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雨の粥
2022年6月11日 23:28
結び合う雨と、響きあう雨文章が意味をなしている詩と、ちぐはぐな詩それは生活だマンションの陰で、ふたりは期待を膨らませている自転車は六本の電柱を通り過ぎる勇気の出る靴下を履いている、ドアノブの色について考える美容室で順番を待っている間、紅茶を飲みながら眠る家に帰って洗濯をする、部屋で歴史や環境に関する記事に目を通しているそれらは木々の夢を見せる詩だすっかり暗くなったグラウンドで