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生き物に強いオリンパス・オカメインコの時代

表紙の写真は、今日撮影。OM-D E-M1 MarkIII。
最近屋外写真ではFuji X-A7を使っています。フラッグシップモデルと、中堅クラスモデルを比べるのは酷なのかもしれませんが、やっぱりOM-D、動物に強いです。合焦が早くてシャッターリリースのタイムラグも少ない。それでもオカメインコの動きには、実は追従できないんです。表紙の例は、ぴいよがお皿にくちばしを入れそうな「直前」にシャッターを切っている。でも、それはあまりにも被写体が小さく、望遠端45mm(フルサイズ90mm相当)なので、そりゃこれ以上は無理でしょう、とは思います。

さて、昨日419点まで増やしたNFTですが、「既にNFTバブルは終わった」という意見もあるようです。

今までピクセルアートに凄い値段が付いていたのは何だったのだろう?と思っていましたが、これをコレクションしてそんなに楽しいかな?とは思っていました。私の「岩泉駅の夕景」を買ってくださった方(多分アメリカの方だと思います)、あなたのセンスを称えます。ありがとう。

0834岩泉駅夕景_72

売上高が落ちたとは言え、現状、スポーツ系(プロバスケットボール選手のトレカ)の売上が316万ドル、アート系が300万ドル、1ドル110円換算で3億円台ということで、アート系が意外に健闘しています。てっきりスポーツ系トレカの方が圧倒的に売れているのだろうと思っていました。

NFT市場に本格的に参入している写真家というのは、まだ居ないみたいです。私はそこに、6ドル相当程度からの作品を419点という、ある意味「殴り込み」を掛けた訳ですが、バブルも何も「6ドル」ですから、少なくとも今買えば「めちゃ安い」のではないかと。初期のバブルも弾けたようですし、今は作品総数もあまり増えていない感じです(アート系で230万点くらい)。

普通に考えれば私は「バブルに乗り遅れた」という結論になりそうです。
ただ、NFTって、opensea.ioでは、作って出品しているだけなら「費用はかからない」んですね。だから、このままずっと維持していこうと思います。新作も出します。まずは500点くらいまでは出したい。今は出品数をある程度確保しておいて、「飯島ファン」が現れてコレクションを奪い合ってくれるようになるその時の「下地」を作っておく時間ではないかと考えています。笑う人は笑ってください。本当のところ私も「まさかそんなことにはなるまい」と冷静に考えておりまして、でも幸いにして今はデジタルカメラですから現像代がかからない、銀塩ポジは全て25年前にフィルムスキャナでスキャニングしてあった。出品に当たって実体物を送る訳ではないので、送料もかからない(アメリカにポジフィルムを都度送っていたら破産してしまう)。という訳で「お金がかからないからやってみよう」というノリでもあります。

日本と言えば「猫」が人気なので(インバウンドが来ていた頃には、和歌山電鉄の「たま駅長」とか、四国の離島の猫の島とか、人気でした)、朔の写真を優先しようかなという考えもありましたが、いやこれからどうなのかな?コロナで世界が「グレートリセット」された感じがします。「新しい何か」を求める気持ちを持つ人も出てくるのではないでしょうか?

という訳で、猫もかわいいけれど、これからは「オカメインコが来る!」という「逆張り」の方が、戦略的に面白そう。で、ぴいよの写真をどんどん出しています。

ただ、オカメインコって本来の野生種は「ノーマル」つまりグレーと黄色で頬に赤いパッチがあるタイプ。
ぴいよは「パイド」。
パイドというのは「」という意味。
もっとも、ぴいよは厳密には「ホワイトフェイス劣勢シルバーパールパイド」に「シナモン」が少し混じっている雑種です。

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上の写真の翼をよくみると、シナモン色の羽根が少し見えます。でも「シルバーパール」の紋様は翼の内側にしかないので、羽根を広げたときにのみ、風切り羽にはっきりと現れます。
でもまあ、ほとんど白といえば白。本来野生だったら「白い小鳥」は天敵に狙われやすく、あまり好ましい模様ではないはず。一種の突然変異(カラスでも希に白いカラスが現れます)なのだと思います。

