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筋肉痛の功罪と登山

ここ半月で富士山に登り、富士登山駅伝にも出場してきました。
普段こんなに強度の高い練習はしないので、どちらも翌日以降は激しい筋肉痛に見舞われることになりました。

そこで分かったのは、強すぎる筋肉痛は練習を妨げるためトレーニング効果として見た時には必ずしもプラスとは限らないということです。むしろ回復に時間がかかりすぎてマイナスにすらなり得ます。

筋肉痛が強すぎる時のデメリットは心肺機能に刺激が入れられなくなることです。心肺への負荷はすぐに回復するので、できれば2日以上は休ませたくありません。そうなると筋肉へのダメージは2日後にはある程度回復する水準にとどめたいところです。

筋肉痛が強すぎるとスピードを上げるのが辛くなりますし、無理に上げるとフォームを崩します。別のトレーニングで代用しようにも筋肉はすでに十分なダメージを受けており、筋トレも効果が薄いので、やれることがなくなります。そして、心肺への負荷がかけられないのは機会損失になります。

ただ、私のように普段あまりメリハリのないトレーニングをしているランナーにとっては、筋肉痛が起きるような高強度トレーニングは「たまにやる」くらいなら効果があるかもしれません。特に登山では日常では得られないような強烈な負荷がかかるため、それまで蓄積した能力と化学反応を起こしてパフォーマンスが飛躍的に向上する可能性はあると思います。

私が毎年だいたい同じような練習をして昨年は5000m17分38だったのが今年は17分51にとどまっているのは、準備段階で登山を取り入れたかどうかの差だと思っています。頻繁にやるのは前述の通りマイナスだと思いますが、たまに取り入れる分には有効だと感じています。

たまに取り入れると登山はいい練習になります

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