見出し画像

大人のなつやすみ、読書のすすめ

家の裏には寺がある。
こぢんまりとしているが、源氏で有名な寺だ。
一昨日から続く妙な悲しみ、落ち込みはちょっと寺にも原因があるのではないかと思う。

なにも怖いことはないが、寺には小さな納骨堂が設けられており、帰ってきた見知らぬ御先祖たちで賑わっているようだ。

連日の宴のようなそれはいまの私には堪える。

盆を超えるのもいろんな意味で困難だ。


そういうわけで。

犬の介護と家守、節約、友人たちの旅行と帰省、連れの音信不通により盆中ずっと家に篭る他の無い私は発作的に夜の書店へ出かけた。


眠れない夜、悲しい夜、そばに置いておく友人は本だ。

このところ積ん読も減っていたが、(勿論まだある)
欲しい本をジャンル問わず一気に購入してきた。
通販もいいが、本は手にとって買うのが一番だ。

8冊ほど買ったその中で、貸してかえってこなかったので再購入した1冊を紹介する。

梨木香歩 作 「家守奇譚」(新潮文庫)

はじめは梨木氏が好きな友人から勧めてもらったのだが、草木の名前や主人公の住む家、景色の描写にどこか懐かしさのあるファンタジックな毎日が私の心を鎮め、癒してくれる。
「田舎」のような存在だ。


暑い中、つかの間の休みを家の外で費やすのもまた良いですが、
時には本を手にとり朝まで、なんて日もいいのではないでしょうか。


久しぶりのnoteはこんな感じ。

サポートされるってどんな感じですか? でもマイペースに進んでいきたいと思います