なのですが、これを無理矢理繁殖させて一儲け狙おうとするブリーダーが現れると、近親交配が起きやすく、色々な問題が発生します。
実はかつて、オカメインコの「ルチノー」(黄色い顔に白い体、頬に赤いパッチ)が流行った時期があって、その時には、無理矢理ルチノーを交配させまくって、先天的に病気にかかりやすい個体が増えて問題化したことがあったそうです。まして「真っ白」ですから、ルチノーどころではない。「ぴいよ」がパイドであることで、ブームになってしまったらオカメインコ界全体を狂わせてしまいそうで、ちょっと怖いのですが。

私のNFT、今なら6ドル(660円)相当くらいの0.002イーサリアムで買えます。
イーサリアムの対ドル(対円)レートが下げているという環境でもあります。アート系NFT、日本は「この夏頃から」業者が本格的に参入するというニュースもありました。そこで再びアート系NFTが話題になって、現代美術の人たちが高額で出してくると思います。けれど売れるかどうかはNFTの盛り上がり方次第かと。
でもその余波が、世界最大のNFTマーケットopensea.ioに及んでくると、万が一くらいのチャンスはあるかもしれない。売れてるアートって、普通に0.05ETH(1万5000円前後相当)とか0.5ETH(15万円前後相当)で売れてます。もし660円が15000円、いやそこまで行かなくても6600円とかになったら凄いと思いません?NFTって、これでも「無形資産」。転売できるんですよ。もっとも15万円とか150万円を狙ったらそれは「投機」でしょうが……。

プレスリリースは既に、国内向けと国外向けに出しました。

後者は共同通信PRワイヤーというところに依頼したのですが、北米の反応は、大きいというほどではないけれど、コロナ渦でまだ今ひとつ経済が回復しきっていない中でのプレスリリースとしては、やや反応がよい方だったとのことです(2日で2000件くらいのPVがあったそうな)。担当の方に「プレスリリースというのはどのくらいの期間効果があるのですか?」と尋ねると、正直に「1週間くらいでしょうか」と。ただ、後で関連話題がクローズアップされたときに「過去のプレスリリースが再び注目を集める」ケースも、あるとのこと。

6月4日現在、プレスリリース以降、私の発行したNFTは1件も売れていません。
でも、今は「そういう時」なのだと思うことにしました。
永遠に「そういう時」が続く可能性もあります。

でも、私が密かに期待していること……

2019年の「阪急占いセンター」。「まだそのネタ引きずっとんかい!」と思われるかもしれませんが、

2020年と2021年は「学びの期間」で、「新しいことを始めるのはよくない」、で、仕事関係の勉強をするとか、作品撮りとか、そういう期間だとアドバイスをいただいたことは上記記事にも記しました。私が今やっていることは「新しいことを始め」ているようにも見えますが、作品を公開するということは、Webでも実空間でも既にやっていること。NFTという「仕事関係の勉強をしている」のではないかとも考えています。出品の仕方とか、プレスリリースの出し方とか、色々新しく学んだことは確かにあります。
しかし阪急占いセンターのアドバイスは、実はそれだけでありませんでした。「2022年はいい年になります」とも。

ここに賭けます。

……って、結局またその話かい!

私のNFT、見るだけなら無料ですし、実はデータのダウンロードも自由です。高解像度データが無料でダウンロードできます。なぜなら、売っているのはあくまで「所有権」だから。著作権は私が保有したままですし、デジタルデータである以上、いくらコピーを繰り返しても「全てが本物」。売っているのはNFTで裏付けられた「所有権だけ」。だから、ダウンロード歓迎、コピー自由。所有権が私にある現在は、使用権も無制限に認めます。A3ノビのプリンタでも綺麗に印刷できるクオリティです。是非、冷やかしに覗いてやってください(「たたずまい」だけはA4くらいが限界かも)。


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