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より健康でその人らしく輝くことのサポートを

『そらとり自癒力活性サロン』と『クラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクス』

そらとり自癒力活性サロン」では、『クラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクス』および『コアコンディショニング』という施術を受けることができる。

『コアコンディショニング』とは体幹(コア)を整えるということ。
一方、『クラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクス』という言葉は馴染みが少ないかもしれない。
これは、受け手の内側にある治癒力が外側に拡がっていくことで、心身の不具合を整える、という静かで穏やかなセラピーのことだ。

施術風景

私も施術を受けたが、受け手である私はベッドで横になっていただけ。
施術者(セラピスト)である江口さんは、そっと足や頭部に手を軽く触れているだけ。私は静かな時間が流れる中、身を委ねている。マッサージや鍼灸のように外から加えられる力はなく、ただ静かに時が過ぎていくのだ。

施術後、肩凝りから来る頭痛が治まったこともある。
どこか違う空間へ旅してきたような何とも不思議な感覚になることも多い。
ただただ深い瞑想後のような穏やかな時間だったこともあるし、その時は特に変化はわからず翌日えらくスッキリしていたこともある。


「クラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクス」の特長


この施術の際、何が起こっているのだろう。尋ねてみた。

キーワードは「一次呼吸」。
受精の瞬間に始まるという一次呼吸は脳脊髄液を循環させる作用があり、これが滞ることなく流れることが心身が健康であることにつながる。すなわち健康のバロメーターの一つだということだ。
肺呼吸とは違うその一次呼吸を、セラピストは手のひらで感じ取っているのだという。

例えば、身体に触れると一次呼吸の波に「ざわつき」を感じることがあります。
この一次呼吸はストレスなど外的要因で縮こまるのですが、施術が進むにつれ本来のリズムを感じられるようになってきます。そして、次第に一次呼吸が大きく伸びやかになっていくのです。
その過程を手のひらで感じることが、セラピストである僕自身も気持ち良いのです。
リズムが感じられるようになるのは、受け手の内なるバランスが取れてきた証です。段々とその人自身の緊張が緩み、その人自身も寛いでいる状態になっていきます。
さらにこの一次呼吸が大きくなると、その人本来の伸びやかさが発揮され、身体の状態も整えられていくのです。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスでは、ご自身で気づいていない緊張からの解放もおこなわれます。
本人はリラックスしているつもりでも、無意識に力が入っているということはわりと多くあります。
それが施術によって力が抜けていき、段々ベッドに身体が深く沈んでいくように感じます。
そして呼吸も変わり、それまでよりも深くなる瞬間があります。
すると一次呼吸にあった「雑音」がなくなり、クリアになっていくのです。
施術後には「何かが抜けた」とか「ニュートラルで自然な状態にリセットされた気がする」とよく言われるのは、こういったことからだと思います。

実際に体験してみるとその感覚がよくわかる。
身体が自然な状態に戻っていく感じがするのだ。そして心までもが落ち着いてくる感覚がある。


サロン風景


この不思議で心地よいクラニオセイクラル・バイオダイナミクス(以下、「クラニオ」)は、少しずつ知られてきてはいるが、まだまだ新しい言葉のように感じる。
もともとリラクゼーションに近い仕事をしてきた江口さんだが、クラニオを専門とするようになったのはどのようなきっかけがあったのだろうか。


* * *

クラニオに出会ったきっかけと学びへの衝動

メキシコで一人旅に行った際、長距離バスの中でアンドルー・ワイル博士の「癒す心、治す力」という本を読んでいたんです。
その中にクラニオに関する記述がありました。それがずっと心のどこかに引っかかっていたんです。
そしてメキシコに住んでいた時、街中でクラニオの看板を見つけて「あの本にあったことだ!」と思い、受けてみました。それはとても面白く衝撃的な体験でした。
すぐに「これってどこで勉強できますか?」と尋ね、クラニオのパイオニアのアプレジャーインスティチュートの講習を受けました。
それで気に入って、さらに自分でもいろいろ調べていくうちに、「バイオダイナミクス」という分野にとても惹かれたのです。
そして、どうしてもそれを学びたくなりイギリスの学校に行くことにしました。
それ以前にメキシコでヨガに出会っていました。そして瞑想や太極拳にも出会った。
それまでは完全に頭でっかちの人間でしたが、これらに出会い次第に身体が開き、そしてハートまでもが開いていきました。
それもあったのかな、あの時クラニオを学ばずにはいられなくなったのです。
心の内から出てくるあの衝動は止められませんでした。

