みんな「天職」に選ばれる時が来る
天職に「呼ばれる」って？
以前、本の編集をしている友人・斎藤さんと話をしていた時、彼がこんなことを言っていました。
「例えば、家に引きこもって毎日ぼーっとテレビばかり見ている若者がいる。彼は世間に対して何も与えていないのか？
では、もし彼がテレビ局に就職することになったら、どうだろう？そこで卓越した才能を発揮して、すばらしい番組を次々に世に送り出すかもしれない。ひたすらぼーっと見てきたテレビが糧となり、実を結ぶかもしれないのだ。
そんなふうにして『神様から呼ばれた』時、それまでは役に立たなかったことが、実はとても役に立つことだったということは、往々にしてありうる。
英語で天職のことをcallingというが、これは『神様から呼ばれた』という意味。たしかに、どんな分野であれ、第一線で活躍している人の話を聞くと、小さい頃からその仕事に憧れていたという人は意外に少なく、思いもしなかった運命のいたずらで、その職に就いたという人が多い。
『まさに神様から呼ばれた』のだ」
私はこの話を聞いて、感動したのです。そして、自分に置き換えてみると、私は、マナーの神様に呼ばれたとしか思えなくなりました。
幼いころから、マナーや言葉遣いなど厳しくしつけられて育ってきたこと。昔からオシャレが好きで、素敵な女性になるためにいろいろな研究をしてきたこと。
それが、マナーや自己プロデュースなど、人を多角的に磨き上げる今の仕事につながっているからです。
学生時代に、本読みと作文があんなに苦手だったのに、今では人前で話す仕事をし、マナーや話し方を教育する会社を経営し、本や雑誌の執筆もこなしています。
マナー関連の仕事依頼が増え、私自身もマナーについて勉強をし、専門知識が増えていく毎日。普通に考えたら、あり得ないことです。
これはもう、「マナーの神様が私を呼んでくれた、天職に就いたんだ」と考えたほうが納得しやすいのです。
呼ばれたのだから、私がこの分野で成長できるように、いろんなチャンスを与えてもらえるのだと思うのです。
私の勝手な思い込みだとしても、呼んでもらえた以上、その分野の仕事で一流にならなきゃ！
自分ができる精一杯の努力をして、一緒に働いてくれている仲間たちと協力し、世の中に貢献できる完璧な仕事をしよう！私はそう思っています。
人には誰にでも、生まれてきた意味や役割がある
天職がいつあなたを呼んでくれるか、わかりません。今、ただぼーっと何かをしている人、夢に向かって動いている人、好きなことに全力で取り組んでいる人…いろんな人がいるでしょう。
でも、きっと突然、天職に呼ばれます。
いつ？ それは誰にもわからない。
私はこの世にいる全員、生まれたことには意味や役割分担があると思っています。また、すべての人に天職があると思うのです。
ただ、その天職の呼んでいる声が聞こえない人が多いだけ。だから、仕事は辛くて面白くないと思っている人が、世の中にあふれているのでしょう。
これは、とても残念なことです。
そうならないために、まず「私は何のために、ここに存在していて、このことをしているのか？」を冷静に考えること。
そして、自分の心の声に、耳を澄ませることが大切です。そうすれば、きっと天職が呼んでいることがわかってくるはずです。
ちなみに、天職に就いたと思っている私は、お盆と正月以外、ほとんど休みなく仕事をしています。でも、辛いとも苦しいとも思っていません。むしろ、休むのがもったいないくらいなのです。
それは私が、この仕事を好きだから。一緒に働いている仲間が好きだから、生徒さんたちの成長が嬉しいから、常に仕事が楽しいのです。
私の会社の仕事がきっかけとなり、多くの人たちが磨かれて輝き出し、夢が実現し、笑顔が増えることが何より幸せなのです。
あなたにしかできない、好きなことを探してみて
どんな仕事でも、そこから多くのことを学べるし、それが好きな仕事ならさらにイキイキ、ワクワクしていられます。自分の仕事によって、たくさんの人の役に立てていることも実感できるのです。
また「好きこそものの上手なれ」で、仕事が好きだと、どんどん新しい発見ができるし、向上心も手伝って、上達や成長が早くなります。
好きな仕事をすることで自分を磨くことができて、自信やチャンスが増えてくる分、キレイにもなれるのです。一日の約三分の一（八時間）を費やす仕事で、自信と幸せを手にできるなんてお得でしょう。
こんなに良いことがいっぱいあるから、私は、「仕事って楽しい！」と心底思っているのです。
あなたにも、あなたにしかできないことが必ずあります。それを見つけて、その独自の力を社会に役立ててください。あなたの力を必要としている人が、きっとたくさんいるはずです。
そのためにも、一日一日を大切にして、明るく楽しく一生懸命に生きていきましょう。今のあなたが、未来の素敵なあなたにつながっているのですから。
⏬プロフィール 井垣利英（いがきとしえ）☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで
⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英（いがきとしえ）【私の仕事】プロとして大切なこと
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ちょこっとマナー＆プラス思考を伝えて、日本中を、明るい笑顔でいっぱいにしたい！ 夢と自信をもって、多くの人たちがキラキラ輝いて生きられるように☆ 心が明るく、軽くなる記事、動画をアップし続けます。これからも、 一緒にワクワク笑顔を増やしましょう。ご縁に感謝。