マガジンのカバー画像

極楽浄土は何処にある

23
決してふつうにはなれない性自認やフェティシズム、執着、書く事などについて終わりなく考え続ける煩悩まみれ私小説的七割ぐらいはフィクションエッセイ
運営しているクリエイター

#PlasticTree

僕の耽美主義について―美意識のバリエーションを抱きしめながら

僕の耽美主義について―美意識のバリエーションを抱きしめながら

■有村竜太朗と水野ギイと首藤義勝の容姿が好きバンドマンの容姿の話って、なんとなくしづらい。
“顔ファン”なんて言葉も存在するぐらい、彼等の顔、ないし見た目はタテマエ上、あまり重視されてはいない。そもそもがモデルさんや役者さんのように、見た目が最も大きな役割を持つ職業でもないわけだし、究極論清潔感ゼロの髭モジャふくよかダンディだってイイ音楽やってりゃカッコよく見えるしいつかは売れる。
でも正直、ミュ

もっとみる
地上の浄土と信仰のような何か-五月、Plastic Tree『doorAdore』東京公演を観に行った[3]

地上の浄土と信仰のような何か-五月、Plastic Tree『doorAdore』東京公演を観に行った[3]

([1]はこちら→地上の浄土と信仰のような何か[1])
([2]はこちら→地上の浄土と信仰のような何か[2])

プラのライブに行くようになってゆうに五年は超えた。四捨五入すれば十年ぐらいにはなるだろう。

それでも「来年しれっと二十五周年になる(by正さん)」彼等のロックバンドとしての人生の半分も知らない自分が彼等の成長や変化を語るのはおこがましい限りだが、僕がライブに行くようになった十年近く前

もっとみる
地上の浄土と信仰のような何か-五月、Plastic Tree『doorAdore』東京公演を観に行った[2]

地上の浄土と信仰のような何か-五月、Plastic Tree『doorAdore』東京公演を観に行った[2]

([1]はこちらから→地上の浄土と信仰のような何か-五月、Plastic Tree『doorAdore』東京公演を観に行った[1])

サブカル野郎としては憎たらしいぐらいベタに、僕は以下の街を愛好している。

下北沢、神保町、原宿、高円寺、そして中野。

いわゆるパワースポットと言うやつだ。

これらの街にはひとの思念が溢れかえっている感じがする。マニアックな個人経営のこじんまりとした雑貨屋、儲

もっとみる
地上の浄土と信仰のような何か-五月、Plastic Tree『doorAdore』東京公演を観に行った[1]

地上の浄土と信仰のような何か-五月、Plastic Tree『doorAdore』東京公演を観に行った[1]

仏教はもともとは何かに対する信仰という形すらない宗教であった。時代が下るにつれて開祖である仏陀、また経典に登場する諸仏や菩薩に対する信仰を帯びるようになるが、根本的には信仰対象に対する絶対服従を求める態度は持たない。
(Wikipediaより引用)

宗教の中では仏教が好きだ。

どのような信仰も宗教も思想も、誰かに迷惑をかけるような事さえなければ自由に尊重されるのが真の民主主義なのだろうと思うの

もっとみる