弾圧を強めれば強めるほど、ウイグル人の若者たちは、「もうテロで対抗するしかない」と逆に思うようになる。これは、イスラムがヨーロッパで遭ったこととまったく同じです。

えーーーーーーっとですね。

これは、たくさん言いたいことありますよー。

まず第一にですね、これは

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