『プチ我慢』で、みんなやせられる!
『実録・20日で17kgダイエット』&『実録・1ヵ月4kg・3ヵ月8kgダイエット』
ダイエットをめざすあなたへ。
やせたい。スリムになって、お洒落したい。でも、食欲に勝てない。簡単にやせる方法はないの?みんな、そんなことを言っています。
私はいつも思います。「やせたいなら、食べるな!」。みんな口では言っていても、本気になっていないのです。それだけのことです。
太っていることで悩んでいる、とか、辛い、とか言っていますが、本当でしょうか。悩むくらいなら、ダイエットすればいいじゃないですか。本気でやれば、ダイエットなんて簡単なんです。実際、私は2回も成功しています。1度目は17kg。2度目は8kg。それほど、ストレスもなく成功させています。
今回は、あなたに「厳しいダイエット方法」1つと、ほんのちょっと我慢する「プチ我慢ダイエット」を伝授いたしましょう。あなたの体重によって、どちらかを選んでください。でも、厳しい方法は危険ですので、おすすめしませんが。
さあ、デブをバカにしたあいつをギャフンと言わせましょう。
どうして、あなたはダイエットできないのでしょう。どうして、失敗してしまうのでしょう。その原因は、簡単なことです。
●毎日続けたり、カロリー計算などが面倒になった。
●一定期間後、体重やサイズに変化がないので、
やる気がなくなった。
●ダイエット食品を使ったけれど、マズい、飽きるなどで、
降参してしまった。
●食べないダイエットは、ストレスが多く、
プチッと切れてしまった。
●ムリなダイエットで、貧血や便秘、めまい、生理不順など、
体調不良を起こした。
だいたい、このようなことが原因だと思います。では、どうしてそうなるのでしょう。
ダイエットに失敗する人に共通しているのは、「食べることがなにより大好きだ」ということです。元々太ったのも食べることが好きだからで、ダイエットに失敗するのも同じ理由です。
ならば、「食べなければいい」が結論です。消費カロリーより、摂取カロリーが少なければ、当然やせます。簡単な論理です。
でも、それができないから、イライラしているんですよね。わかります。私もそうでした。成功した今だからこそ、エラそうに言えるのです。
最近、“普通に食べてやせる”という広告をしている商品があります。食べたものの脂分を固めて外に出す、というものですが、どれほど効果があるでしょうか。
太っている人は、元々食べる量が多いので、多少脂分を取り除いたところで、余分なカロリーを摂っていることに変わりはありません。現状維持はできても、やせることはムリだと思います。
また、やせる体操なども紹介されていますが、太っている人は、運動することが嫌いな方が多いですよね。そんな人が運動すれば、多少は体重を落とすことができるかもしれません。でも、普段以上に動くと、お腹が空きます。すると、普段以上に食べてしまいます。やっぱり、やせません。
それに、体操を紹介している本などでは、必ず「ムリのないように」と書いています。ムリしない程度の運動では、贅肉をほんの少し引き締めることしかできません。ムリせずにやせることなど、できるわけがありません。
太っている子どもが、スポーツをするようになって、やせていくことがよくありますが、それは、かなりハードな運動をしているからです。運動だけでやせるためには、覚悟が必要です。
市販の商品で、“これならやせられるかな”と思うのは、ドリンクタイプのダイエット食品です。粉末を水で溶いて、シャカシャカするやつです。一度に飲む量が多いので、飲むこと自体は大変かなとは思いますが、理にかなっています。
澱粉と栄養素に、果物やココアなどの味をつけていますが、これでお腹をいっぱいにすることで、他のものを食べられなくします。つまり、食べないダイエットなのです。カロリーが少なくなるので、やせるのは当り前なのです。
しかし、ものすご〜く高い。1週間分で1万円以上します。短期間でやせられればいいのですが、長期間になると、とてもできません。お金持ちの方は、この方法をお試しください。それでも、成功するなら安いと思えるかもしれませんが、失敗したら……と考えると、躊躇してしまいますよね。
やせたい!けど、できない!と言っている人は、だいたい考えが甘い。私は、そう言い切ります。
食べてやせることなど、できるわけがない。運動だけでやせることも簡単ではない。ダイエット食品に頼りすぎです。そんなことに効果があるのなら、もうとっくにみんなやせています。
どうして、ダイエット食品が売れ続けているかわかりますか。みんな失敗しているからです。次々に、違う方法を試すからです。成功しているのは、ほんのひと握り。
“根性のある人だけです”。ハッキリ言って「根性」しかありません。「食べない」という意志を貫く根性の持ち主こそが、ダイエットの成功者になるのです。
