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売れるマーケティング戦略

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#おいしいお店

【食のビジネスモデル検証Vol.2】『のり弁当』に学ぶ、売れるメニューの作り方。

厳しい社会情勢でありながら、飲食業界においては、 次々に繁盛店が誕生し、行列ができています。 しかし、一見活況を呈しているように見えますが、 その数倍のお店が毎日閉店し、姿を消しています。 また、行列のできているお店であっても、 突如閉店ということもよくあります。 生き残るお店と消え去るお店では、 何が違うのでしょうか。 この疑問の答えは、永続的に食ビジネスに携わる 会社・商店の秘密を探れば、わかります。 事例をここに記しますので、解析してみてください。 きっと、

商人魂(繁盛事例):お弁当を2個買うと、もう1個お弁当がついてくる!?

デカ盛りで激安。 そんなお弁当屋さんが神戸市にあります。 テレビ局やユーチューバーが取材に来るほどの有名店。 とにかく量が多くて、安い。 しかも、種類が豊富。 正確にはわからないものの、100種類は超えています。 それだけではなく、 トッピングなどの組み合わせを替えると、 約9700種類にもなると言います。 お店を遠くから見てもわかるのですが、 店舗にはほぼ全面に、 お弁当の写真と説明が貼られています。 かなりド派手で、目立っています。 注目度は抜群です。 トン

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商人魂(繁盛事例):ハワ恋夫婦の惣菜店に並ぶものは?

常夏の楽園、ハワイ。 その独特で開放的な空気に魅せられる人は多く、 日本にいても“ハワイ中心”の生活をしています。 東京都中央区月島で惣菜店を営む店主もそのひとり。 いや、奥さんも同じく、ハワイマニア。 夫婦揃って、ハワイに恋し、何度も足を運んでいます。 営業する惣菜店も、 実はハワイのローカルフードを売るお店です。 店主がハワイで惚れ込んだ「ポキ」を中心に、 ロコモコ丼やガーリックシュリンプ、モチコチキン、 スパムむすび、オックステールスープ、アヒフライ、 マカロ

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商人魂(繁盛事例):母娘が受け継ぐ、亡き主人から病床で聞き書きした、洋食レシピ。

ハンバーグ、ビーフシチュー、 ポークソテー、ロールキャベツ……。 東京都板橋区に、正統派の洋食が食べられるお店 「AIDA(あいだ)」があります。 テーブル席には、 ギンガムチェックの赤いテーブルクロスが掛かっている、 これぞ洋食屋という雰囲気。 老舗洋食店「つばめグリル」から独立した 店主が営んでいました。 そう、過去形なのです。 4年前、店主の間宮透さんが亡くなってしまったのです。 58歳。 まだまだこれからという時の悲劇です。 2011年にオープンし、苦労

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商人魂(繁盛事例):大手に勝つ!地域密着型スーパーの「高くても売れる!」戦略とは?

いま、「イオン」や「セブンイレブン」が、 日本の隅々まで、勢力を拡大しています。 失礼ながら、“ド田舎”と言われる場所にまで、 お店が存在します。 地方の人間にとっては、夢のような出来事。 テレビや雑誌で紹介されたものが手に入るのですから。 そこで困るのが、地方のスーパー。 同じようなものを売っていても、 大手の方が安くなっています。 しかも、地方のスーパーには無いものも たくさん売られているので、 お客さまには魅力的です。 現状のやり方を続けていれば、 近い将来

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商人魂(繁盛事例):妻を亡くしたパン屋さんを奮起させたのは、お客さまからの寄せ書きだった。

東京都のとある場所に、 52年に渡って、 お客さまに愛され続けているパン屋さんがあります。 87歳のおじいちゃん店主と その娘さんが切り盛りしています。 クリームパンと コッペパンを使った9種類の惣菜パンがメインで、 全20種類の商品を販売しています。 コッペパンは、「焼きそばパン」「カツサンド」 「たまごサンド」「サラダサンド」 「ピリカラチキンサンド」など。 お店は、昔ながらの下町庶民派のパン屋さん という佇まいです。 お洒落や流行とは無縁ながら、 地域の人びと

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商人魂(繁盛事例):衰退する農業を復活させるのは、「支援」ではなく「自立」。

農業人口が毎年減少し続けています。 従事者の高齢化及び後継者不足により、 耕作放棄地も増えています。 農家の平均年齢は67歳。 その中で、10〜20代の人はわずか1%。 このままでは、 日本の農業は危機的状況に陥ってしまいます。 政府や地方自治体も取り組んではいるものの、 就農支援など、あくまでサポートのみで、 積極的に改革する策は持ち合わせていません。 この先、農業国ではなくなり、 輸入に頼るようになってしまうのでしょうか。 そうなることは避けなければなりません

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商人魂(繁盛事例):元ホームレスが切り盛りする、50円おにぎり食堂。

人は悩み、人はさまざまな事情を抱えて、 時にはホームレスに身をやつすこともあります。 その迷宮から抜け出すことは容易ではなく、 何度も自分と戦い、傷だらけになりながら、 そこで力尽きてしまう人がたくさんいます。 しかし、中には奮起し、社会復帰を果たす人もいます。 愛知県名古屋市のある区役所の一角に、 おにぎりや惣菜を50円で販売するお店があります。 このお店の主も、 ホームレスから這い上がったひとりです。 学校卒業後、28歳まで会社勤めをしていましたが、 働きづめで

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商人魂(繁盛事例):絶滅!? 屋台ラーメン。真夜中の小さな幸せは、いつまで続く?

飲みに行った後、残業の帰り、眠れない夜。 ラーメン屋台の灯りを見つけたり、 チャルメラの音を聞くと、なぜか嬉しくなったものです。 夜遅く食べることは、ほんの少し罪悪感はあるものの、 独特な楽しさがあり、その魅力を一度知ると、 もうやめられません。 また、屋台のラーメンは、 専門店や町中華のそれとは違い、 屋台でしか味わえないものです。 しかも、夜中に食べることが多いので、 美味しさも倍増します。 誰もが知っている、この屋台ラーメンが…… と言いたいところですが、 若

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商人魂(繁盛事例):シュークリームおじさんの行くところに、子供たちの笑顔がある!

大阪・十三(じゅうそう)に、 「シュークリームber」というお店があります。 新しいカタチのシュークリーム専門店なのか。 それとも、シュークリームを肴にお酒を飲む、 若干変態的酒場なのか。 答えは、後者。 オープンのきっかけは、ひとりのおじさんが 趣味で作り始めたシュークリームを売るため。 しかし、普通のシュークリームではありませんでした。

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【売れるマーケ】隠れているニーズ・ウォンツを探し出せ!

子ども連れで、居酒屋さんを利用する人が増えています。 お父さんは、お酒を飲みながら、肴をつまみ。 お母さんは、変わった料理を楽しみ。 子どもたちは、数多くのメニューから、 選ぶことを楽しんでいるようです。 旧来の赤提灯的居酒屋さんに、 子どもを連れて行くことは躊躇します。 しかし、最近のチェーン店は、明るくお洒落で、 女性や子どもが喜ぶメニューも豊富に揃っているので、 ファミリーレストランの代わりとして、 気軽に利用できます。 こうした居酒屋チェーンは、 「家族での利