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AIを使ってまで作る必要の無い写真

この写真を「作った」人は、賞が欲しかったのでしょうか?それとも審査員を「試してみたかった」のでしょうか?

ま、どちらでもいいです。うち、関係ない。
賞って何のためにあるんでしょうね?
新人賞はわかります。それで注目を集めて、才能を伸ばすチャンスを提供する。

でも、ある程度の年齢を重ねて、それなりの名誉と地位を確立した人に賞を出すのって、どうなんでしょう。それ以上の名誉と地位って、必要なんでしょうか?ああ、逆か。その人の名誉と地位にひっついて「名誉と地位のある賞」というものを作りたいのか……やれやれ。

AIで合成した写真と、AIでノイズを除去した写真って、違うんでしょうか?
そもそもは、フィルムの時代から、ネガフィルムに記録されている情報って、印画紙や印刷機で表現できる濃度差を超えていました。つまり、フィルムに記録された(アナログ的な)濃淡情報を、何らかの方法で「加工」しないと、印画紙に再現できませんでした。マルチグレード焼き込み覆い焼きとか、やったなー。トリミングもね。過去の有名写真家の有名作品、実はトリミング、とか、ありますが、そりゃそうでしょう、トリミングも含めて「絵作り」までが写真なので。ずっと「その場で速写された」と思われていた写真が、実は、ポーズ決め決めで撮った写真でした、とか。

「お前は、AIを使うまでもない、ろくでもない写真ばかり撮っているからそういうことが言えるんだ」。
はい。その通りです。

おいしけりゃ、いいじゃん

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