ここまで厳しく書いてしまうと、“私じゃムリだわ”と思ってしまいますよね。そこで、私から救いの手を。
私は、過去2回、それぞれ違う方法でダイエットに成功しています。1つは、とんでもなく根性のいる方法で、17kg減量。もう1つは、ほんのちょっと“我慢”する方法で、8kg減量。この2つ目は誰でもできますので、おすすめです。『プチ我慢ダイエット』です。
それでは、私が実践・成功した、2つのダイエット方法をご紹介しましょう。
『20日で17kgダイエット』
まだ若い頃です。大食いだった私は、からだ全体がぽちゃぽちゃしている上に、お腹が出てきていました。からだは気にしていませんでしたが、さすがにお腹が出てきたのはショックでした。まだ若かったので。
“よ〜し、ダイエットだ!”というほどの意気込みもなく、なんとなく始めていました。しかし、その方法は、意気込み以上にハードなことをしてしまいました。自分がここまでできるとは思いませんでした。
20日間が過ぎた時、なにげなく体重計に乗りました。本当になにげなくです。期待して乗ったわけではありません。
私は、“えっ、うそぉ〜。ほんまかいな?”と、自分の眼と体重計を疑いました。一度おりて、もう一度乗り直しました。やっぱり、同じです。
なんと、75kgもあった体重が、58kgになっていたのです。あちゃ〜!です。予想をはるかに超える減量に、心臓がバクバクしてしまいました。こんなことがあるのだろうか。やり過ぎです。
鏡を見ると、確かに顔がげっそりしています。ある意味、失敗です。ここまで減量する気はありませんでした。17kgですよ。これでは、情けない男の風貌になってしまいます。
即、中止で、危険のないように、少しずつ食べる量を増やし、63kgまで戻しました。顔のげっそりは、直りませんでしたが、からだは理想に近づきました。本当にビックリでした。
このダイエット以来、十数年間は、どれだけ食べても太らない体質になっていました。好きなものを好きなだけ食べられる幸せを感じていました。
さて、その方法とは……
まずは、朝、早起きをします。トイレに行き、歯を磨き、顔を洗い、髪を整えます。普通です。
それから、テニスラケットとボールを持って、近くの公園に行きます。テニスの壁打ちをするのです。壁に向かって打ち、返ってきたボールを打ち返すのです。これを1時間、ほんの少しずつ休憩しながら続けます。テニスをうまくなりたい、という気持ちで本気でやるのです。
“私テニスできないもん”と言われる方もいるでしょうが、私も初めてでした。誰に教えてもらったわけでもなく、我流で練習したのです。
最初は、返ってきたボールが打てなくて、ころがるボールを追いかけてばかりでした。でも、4、5日経つと、だんだんコツがわかり、できるようになります。
ころがるボールを追いかけている時は、走ることがハードでした。打てるようになってくると、次々に打ち返すために、スピードが速くなり、これまたハードで、汗びっしょりでした。1時間経つ頃には、もうフラフラです。
それから家に帰り、朝食です。朝食は、コーヒー1杯とビスケット2枚のみです。ビスケットは、2枚しかありませんので、ゆっくり少しずつ味わって食べます。これで、昼食まではカロリーゼロの飲み物以外は口にしません。私は、お茶を飲んでいました。
昼食は、麺類を食べ続けました。主にうどん、そば、ラーメンです。“ラーメンはカロリーオーバーじゃないの”と思われるかもしれませんが、私は好きなので、たまにラーメンにしていました。すべてを我慢するのはキツいので、少し自分に甘くします。
しかし、スープは飲みません。ラーメンは、スープのカロリーが多いだけで、麺はさほど高くありません。うどんもそばも、汁は飲みません。もちろん、具の少ないものを選びます。
そして、夜。お米は一切食べませんでした。おかずばかりです。しかも、野菜とこんにゃく中心です。生の野菜サラダを塩で食べます。これは、タップリ食べても大丈夫です。
こんにゃくは、酢味噌を少しつけるか、わさび醤油で食べます。これだけです。肉・魚をはじめ、その他のものは、まったく食べません。ジュースも飲みません。お茶か水です。ガムさえ噛みませんでした。
こんなダイエット法を書くと、栄養士は怒ることでしょう。からだに必要な栄養がまったく摂れていないとか、からだを壊すとか。確かにムチャな方法だとは思います。私も若かったので、病気にもならずに済んだのでしょう。
でも、栄養がどうだこうだと言っていて、やせられるはずはありません。健康的なダイエットなんてありません。太っていること自体が不健康なんですから、元に戻すには、多少不健康な方法も必要になります。
が、しかし、私のこの方法は極端ですので、もう少し優しい方法で行ないましょう。食べる量が少な過ぎるのです。運動量が多いので、食べる量は2倍以上は摂る方がいいでしょう。運動量も半分でいいかもしれません。あまりのムリは、からだを壊します。この方法は本当に危険ですので、話半分で聞いてください。
