エネルギー安全保障を阻むイスラム国テロ
「テロ攻撃により一般人6人が斬首され、3人が誘拐され、数十軒の家が燃やされた。」
アフリカ東部の国モザンビークのフィリペ・ニュシ大統領が先日、演説でこう発表しました。
犯行声明を出したのはイスラム過激派テロ組織「イスラム国」です。日本の報道ではほとんど触れられることのなくなった「イスラム国」ですが、今も世界各地で活発なテロ活動を展開しており、そのひとつがモザンビークです。
モザンビークと聞いても、はあ、まあ日本から遠いアフリカの国が大変なことになってるんですね、そうですか、くらいにしか思わないかもしれませんが、いやいや、実はこれは日本にも大きな関わりがある事案です。
というのもモザンビークというのは潜在的な資源大国であり、
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