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着物をワンピースにリメイク。大切な思い出が力をくれる

人材教育家でメンタルトレーナー、マナー講師の井垣利英です。突然ですが・・・

タンスに眠っている着物はありませんか? 

七五三や成人式に着た着物は、どうしていますか?

私は、そんな着物をワンピースに作り変えてもらって、大切な思い出を着るようにし始めました。今回は、着物リメイクをお願いしたきっかけや、実際に着物ワンピースを『勝負服』にした理由を書きます。

◆年中行事の動画撮影で、10分間のトークの収穫☆

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2021年3月初旬に地元・名古屋で、年中行事に関する動画の撮影がありました。年中行事の専門家としての私のインタビューと、年中行事に関する再現ドラマの立ち合いのため参加しました。

その動画の撮影で、もうお一方専門家として、婚礼文化研究家・鈴木一彌(ひとみ)さんがいらっしゃっていました。私と鈴木さんとは、初対面。その撮影で入れ違いだったので、ほんの10分ほどお話ししただけでした。

◆「七五三のときの着物なんです」に感動

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カメラ小僧の私は、鈴木さんと出会った記念に一緒に写真を撮ってもらいました。

そのとき、撮影スタッフの方が「鈴木さんが着ているワンピースは、七五三の時に着た着物なんですよ~!」と言われました。

鈴木さんいわく「七五三の時の着物を、ワンピースにリメイクしたんです。この仕事をしているから、着物ワンピースを着ているだけで話題ができるでしょ♪」と!!

私はそのお話を聞いて、ステキなアイデアだわと感動しました。

◆良いと思ったら「すぐ」マネをする!

その撮影日の夜、早速、着物リメイクについて検索をしました。何人もの着物リメイクをしている人たちが出てきましたが、私のセンスに合う人は数名でした。

私とセンスが合って、費用もお手頃感があり、書いている文章から「誠実な人柄、仕事ぶり」だと感じた人を選んで、すぐに連絡を取りました。

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そして名古屋の実家から東京に持ってきている着物の中から、着物として着るより、ワンピースにした方が良いかも?! と思える候補の着物を選んだのです。

◆経営者勉強会『盛和塾』の司会で着た、思い出の着物をワンピースに

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私は15年間、稲盛和夫氏(京セラ名誉会長、日本航空名誉会長)が主宰する経営者勉強会『盛和塾』でお世話になり、光栄にも稲盛氏の講演会で司会を担当してきました。2019年12月で盛和塾は、幕を閉じました。

毎回、私は稲盛氏のリクエストで、着物で司会をしていたのです。

たくさんの楽しい思い出がある盛和塾がなくなって、とても淋しいです。ただ、盛和塾の司会で着た着物は、タンスに眠ったまま。そこで!!

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盛和塾の司会で、稲盛氏にほめて頂いた着物の中から、着物ワンピースにリメイクする着物を選びました。

◆幸せな思い出を一緒に、着物ワンピースで着る

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選んだ一枚が、こちらの花柄の着物です。私が中学生の頃に仕立ててもらった着物で振り袖(ふりそで)なのです。さすがにもう、これは着物としては着られない!

そこでこの振り袖を、着物ワンピースにリメイクしてもらうことにしたのです。完成した着物ワンピースがこちら♪

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分かりやすいように、着物姿とワンピースのビフォー&アフターを載せます。素敵でしょ♪

こうして着物ワンピースにしたことで、盛和塾での楽しい思い出や、稲盛氏にかけて頂いたお言葉の数々を一緒に着ることができるのです。

◆一度も袖を通していない着物も、ワンピースに

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この蝶々の着物は、仕立ててから一度も袖を通すことがありませんでした。

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袖のしつけ糸がついた新品のまま40年以上、タンスに眠っていたのです。

◆タンスの肥やしも、両親の愛情いっぱいの着物

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この蝶々の着物は、ノースリーブのワンピースと、ノースリーブのブラウスの2枚にリメイクしてもらいました♪

蝶々の柄が上手く胸のところに来ているので、ジャケットを着ても、ちょうど良い感じで柄が出るのです。これも、リメイク担当者のセンスですよね。

◆着物職人、両親などたくさんの温かい思いを着る

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先日、ある企業様の撮影があり、蝶々の着物ブラウスを『勝負服』として着て臨みました。この着物ブラウスを着ていることで、多くの人たちの温かい応援をもらっている感じがしたのです。

40年以上前、この着物の絹糸をつむいでくれた人、絹糸を着物生地に織ってくれた人、生地に模様をつけてくれた人・・・数えきれない職人さんたちの力が、この一枚の着物に込められているのです。

そしてこの着物の反物を買って、仕立ててくれた両親。今は亡き父の温かい思い、娘への期待なども、この着物に託されています。改めて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

◆まとめ。大切な思い出は、目に見えない大きな力をくれる

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日本の美しい伝統文化、大切な財産として、着物は着たいと思います。でも、簡単に着ることができないので、中々、着物を着る機会がないのも事実・・・

そんな大切な日本の宝である着物を持ってるのに、タンスの肥やしにしていては、本当にもったいない。

今回、着物リメイクをして、着物の価値をよみがえらせることができたと思います。

着物側だって、タンスで寝ているより、ワンピースに変わっても、風にあたって気持ちが良いだろうし、人に見られて「キレイだね」と言われた方が嬉しいに決まっています。

井垣・七五三

次は、名古屋の家にある七五三の時に着たこの着物を、リメイクしたいと思っています。子どもの頃の大切な思い出は、自分の身にまとうことで、目に見えない大きな力をくれるはずだから。


ちょこっとマナー&プラス思考を伝えて、日本中を、明るい笑顔でいっぱいにしたい! 夢と自信をもって、多くの人たちがキラキラ輝いて生きられるように☆ 心が明るく、軽くなる記事、動画をアップし続けます。これからも、 一緒にワクワク笑顔を増やしましょう。ご縁に感謝。