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ウィズコロナの伊勢神宮参り。手水舎の【新しいマナー】と楽しみ方

人材教育家でマナー講師の井垣利英です。20年10月から東京も参加して『Go To キャンペーン』が始まります。ずっと行かずにガマンしていた旅行をする人も、少しずつ増えてきたので良かったです。

今の不安な気持ちをおはらいしてもらったり、お願い事をしたくて神社に行こうと計画している方もいると思います。今回は、日本の守り神・伊勢神宮のウィズコロナ【新しいマナー】を紹介します。県をまたぐ移動が解禁となった20年6月に、私たちが参拝した時の様子を書きます。

◆静かな伊勢神宮で心身が清められる

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私は名古屋出身で、三重県伊勢市にある伊勢神宮には、生まれる前から初詣でなどで参拝しています。年に2~3回行く年もあるなど、なじみ深い神社が伊勢神宮です。この場にいるだけで、すでに心身が浄化される気がします。☆写真:12年10月の伊勢神宮内宮

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伊勢神宮は、『外宮(げくう)』と『内宮(ないくう)』があり、『外宮』から参拝するのが正式とされています。上の写真が20年6月の外宮。

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こちらがウィズコロナ20年6月の内宮です。朝8時前くらいですが、こんなに人がいない静かな内宮は、生まれて初めてでした。私たち家族以外、ほとんど人がいません。おかげでとてもゆっくり、お参りが出来ました。天照大御神様にも、押し出せて、しっかり覚えて頂けたと思います(笑)

16.07伊勢神宮→熊野大社 018

ちなみにこの写真は、16年7月の伊勢神宮内宮。この日は朝7時くらいの参拝ですが、すでに、これだけ人がいます。お正月は、参道からこの階段までびっしり人がいて、階段の下から上に上がるのに、一時間以上かかります。

◆手水舎(てみずや)もコロナ対策

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参拝の前に、手水舎(てみずや)で手と口を清めます。その手水舎に、上の写真の通り看板があり「新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当分の間、ひしゃくを用いてのお手水をご遠慮いただいております」と書いてありました。

◆本来のひしゃくを使った手水舎のマナー(作法)

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ここでちょっと、おさらいです。ひしゃくを使って手と口を清める(洗う)方法を紹介します。

1.右手でひしゃくを持って、水をたっぷりくんで、まず、左手を清めます

2.左手にひしゃくを持ちかえて、右手を清めます

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3.またひしゃくを右手に持ちかえて、左手で水をすくって、水を口に含み、軽くぶくぶくします。その水は、口元を手で隠して、下に出します  ※ひしゃくに直接、口をつけるのはNG

4.再度、左手を清めます

5.ひしゃくを立てて、残った水でひしゃくの柄(え)=持ち手を洗います

6.元の位置にひしゃくを戻します

◆ウィズコロナの手水舎【新しいマナー】(作法)

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ウィズコロナの手水舎の【新しいマナー】は、ちょっと分かりづらいですが、周りの木の枠に穴があり、その穴からチョロチョロと水が出ています。この水で手や口を清めるのです。

これは、不特定多数の人がひしゃくを持つだけでなく、ひしゃくに口をつける人もいるため、コロナ対策で新しい方法が取られているのです。  

※正式にはひしゃくから手のひらに水をくみ、手のひらの水で口を清めます。ひしゃくに直接、口をつけません。

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1.ひしゃくがないので、ちょっと出ているお水でこのように手を清めます

2.手に少し水をすくいます  

3.水は口を湿らせる程度で、水を唇に当てます

4.再度、手を清めます

ウィズコロナでは、唾液の飛沫が感染の一番の原因とも言われるため、その唾液を吐きだすのは避けることが大切です。そんな理由から、上記のような手水舎の【新しいマナー】をオススメします。

◆ご祈祷(ごきとう)は停止

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このような案内が貼られており、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として「ご祈祷(御神楽・御饌)は停止。ご朱印帳への記帳は休止し、ご朱印紙(書き置き)のお渡しをさせて頂きます」とありました。

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いつも伊勢神宮へ行くと、必ず神楽殿でお神楽をして頂いています。初詣での時は、神楽殿は数百人の人がぎっしり畳の上に座ります。隙間風が入るとはいえ、三密になっています。 ☆写真:19年11月の神楽殿

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残念ですが、ウィズコロナで三密をさけるために、ご祈祷の停止は仕方ないです。20年6月の神楽殿は、こんな風にコーンが立てられ、近づくことも出来ません。左がご祈祷の申し込み窓口ですが、ここにも人がいません。

◆ご朱印は、書き置きのお渡し

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上の写真は、伊勢神宮内宮で販売しているオリジナルのご朱印帳とご朱印帳を入れるきんちゃくです。私だけでなく、神社参りの記念として、ご朱印を頂くのが楽しみの人も増えています。このご朱印ですが、ウィズコロナの20年6月現在は・・・

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ウィズコロナで出来るだけ人との接触をさけるため、あらかじめご朱印が書かれた紙を、窓口で渡す対策が取られています。家に帰ってから、頂いたご朱印紙をご朱印帳に貼りました。

◆清らかな空気と五十鈴川は変わらない

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伊勢神宮の清らかな空気とそこに流れる五十鈴川の美しさは、何も変わっていません。

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この五十鈴川の穏やかな景色を見ているだけでも、心身が癒され清められていきます。コロナで硬くなった身も心も、やわらかくなっていきました。どれだけ人間たちがあたふたしていても、豊かな自然は無関係にどっしり構えています。

大切なあなたの心身を癒すために、気になる場所へ出かけてみてください。きっとステキな発見がありますよ♪

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ちょこっとマナー&プラス思考を伝えて、日本中を、明るい笑顔でいっぱいにしたい! 夢と自信をもって、多くの人たちがキラキラ輝いて生きられるように☆ 心が明るく、軽くなる記事、動画をアップし続けます。これからも、 一緒にワクワク笑顔を増やしましょう。ご縁に感謝。