当時住んでいたのはメキシコ。
突き動かされるようにイギリスの学校に連絡を取ったのが、10月から始まる2年間のコースの1ヶ月前。
子どもは生まれたばかり。家族も反対している。
でもどうしても「これだ」という内側からの声が止まなくて、イギリスへ飛行機通学することに決めたのだという。
実際は2年間という学びの期間で10回ほどイギリスへ飛び、現地滞在中には宿舎で他の学生たちと共同生活を送っていたのだそう。

その2年間はとにかく楽しかった!と、嬉しそうに語る姿から笑顔が溢れ、様々な思い出が心の中に蘇っているようだった。


学びを終えた後は、再びメキシコでそれまでやっていたマッサージやリフレクソロジー等に加え、少しずつ学んだクラニオを加えていった。

学生の頃

(メキシコホリスティックセンターで働いていた頃)

最初は満足してもらえるだろうか?と正直なところ不安がありましたが、結果や反応はとても良かったのです。
こういう目に見えないものへの理解がその場(メキシコ)にはあったのかもしれません。


最終的にはクラニオ専門で施術をするようになり、結局メキシコには12年住んだという。

メキシコではやりつくした感、達成感があり、最終的には日本かなと思って帰ってきました。

そして、今の「そらとり 自癒力活性サロン」に至る。


* * *

「そらとり」のスタンス

そらとりで大事にしていることは、『自律人』として自分自身の健康を守るようになる、というスタンスです。
お医者さんや薬に頼りすぎることなく、いずれ整体通いからも解放されていく生活。
そのためにクラニオを始めとした施術を通して、自らの免疫力を高めるサポートをしていきます。
例えば減薬に力を入れているドクターともつながりがあるので、そういった面からも情報提供などサポートできたらいいなと。
「寝たら治る」という状態に持っていけたらいいな、と思っています。

寝たら治る!そんな風に過ごせたら最高だし、何より自分の身体への信頼感が今より増す気がする。
「なんか私は大丈夫な気がする」
自身でそう思えたら、内から元気が湧いてくるのを感じられるだろう。

人にはもともとその力があるはずなんです。
そらとりの特長は「その人の健康状態の底上げ」だと考えています。
最近は腸の大切さも認知されてきましたが、特に脳と腸を整えることで、その底上げができていくのです。
クラニオで脳脊髄液の流れを整え、本人も気づいていない緊張を解します。そして同時に腸を元気にしていくアプローチも行います。

施術風景②


一人一人の中にある「叡智」


「自然治癒力」は、一人一人の中に確実にある。
それを感じ切っている江口さんは、実際にどんなあり方でいるのか、ということについて聞いてみた。

感じ方や感覚は人によって違うし、同じ人でも状況や環境によって違ってきます。
一人一人の中には、命を育み傷を癒してきた神秘的ともいえる「叡智」があります。その「叡智」はどういう順番で治していったらいいか?まで、全てを知っているのです。
私はその「叡智」が働けるための“場づくり”をしている助手、もしくは黒子にすぎないと考えています。
「叡智」さんは素晴らしいです。
「今は身体だよ」「今は心だよ」「今は意識を拡げるときだよ」と自らよくするための順番ややり方、全てを知っています。
そこに僕はジャッジも技術も知識も挟み込まず、ただただ「叡智」から来るものを待つ。
それがバイオダイナミクスのスタンスでもあるのです。


「叡智」
それはどんな人の中にもある、その人自身の知恵。深遠なる力。
その叡智が、今必要なところに導いてくれる。
その働きを最大限発揮できるよう場を整える。
それが先生のあり方であり、体現していることだ。


* * *

自然に触れていただく機会を


さらに、2020年から新たに始めたことがあるという。

今はストレスも多かったり、食べ物自身の力も昔より弱まってきている気がします。
だからこそ「自然に触れていただく機会を作る」ということで、農業収穫体験を2020年から始めました。

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近年、不安やパニック障害でお悩みの方が増えているが、最新の研究ではその原因は過剰なストレスによる脳の誤作動によるもの、という捉え方をしている。
つまり心の問題ではなく、脳の海馬がストレスで委縮する機能異常だと捉え、クラニオはそのタッチによって興奮した脳を鎮める役目を果たす。

