お金を貰って、稲刈り体験。
何年も前の話ですが、稲刈りをしました。
隣の集落の人に頼まれ、2日間、稲を刈り、
「なる」と呼ばれる物干しみたいなものに稲をかけ、
干したのです。
自然乾燥は今では珍しく、
だいたいは乾燥室で乾かすのです。
この近辺の米は、「なるがけの米」と言われ、
少しは知られているのです。
稲を刈ると言っても、手ではなく、
稲刈り機を使います、もちろん。
何日か干した後、これまた脱穀機でモミを取り分けます。
それを運ぶのですが、重いのなんの。
都会育ちの私など、腰はギリギリ、膝はガクガク。
何日かは痛みと共に過ごしました。
でも、貴重な体験です。
楽しかったです。
いただいた米も美味しかったし、
いらないと言っているのに、日当までいただきました。
都会人は、田植え・稲刈り体験に
お金まで払っているというのに、
私はお金や米までいただいて。
ありがたいことです。
なぁむぅ~。
それから数年、田植えを手伝うこととなりました。
文と絵:佐藤きよあき
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