見出し画像

【売れるマーケ】「お奨め商品」を売るための「お奨めしない商品」。

お奨め商品のあるお店は強い。

これは、商売のセオリーですが、
お客さまは、奨められたからという理由で、
買っているのでしょうか。

ショッピングに興味の無いお客さまなら、
そういうこともあるかもしれませんが、
ほとんどの人は、
ショッピングの楽しさを知っているので、
奨められるままに買うことはありません。

ウィンドウショッピングに出たり、
雑誌やカタログを見たり、
ネットで調べたりした上で、
いろいろと見比べてみたいのです。
悩みたいのです。

悩むことが、楽しさになっているのです。

たとえば、雑誌に欲しいと思った鞄があったとします。

それを欲しいと思うまでには、
他の商品をたくさん見ています。

いろいろ見比べた結果が、欲しいと思う鞄なのです。

もし、その鞄だけの写真を見ていたら、
欲しいと思ったかどうかはわかりません。

人は、何かと比べないと、気が済まないのです。

比べた中で一番良かったモノを、
自分が欲しかったモノだと、結論づけるのです。

その先は、欲しいと思う気持ちがどんどん強くなり、
買うことを決断するのです。

他に比べるモノがあったからこそ、
選ぶ楽しさを味わい、欲しいと思えるのです。

絶対の自信がある商品だから、それだけで勝負する、
という商売は、かなり難しいと言えます。

どれだけ自信があっても、
やはりお客さまは、他と比べなければ買えません。

自店内で比べられる分には、どちらにせよ、
自店の商品が買われますが、
他店と比べられては、
まったく集客できない可能性もあります。

それは、賭けになってしまいます。

自信のある「お奨め商品」があったとしても、
“比べるための”「お奨めしない商品」も必要なのです。

よろしければサポートをお願いします!頂いたサポートは、取材活動に使わせていただきます。