それと、特に女性は、貧血や便秘、めまい、生理不順、摂食障害などが心配されますので、充分に注意してください。サプリメントで不足分の栄養素を補ってください。最近は、サプリメントも安くなっていますから、どんどん活用した方がいいでしょう。
この17kg減量から、十数年。ダイエットの心配もなく、好きなものを好きなだけ食べ、幸せに過ごしていました。
しかし、ガ〜ン!中年になってくると、やはりです。自分は大丈夫だと思っていたのに。お腹が出てきました。
ある日、礼服を着る必要があり、出して着てみると……。え〜〜〜〜〜っ。キ・ツ・イ、ズボンが。しゃがめません。かがめません。破れそうです。ショックぅ〜。
その時は、仕方なく別のスーツを着ることにしました。他のズボンもはいてみましたが、すべて、キ・ツ・イ。
やるしかありません。普通ならサイズの大きな礼服を買いに行くのでしょうが、貧乏な私には、そんな余裕はありません。なんとか、今ある礼服が入るようにならなくては。
他にも、あまりはいていないズボンが7、8本もありました。これは、もったいないことです。そこから、ダイエット第2ラウンドが始まりました。
『1ヵ月4kg・3ヵ月8kgダイエット』
もう歳です。前回のようなムチャはできません。あまり片寄ったことをすると、病気になります。そこで、テレビで見たことのある方法をアレンジしてやりました。こんな方法でやせられるのかなぁ、と疑っていたのですが、見事成功しました。
1ヵ月後体重計に乗ると、71kgあった体重が、67kgになっていました。4kgもやせています。前回のような苦しい思いもせず、ラクラクだったのです。こんなに簡単でいいのかと思いました。
実は、始めてから1ヵ月は体重計には乗りませんでした。なぜ、そうするかと言うと、途中で乗って、減っていなかったらやる気がなくなるでしょ。そんな経験は、あなたにもありますよね。だから、1ヵ月待ったのです。突然4kgもやせていたら、うれしいでしょ。
それから2ヵ月ほど続けて、また体重計に乗ると、63kgになっていたのです。合計8kgの減量に成功したのです。これで、終わりにしました。
でも、身長175cmで63kgは少ないので、2kgほど肥るようにしました。そして、現状65kgで維持しています。
この減量で、私に変化が起きました。もちろん、見ためはよくなりました。顔は直りませんが。
以前の健康診断で、高脂血症、多血症、糖尿病の疑い、および脂肪肝の症状があったのですが、減量後の診断では、そのすべてが消えていたのです。やりました!!!
中年の病気の心配がなくなったのです。これは、大きな成果です。むろん、礼服やズボンは入るようになりました。
それでは、その方法を。
実にシンプルな方法です。面倒なこともなく、ストレスもありません。
『プチ我慢ダイエット』別名「幼稚園弁当ダイエット」
朝食は、コーヒー1杯です。飲み物は、何でもかまいません。
昼食にポイントがあります。幼稚園児が持って行くような、小さなお弁当箱に、普通のお弁当を詰めます。もちろん量は、幼稚園児用の量です。それだけしか入りませんが。
どれほど小さいかがわかりますか。小さなお子さんがいる方はわかりますよね。知らない方は、お店で見てください。もしくは、実践するなら、100円ショップででも買ってください。
作るのが面倒なら、前の日の残りをおかずにすれば、簡単です。卵焼きとウインナーだけでもいいでしょう。量が少なくて淋しいかもしれませんが、お弁当のカタチになっていることで、満足感があります。みんなお弁当好きですから。
そして、夜がうれしいのです。好きなものを好きなだけ食べましょう。えっ!ウソ!そんなことして大丈夫?と思われるでしょうが、心配いりません。
最初のうちは、バカバカ食べられるのですが、2、3日経つと、序々に食べる量が減ってきます。それは、お昼のお弁当に理由があります。
満足感があるものの、やはり、量が非常に少ないので、お腹のすいた状態が長く続きます。でも、夜までは我慢しているので、何日かすると、その状態に慣れてきます。胃が小さくなっていくのです。
すると、夜おもいっきり食べたくても、入らなくなってきます。でも、満腹になりますので、満足感はあります。これを続けていると、夜食べる量がものすごく減っていくのです。
お昼が少なくても、夜好きなだけ食べられるので、我慢ができます。我慢するストレスが少なくて済みます。よって、長続きするのです。私は、その結果、ムリなく8kgの減量に成功しました。
いかがでしたか、私のダイエット法は?あなたには、2つ目の方法をおすすめします。ストレスなくやせられます。
やせれば、健康が待っています。幸せが待っています。
もう、できない理由を口にするのはやめましょう。絶対にできます!
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