それに加え、土に触れるという人間にとっての基本的な行動をすることで、自然からの力を得る機会を江口さんは提供している。
自然の動き、恵みに直に触れることで、「人間本来の力を底上げしていく」。
というそらとりの理念がここでも活かされている。


多くのことが自然の中には「ある」。例え目には見えないとしても「ある」のだ。
人も自然の一部。
であるならば、感じ取れることはできるはずだ。


「言葉では表現できない世界」がありますよね。


メキシコの砂漠を歩いたり、マヤの聖地に行ったり、カリブ海、マチュピチュ、アマゾン…
江口さんはこれまでに様々な自然の中で多くの時間を過ごした。
砂漠の中を一歩、また一歩歩くたびに景色が変わる。一歩歩みを進めるたびに目に見えるものも、音も変わる。
「今、ここ」というのを、芯から体感したのもこの時だった。
大自然の中に身を置くということ。
「今」だけを感じるということ。
あの時体験したこと、経験したことが、「今の施術に反映されている」と江口さんは語る。


* * *

とびっきり輝いている人が多い世界を


実際に江口さんのところを訪れる方は、病院に行って検査をしたけれど原因がわからないということが多いのだそう。
「耳鳴りがする」「頭痛がひどい」「三叉神経痛があって」など、身体に現れる痛みや不定愁訴。そして鬱や不安、パニック障害など。
本人にとってそれはとてもしんどいことだ。
その痛み自体が減り、またはなくなり、身体が楽になったと言われるのもとても嬉しい。その人が楽になるのはとても嬉しい。
その上で、また違った嬉しさを感じるときもあるという。

施術後に、こんな風に言われることがあります。
「今日は先生いなかったね」と。
いや、いるんですよ実際は(笑)。
受け手の自然治癒力が最大限に発揮されるために、施術者の僕は何も介入しないし、できる限り存在も消すように努めます。なので、「いなかったね」というのは「よくできました」っていう誉め言葉みたいなものなんです。
でも、僕がいないと感じるほどにご本人はご自分の深いところに行かれていて。これは般若心境でいう「空」の状態なのかな、と思うことがあります。
魂のふるさとといったらいいのでしょうか。
意識だけがただただ拡がっていって安堵感しかない状態。この感覚を味わってもらえるのは嬉しいですね。
言葉にならない世界なので説明が難しいのですが…

頭痛が取れるのも、腸が元気になるのも、それはとても嬉しい。
けれど、人にはまだまだその先がある。江口さんはそう考えるのだ。

大切な方と

(メキシコ時代のクライアント様と)


その人自身の中心軸が安定している状態。
その人自身の深いところに繋がっている状態。
その上で表現されることは、その人にしかできないことでとびっきり輝いています。そんな人が多くいる世界を見たい。
辛い症状がなくなるのも素晴らしいことだし、心身ともに健康であることも素晴らしい。そして深い部分で自分と繋がり自己探求も素晴らしい。
そのどれもにクラニオセイクラル・バイオダイナミクスは有効なのです。


嬉しかったこと


最後に「これまでに嬉しかったこと」について聞いてみた。

畑で収穫作業をした際のことです。
参加者のAさんとBさんは初対面でしたが、その時聞こえてきたお2人の会話がとても嬉しくて。
AさんはBさんに「昔、そらとりに通っていたんですけど、今は元気に過ごしているので全然行ってなくて。でも収穫がしたくて来たんです」と。
そらとり通いは卒業してすっかり健康になった方が、今は別の方に自身が健康であることを伝えている。
そして卒業しても、畑を通してこんな風に関係性が続いていること。
この関係性がとってもいいなぁ~!と、しみじみ感じました。
とても心に残っています。

なるほど。
人が健康になり、周りに健康な状態である姿を現すことでその素晴らしさを伝える。そしてやりたいことをして、その人らしさを表現していく。
江口さんの考える「世界」が体現されていたのだろう。

収穫物

今、世の中は緊張が強い人やストレスが強い人が多い。
そんな中で、江口さんは自分のクラニオセイクラル・バイオダイナミクスという手段を用いて、人々がより健康でその人らしく輝くことのサポートをしていく。
その静かなる力強さを感じた時間だった。

「僕にとってはNo クラニオ No Lifeですね!」

と朗らかに笑っていた姿が、とても印象的だった。


                       (2021年1月25日)


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note(メキシコ時代のお話を書かれています)


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